2006年4月30日(日)晴れ
あ~ん、秘書愛用のeMacがぷっつんしました。近頃に珍しく、長~い日記を書いている最中でした。4月27日のことでした。
システムをチャラにして総入れ替えしなければどうにもなりません。あ~ん、あ~ん・・・
一大決心をしてディスクをまっさらにしてぜ~んぶ入れ直し。もう何回もやってるからやり方はわかってます。ただひたすらインストールするのみ時間の経過を待つのみ、インストールが終わると立ち上がるユーザー登録も何度目やら。不正インストールしてると思われやしないかしらん・・・
インストールが終わったら即アップデートが始まりまして、それからそれから写真屋さんや図案屋さんや版下屋さんや曲芸師や物書きや転送屋や病原菌退治屋やらどっさりインストールしてそれぞれアップデートして、そうそう、生で行け(GoLiveだよん)も入れて、ああしんど。
版下屋さんのアップデートがうまくできませぬ。以前は問題なかったのに、~~がないのでインストールできません、と勝手に終わっちゃってるです。おいおい、秘書はいわれた通りにアップデートファイルを落として解凍してるだよ、途中で何も抜いてねえだよ、言いがかりをつけるんかい・・・
なんどやっても駄目なので、版下屋さんをアンインストールしました。マックの場合はファイルフォルダをゴミ箱にポイしちゃえばいいんです(確か・・・)。
バックアップしておいたデータを元に戻した書類入れにも要らないファイルやフォルダがどっさりありまして(バックアップする前に消しとけや)ついでにぽいぽいっ、気がつくとゴミ箱がいっぱいです。ここいらで空にしましょう。どりゃっ。
へっ? 使用中だから捨てられないファイルがあるですと? なんも使っとらんぞなもし。
ゴミ箱をあけてみましたら、お引き取り願ったはずのインデザイン様のお助けファイルフォルダでねえか。絶対使っとらんぞなもし・・・ とここからが無限地獄の始まりでした。
なんとしてもヘルプフォルダが捨てられません。何の気なしにホームページ用のフォルダを開けてみましたら、あらら、ここにも問題のヘルプフォルダのコピーがあります。むむむ。
捨てられないのはアクセス権の問題かしら? とアクセス権を修復しても駄目。はれ?
とここで開いたのは、MacOSX 至高のTips集。お世話になったからばらしちゃうけど、毎日コミュニケーションズの本です。そこで「rootユーザー」なる概念を知りまして、早速実行。結論から言うと、rootユーザーでも駄目だったんですけど。なぜかと言うに「ファイルにロックがかかってた」から。
あっ、そう。ならロックを外しましょう。
と、そう簡単に話が済むよなら、秘書の生まれは不幸な星の下じゃございません。ここに至るまでに、問題のヘルプフォルダを別ディスクに移動を試み、rootユーザーに送りつけようとしたりして、その度に移動じゃなくてコピーされていって、それでなくても1フォルダに1000以上のロックファイルが入ってるっちゅうのに、どんどんコピーが増えていって・・・
外しましたよぉ全部手作業で。なのに、途中で外せないファイルが出現しまして、それはアクセス権の問題で・・・ああっ(秘書ぷつん)・・・ここでrootユーザー様にお出まし願って、根こそぎいたしました。約1日、eMacにもてあそばれた秘書でした。
2006年4月29日(土)雨と曇り
お買い物帰りに花屋さんをのぞきましたら、いろいろな花の苗が1個105円で売ってました。少々くたびれているのは処分品だからでしょう。庭に移せば元気になるべ、と6個買い求めましたら、315円だそうです。
へ?
2個で105円なのでした。ならば、と秘書、欲を出します。これもこれもあれも、で10個で525円。秘書の欲望はこの程度です。代金を払おうとしたら、店のおばちゃんが「これも入れときますから」と2個おまけをくれました。「えーっありがとうございます」と秘書感激。秘書の幸せは2個分105円と引き換えです。
2006年4月28日(金)晴れ?
真相の深層を深窓にて新装中(秘書、ぶちぎれてるだけざんす)。
2006年4月27日(木)雨と曇り
昨日夜中に秘書はスコップと懐中電灯を持って庭に向かいました。穴を掘って死体を埋めて犯罪を隠蔽するためです。深い穴を掘ります。犯罪が発覚するのは、死体を埋めた穴が浅くて、大雨に流されたり獣が掘り返したり時間の経過と共に堪え難い臭いが立ち上ったりするからです。深~く深~く掘って上に木でも植えてしまえば分かりゃしません。さあ、掘りましょう。掘って掘って掘りまくりましょう。地球の裏側はブラジルです・・・
というのは下らないテレビドラマの見過ぎです。
3日前に買った花の苗を植えたのでした。朝やろうと思って毎朝どたばたして忘れまして花がしおれかけて焦ったのでした。せっせと穴を掘ってお水をまいて、ふう、実労働は気持ちがよいものです。
で、今朝出勤しながら気がつきました。暗いところで土いじりをしたもので靴が泥だらけになってます。お前はどこの山の中から出てきた狸じゃい、というくらい汚くて、秘書少々恥ずかしいです。
昔、秘書が田舎で子供をやっていた頃、雨が降ると長靴を履かされました。小学生くらいですと、お友達はみな近所のガキでしたから、皆そろって長靴でしたので何の問題もありませんでした。
中学生になると学区が広がって、田んぼのど真ん中から通う秘書人とは別種の、洒落た住宅街から通うお上品人が出現しましたが、中学校そのものが田んぼの真ん中の新設校でしたから、これまた雨の日は長靴の勝ち。
高校生になると、全県一学区という恐ろしい時代でしたから(いつのことだ?)、本物の山の手の方々と同級生になりまして、学校そのものも山の手の伝統校でしたから、皆さん雨の日でも革靴がよく似合いますが、それは山の手の住宅から山の手の学校に通う人たちの場合でして、秘書みたいな外れの田んぼの中からは、ぬかるみ泥んこ水たまり時に大穴がありまして、やっぱ長靴を履くしかありませんでして、それで学校へ行けば、皆さんお上品ですから「まあ大変ですこと」と笑顔で迎えて下さいましたが、中には本心からそう言って下さる方もございましたが、たいていが内心(田舎者ですこと、ぶっ)でした。
で、何が言いたいかというと、いたく心の傷ついた秘書はそれからは長靴が大嫌いになりまして、今秘書んちにはブーツというものはあるけれど長靴というものはありません。この状況を英語に訳す時はどうしたらいいんでしょうか。
(雨の日に履くのは rubber boots ですってよ)
2006年4月26日(水)晴れ
貧乏暇なしとは秘書のために作られたような慣用句であります。気がつけば本日も朝からじーっとパソコンの画面にへばりついてて、周辺機器みたくなってます。頭のてっぺんからコードをずるっと引き出してUSBポートにつないで微弱電流を供給して頂いて、せっせこせっせこ組版に励みます・・・
巷は春満開なのに、この侘しさは何でしょう。ずずずっと渋茶をすすって、あ、いけね、キーボードに垂らした・・・(セーフだったよん)。えーと、渋茶をすすって日本伝統の文化体系の侘び寂び思想に染まって・・・違う、浮き世の楽しみを横目で眺めて薄暗い社内でちまちまと・・・言ってるだけで底なし沼に沈んでいきます。
この春、団地の庭の隅っこに専用スペースを(貸して)頂きました。せっせと耕して肥料を撒いて農作業に励んで・・・はいけないそうです。花を植えなさいとのことです。カボチャ畑を作ろうと思っていた秘書は多いに当てが外れて、代わりにベランダで密生している草を移しました。巷では雑草とされるカタバミです。濃いピンクの花が咲いて、それはそれは美しいのに、一斉除草日には公共スペースから容赦なく引き抜かれます。
何度か除草作業に参加して秘書もようやく学習しました。それは、年寄りとは地面というものは草が生えていてはいけないと固く信じている人種である、ということです。生えてていいのは花壇の中の花屋さんで売ってるような植物だけ。
これは教育の成果、というものでしょうか。
秘書は根が貧乏性ですからきれいな花なら雑草でもなんでも好きです。どうせ引き抜かれてしまうタンポポやカタバミをせっせと専用スペースに移していますが、よそ様は牡丹やマーガレット、薔薇、その他高そうな花ばっかりです。秘書が丹誠込めて野の花庭園を作っても、ある日誰かに「何だ手入れもしないで」と睨まれて耕されてしまうのでしょうか。あんまりだ・・・
と、一人勝手に暗雲垂れ込めている今日この頃の秘書です。明日は弾けるぞ~
2006年4月25日(火)曇りのち雨と雷で晴れ
歯医者で麻酔のお注射を打たれて、効くまで待ってて下さいと言われて、ついうとうと。巷ではお昼ご飯の時間です。また、麻酔が醒めるまで御飯を食べられないのでしょう・・・・ ふっと目が覚めたら、あれっ、夜になってました。
そんな筈ありません。
来る時に、空模様が怪しいなとは思っていたのですが、歯医者の治療台で目をつぶっているうちに、皆既日食もかくや神の怒りに触れて人類は滅びるぞよ~、の真昼の暗黒と化しておりました。と、ピカッと閃光が走りごろごろどっかーん、早くも雷の季節です。
さて、この前ごりごりやった時、麻酔があまり効いてなくて呻いたせいか、今度はちと量が多いでないかい、というくらい注入して下さいまして、歯だけでいいのに唇がじんじん頬もじんじん、3倍くらいに膨れ上がってる気がします。じんじん陣地がどんどん広がって顎までじんじんしてくるんですが、あの、センセ、秘書は大丈夫でしょうか。歯の麻酔で死にたくないです。
ごりごりした後はいつも口をすすぎますが、今回は麻酔のせいでどうやっても唇の端からお水がピューって吹き出すんですけどお。歯の型を取って臨時の詰め物をして、「違和感ありますか」って聞かれましても、じんじんしてるもので、ドリルが刺さってたって気がつきやしませんですけどお。
で、麻酔注入から2時間経過した今でも、顔半分がどっかに出かけているようなんですけど。
2006年4月24日(月)曇りのち雨
お仕事、どっかん。まあ嬉し。連休潰れそ。
2006年4月23日(日)薄曇り
うふん、今日は待ちに待ったフリーマーケットよん、と浮き浮きらんらんらんでおでかけしたのに、会場はひっそり閑。貼り紙があって、雨天のため延期ですと。雨なんぞ降っておらんぞなもし。ばかあ。中止なら中止で広報車出せえ。(最近キレやすいです。)
2006年4月22日(土)晴れ
気がつけば、読まなければならない本が溜まっております。今の秘書のお題は「サイト丸ごとダウンロード」とそれに関連して「秘書の愛用パソコンを守る方法」です。ハッカージャパンを読んでおりますと、わあっ、世の中罠だらけだな、と改めて気がつきまして、そんな所を秘書はスッポンポンで通り抜けるようなマネをいたしておりました。早速パソコンの各種の設定を変えねば。
秘書が愛読していたサイトに併設の掲示板に、この間アラシ君がやってきました。それまでの投稿者はみるみるなぎ倒されて、ぺんぺん草も根こそぎにされました。アラシ君の噂は聞いたことがありますが、目の前で進行するのは初体験です。管理人のいなくなった掲示板では手が打てません。嵐が過ぎ去った(と思うんですけど)後で、皆遠巻きに眺めているだけです。
昨日21日は命日でした。秘書合掌。
2006年4月21日(金)晴れ
夜なべの反動で仕事をする気がしませぬ。ですので、久しぶりネットのお散歩をしました。
で、見つけちゃったあ。あははのおばかサイト「私の人形はよい人形」の「人形劇場」現在のお題は「え→すを狙えない」。この手のサイトを秘書は大好きです。
http://www.renge.jp/dolls/theater.html
人間はこうやってバランスを取る生物なのです。(偉そうに言いおって・・・)
さて、サイト丸ごとダウンロードの道を探してネット界をうろつきましたおかげで、少々怪しげな事情に多少詳しくなりまして、それはどういうことかというと、某ブックオフの105円本コーナーで「裏」と書かれた本を漁るのでした。
「誰も書けなかったダウンロードの裏技」「誰も書けなかったファイル交換&ダウンロード」を手に入れました。
この二つを手にして、サイト丸ごとダウンロードの方法を探る時、WindowsソフトではなくてMacソフトを探していて良かった、と秘書は思いました。だって、「ファイル交換・・・」の方には、winnyが紹介されてるんですもん。いかに素晴らしいソフトか、よ~く解説してありまして、お馬鹿秘書ならほいほいインストールしてしまいそう。もちろんウィルス対策をしっかりするよう注意書きもありましたが、ウィルス対策してても感染することがあるらしいようなことも・・・
秘書のWindowsパソコンは、内職の友ですので、怪しげなものを紛れ込ませる訳にはいかんのです。
と、書いてて思い出しました。winnyなんか入れた覚えはありませんが、入れた覚えがなくても感染するのがウィルスでして・・・? winnyはウィルスじゃないですね。でも万が一、ってことがあります。
秘書んち宅配の某大手A新聞様にwinny対策が載っておりまして、某大手S社様のwinny検出サービスのURLが載ってまして、早速秘書は新聞ごと会社に持ち込んでチェックをしました。
結果はwinnyはインストールされていないことが判明しましたが、終わりになんだか訳の分からない小窓が開きまして(このチェックサービスは全部英語でした)、終わるためには「OK」をクリックするようです。へ?と思いましたが、天下の大手セキュリティ対策のS社様です。ご信頼申し上げてクリック致しました。めでたしめでたし・・・
ところがどっこい、すぐにウィルス殺し2006が立ち上がりまして、スキャンを初めまして、あれ~、ウィルスが3個も秘書の大事なパソコンにまぎれこんでるだよ~
「trojan.dialer.xad」とか言う名前でした。(メモしてなかったので不正確)
これって、なんなのでしょうねえ~
ついでに思い出しました。秘書は某ブックオフで「裏~」の本と一緒に「ハッカージャパン」(白夜書房)も買ってきたのでした。店員からみれば十分怪しいオバちゃんです。
2006年4月20日(木)雨から晴れへ
おほほほほ。また一週間ぷっつんしたざます。夜なべ仕事に精出してましたものでヨレヨレざます。ああっ、太陽が黄色く見えるう~(アホか・・・)
この一週間に何があったか、忘れないうちに大急ぎで思い出しましょう。
4/15(土)~16(日)
秘書@田舎。行きの電車で見事にゲロッピ変身。然るべき個室に駆け込んで異物排出に努めて多少はすっきりしましたが、心持ちが悪いのでお家までいつもは豪勢にタクシーを飛ばすところを40分ほど歩いて帰りました。桜の散り残りを眺めてのテクテクは爽快ですが履き慣れない靴は足が痛いです。途中で変な看板を見つけました。
どまか?
なんざんしょ、これは。右から読むんです。日本一の「かまど」だそうです。田舎には変なものがごろごろしてます。
(2枚入れちゃったのは、左の携帯から転送した写真がブラウザで見えなかったからです。はてな? 原因は写真のファイル名がチルダを使っていたから。秘書愛用のブラウザのサファリはチルダが読めませんのです)
4/17(月)
夜なべ仕事の開始ざます。思い出すだけでも疲れます。これまで1週間あった納期がお客様の「自分だけ皆より先に読みたい」というだけの理由で半分になっちまいましたのが原因です。無茶苦茶だよ~、といっても金の出所には逆らえませんのが浮き世のお約束でございます。かくして、脇目も振らずキーボードをひっぱたく秘書。
それなのに、ああ、それなのに、編集長よ、あなたはなぜ編集長なのですか、別の名前で呼んだら変わるのですか、変わるものなら変わってもらいたい・・・と、秘書は錯乱してるのではありません。思い出すだけでも腹が立つだけです。
編集長が携帯を変えました。一人でそんな高等芸が出来る御仁ではございません。秘書が付いて行き・・・ませんでした。だって、忙しくって。代わりにこと細かに書いたメモを持たせましたのに、このオヤ・・・じゃない御仁はことごとくを無視しまくって携帯ショップのお姉さんの今様言葉を自分の守備範囲に合わせて理解(曲解)して・・・ 電話だけしか使わない、と言ってたのにも関わらずインターネットオプションを付けまくって挙げ句新機種に5250円も払ってきました。秘書のいう通りにすれば「ただ」で変更できたのに。またその挙げ句、ショップのお姉さんに20分もねちねちと電話で文句をつけるんですう~。ああああ~ 秘書はもうあの携帯ショップに顔を出せなくなりました。
4/18(火)
ストレスが溜まると、快方に向かっていた古本病がぶり返します。仕事の帰り道についふらふらと某古書店(仏句於麩じゃないよん)吸い寄せられます。
ついパソコン本コーナーへ向かいます。このところ秘書は悩んでるのです。よそ様のサイトを丸ごと頂きたいのですが、方法がわかりません。聞けば世間の皆様はいとも簡単に「落として」いるようです。どないすればいいんじゃ~。
そういう下心あればいけない裏心あり。
ぱっと目についたのは、CD付き宝島ムック「PC裏ツール大全」。秘書の目指すソフトがありそ・・・ 少々古いですが、かまやしません、基本がわかればいいんです。定価1200円が600円と、高い気もしますが止むを得ません。いっひっひ、これで何とかなるべ・・・
が、お家に帰ってべりべりとビニールをひっぺがして本の間からCDを取り出すと、出てきたのは「OCNスタート」キットだかセットだかのCDです。へ? 偽装かと思いパソコンに突っ込んでみましたら、やっぱり違うだよ。ばかあ。
もち即返品です。CDだけ抜き出した、と疑われるかと思ったのですが、店の入り口からキャッシャーへ凄まじい勢いで突入して噛み付きそうに抗議したおかげで、すんなりと代金を返してくれました。あ~あ、やっぱ裏道を探らず表街道を行けということなんでしょうね。
4/19(水)
ヴェクターのサイトをかき回して、マックOSX用のダウンロード用のフリーソフトを発見。即ダウンロード、即インストール。いっひっひ。これでよそ様のサイトを丸ごと頂き・・・の筈が使い方が分からないです。マニュアルは付いておりませんです。
仕事しなきゃなんないのに、悪戦苦闘すること1時間、やっとなんとか飲み込んで、さあダウンロード。
行けっ。
と、この後、ADSLで4時間つなぎっぱなしになったのは、やはりまだ設定が理解できてなかったからでしょう。Refererってなんだ? User Agent ってなんだ? レジュームするってなんだ?
2006年4月14日(金)曇り
今年の桜はよい桜
花はばっちり長持ちで
大きい根元に酔っぱらい
今年の桜はよい桜
(『私の人形はよい人形』の節回しで)
ようやく桜が散っています。強烈に冷え込んだり、ぶわっと暖かくなったりの変則気候が桜をうまいこと騙くらかしたようでした。おかげで、はらはら散る桜の向こう三軒両隣に別種の濃い花色の桜が咲いていて、おまけにいつもはすれ違いのこてこて八重桜も結構咲いちゃったりして、なんだか北国の春みたいです。
内職の納品に行ったり来たりする道が桜の花びら絨毯を敷いてました。踏みつけて歩くのは良い心持ちがします。桜というのは(ラジオの請け売り)非常に肥料を食うそうです。桜が枯れた後は土を入れ替えないと、次の桜がうまく育たないんだそうです。ですからでしょうか。立派な桜の下には死体が埋まってる、なんぞという話がよく聞かれるのは。
地元の市役所に向かう道路には立派な桜並木がありまして桜トンネルができます。一度バスに乗って通ったことがありますが、白昼夢のようで、トンネルを抜けたら異次元だったりして・・・とか妄想しましたっけ。
この地元市は、昔軍需工場があったため、こないだの戦争(年寄りの口まねです)では派手に爆撃されたそうで、時々建築現場で巨大な不発爆弾が見つかって、撤去作業のために住民に避難指示が出されます。秘書も避難したことがありました。
きれいな桜を見ると、ふと思います。空襲で命を落としたのは人間だけではありません。なんの死体が埋まってるんだろうな。獏かな鵺かな狢かな鯨かな・・・
2006年4月13日(木)曇り
かような訳で、本日まで徹夜仕事をいたしておりまして、マックだけでなく秘書もぷっつんしておりました。肩凝り再発で、後頭部がぷっくり膨らんでいや~な気がしています。
(4月8日~4月13日分をまとめて今日書きました。「日記」じゃございませんですね、ほほほほほ・・・)
2006年4月10日(月)雨?
愛用のeMacの画面がゆらゆらしてぷっつん。殴ったら画面が出てきましたが、かたまってます。再起動して、しばらくして、またぷっつんと凝固の繰り返し。
訳わかんないよ~
と、そういう時に内職がはいります。またしても、ページ物をイラストレーターで作れ、という力技仕事。
あのう、インデザインじゃいけませんかあ、とお尋ねしましたが、「だめだよう」の一言。しかも、WindowsじゃなくてMacのイラストレーターでやりなさい、とのこと。
ひええ。
そりゃ、何かの間違いで、秘書は両方持ってますが、よく使うのはWindows版です。しかもフォントがありません、とごね口実を持ち出したら「貸してあげる」とおっしゃいます。えっ、それって問題なんじゃ・・・
結局、マックOSのバージョンが適合せず、インストールできなくて、内心安心しましたが(秘書は小心者なのです)、かくなる上はマックOSX用のフォントを買わなくっちゃ。ネットで調べると、約3万ほどします。
ああっ、どういたしませう。
2006年4月9日(日)曇り?
携帯を変えました。そう、変えたんです。アホンダラの分からず屋のメカ音痴の化石人間の編集長が・・・じゃなくて秘書が。
秘書の携帯電話は5年前から使っていまして、近頃バッテリーの蓋が外れて落ちるようになり、セロテープで貼っていました。それでも電話もメールも出来るので不満はございませんでして、今となってはレトロなデザインだし、壊れるまで使うぞ・・・の筈でした。
が、Eメールをチェックしようとすると固まりまくって収集がつかなくなるのも事実でございました。
また、写メール機能はないと言っているのに、写真貼付メールを送ってよこすアホンダレをお友達にしておりますのも厳然たる事実でございます。(見たぁ?と脳天気に聞くんじゃない!!!)
だもんで本日は、久しぶりに出現した元同居人に案内させて、吉祥寺の携帯ショップ巡りです。一杯あるです、店も機種も。店員もいろいろです。アルバイトとおぼしき店員さんは、どうにかならんですかね。
少々態度がなってないのは、まあ仕方ないとしても、商品知識がなってねえです。あげく、とあるお店ではディスプレイ商品の説明が違ってまして、「安い」と飛びつこうとしたら、その値段は隣に陳列されていた「電話のみ」の機種でねえか。それとも意図的に秘書を馬鹿にしたんかあ。秘書をなめるでないぞよ、仕返しは怖いよぉ。
すったもんだ行きつ戻りつして、結局老舗電気店の携帯コーナーで買いました。正確には機種変更でして、溜まってたポイントを投入し、かつ欲しかった機種の少し前の製品にしたので、実質支払いはゼロでした。この機種がいい、と元同が言うのに抵抗してショップ巡りした挙げ句だったので、元同は「ほらあ」とあきれてましたが、抵抗したには訳があります。
機能も形態も問題ないのですが、あのうそのう色が・・・まっ黄色でございます。レモンとかクリームとかパステルとかの生易しい色じゃなくて、ペンキ塗りたくったようなド黄色・・・ 秘書が持つ代物かあ、お子様じゃないんだぞぉ・・・
(お家に帰って充電してストラップつけたりしてたら、これはこれで可愛いかも、と思えてくる不思議。この世は全て「慣れ」で成り立つ・・・)
2006年4月8日(土)曇り?
本日は仕事をしようかな、と思っていたのですが、朝、起きましたら地球が回っていました。じゃない、地面が回っておりました。地球が回ってるのは当たり前です。いまとなっては当たり前のこの事実を口にしただけなのに、ガリレオさんはどれだけ苦労をしたことか・・・ 我が社における秘書みたいだぞ・・・
と、いう訳で、本日はベッド友の会の優待会員です。むふん、寝るより楽はなかりけりだよん、寝る間も惜しんでする仕事は、どっか抜けてるもんだよん。
2006年4月7日(金)曇り
明日は休むぞ~、の悲壮な決意の元で一心不乱に仕事をしてますのに、邪魔がはいりまする。
この記事ね、今度の真相の深層に載せるから読み込んでね、急がなくっていいよ、と言ったその口で、まだあ?、と聞いてくるのはどこのどいつであらせられましょう、ここのこいつ、すっとこどどいつでございましょう。(秘書は魔法使いじゃありません・・・)
疲れたでし。またお客様から、4ページしかないのにこんなに入らないっちゅうの、というびっしり詰まった原稿をいただきました。読者は年寄りばかりと推測されますのに、文字はどんどん小さくギチギチになって、14級(10ポイント位)の筈が10級(7ポイント位)になってます。
指示通りにやったんだから、オラ知らね、と言ってしまってもいいんですけど、一応プロとしての誇りがありますもので、あれこれ小細工をして少しでも大きな字を使うようにして・・・どんどん時間がかかっていって・・・でも割り増し料金はいただけませんです。出来上がったのを見ると、どうってことないんですもの。このさりげなさを出すためにどれだけ苦労したことか。所詮シロウトなんて何にもわかりゃしない癖に、偉そうに指示しやがって、分かっとんのかコラァ、プロをナメくさるんか、いい度胸してるやんけ、簀巻きにして東京湾に埋めたろか・・・
失礼しました。つい地が出て・・・ いえ、つい錯乱しただけです。秘書は小心な小市民です。ちょっと疲れてるだけです。本当にもう・・・
2006年4月6日(木)晴れ
インターネットが発展して、誰でもが少々の知識と投資で情報発信できるようになり、また誰でもが情報を受け取れるようになったのは、ここ10年ぐらいのことでしょうか。秘書もマウス一個でほいほいとネット界にお出かけします。
ネット世界は玉石混淆です。後足で砂をかけたくなるようなアホンダラサイトがある一方で(自分のことかしら。ぎくっ)、人々に共感と感動を与えるサイトも存在します。
ネット文化が急に発達したために、思わぬ問題が起きています。
これまでは、画家なら絵が、作家なら本、映画監督ならフィルム、歌手ならレコードやCD・・・という具合に、作者が亡くなっても作品がモノとして残りました。
サイトはサーバーに依存します。何かの理由で更新が出来なくなったサイト、もしくはサーバーのコードに触れたサイトは容赦なくデータ削除されて跡形もなく消え去ります。いかに優れたサイトでも、一律処理されます。
今、一つのサイトが消滅の危機にあります。秘書のアホンダラ日記の中でも触れた、「新じねん・日々雑感」です。管理人のおーるさんが3月21日に急逝されて、更新が途絶えています。そのサイトを置いているサーバーの規定によると、3ヶ月更新されなければ削除されるそうです。
ある人間が死んでからその人間の価値に気づく、という人類共通の馬鹿さ加減を秘書は噛み締めています。日々雑感を読み返すごとに、おーるさんの豊かな表現力に改めて気づかされます。新じねんの掲示板には、管理人の死を悼む書き込みが今も続いています。
画家アメデオ・モジリアニの生涯を描いた映画「モンパルナスの灯」を見たことがありますでしょうか。モジリアニの才能は存命中は認められることなく、死んでのち高く評価されました。
いえ、存命中も画商モレルは才能を見抜いていたのですが、生前は素知らぬ顔をし、死を確認すると、まだ事態に気づいていないモジリアニの妻のもとに駆けつけ、作品を安く買いたたいたのでした。
映画を見ていた時にぞくりとするものを感じました。その時にはその感情がよく理解できなかったのですが、今気づきました。モジリアニを見捨てた共犯者である、と感じてしまったからでした。
おーるさんを見捨ててしまったことの罪悪感のようなものが、今、おーるさんのサイトを消滅させてはいけない、という方向の感情となっています。
これからも同種の問題が出てくるでしょう。サイト作者が亡くなった場合、その権利関係はどうなるのか。
ウェブトラストのようなことはできないか。
とりあえず今秘書は応急措置として、ブラウザを使って「新じねん」をアーカイブファイルとして保存しています。(追記:その後のPCトラブルで消失しました。)
2006年4月5日(水)晴れ
まだ歯をごりごりやってます。もうさすがに神経様もおくたばりになったようで、工事に入りました。地ならししてぶっとい鉄骨みたいなのをねじ込みました。被せものをするのに邪魔になる歯の残骸を削り取りましたが、ごごごががが、と本当に土木現場みたいです。
もう痛くない筈ですから、と先生はがんがん削りますが、センセ、あの歯は痛くないんですけど、口をがばっと開いて下さってるセンセの指が痛いんですけど。そんなに引っ張ると口裂け女になりそうなんですけど・・・
1時間はお食事しないでくださいね、と看護婦さんに言われましたが、歯の削りかすや詰め物やセンセの指などの味で、お腹いっぱいで何も食べたくありません。しかし、一向に体重の減らない不思議。
「食べなくても生きられる」という本の中に、絶食中なのに体重が増える現象のことが書かれていました。そんな馬鹿な・・・ が、夜寝る前に体重を計って、朝起きて計ってみたら、400グラム増えていたことがありまして、妙に納得。
友人にこの話をしましたら、「あんた、夜中になんか食べたんでしょ!」と即座に否定されました。「食べてない!」と力説すると、「無意識のうちに冷蔵庫開けてなんか食べてるのよ」と断定してくださいます。秘書の名誉にかけて、そんなことはしていない、と宣誓いたします。が、人様から秘書は食い意地の固まりみたいに見られているんでしょうか。
2006年4月4日(火)晴れ
我が社の眠れる森のオヤジ殿はお昼寝が日課です。編集長室の奥の方で箱に詰まった花粉団子みたくお休みになります。そのまま夜まで眠ってしまうと、世間から取り残されますので、目覚ましをセットしています。
そのけたたましい目覚め音は壁をへだてた社内に非常ベルのごとく響き渡ります。ただでさえうるさいのに、何かの間違いで編集長が目覚ましより早く起き上がって、社内のどこぞをうろついていたりしますと、鳴りっぱなしです。ああっ、やかましいっ。
もう昔のことになりますが、カンボジアに行った時に、時計を忘れてきたことに気がついて、現地でこの目覚ましを買ったそうです。ドラえもんもどきの犬が骨をかざした相当間抜けなデザインです。これしか無かったから、と編集長は言い訳をしますが、へーそうですかあ、気に入って買ったんじゃないんですかあ、秘書がぼろくそな評価をするから、市場に責任転嫁してるんじゃないですかあ。
デザインも間抜けですが、もっと間抜けなのは、この目覚まし、実は日本製なのでした。何が楽しくて、運賃掛けて時計を逆輸入するのですか。カンボジアらしい時計がいくらでもあったでしょうが。カンボジアが混乱してて駄目だったとしても、ベトナム製くらいあったでしょうが・・・
そして、極め付けの間抜けは、この目覚ましメロディ。「エリーゼのために」「乙女の祈り」なんぞの生易しいメロディでは目を覚ます奴はいない、とでも言いたいのか、いきなり大音量で、ケタタタタとラテンをおっぱじめます。そのリズムは
ランバダ~~~
覚えてますかあ、あの官能刺激フェロモンこてこての猥褻すれすれ発情型リズムを。流行りましたよね~。秘書も、はまりまして、CD買い込んで聴いてましたが、1年ほどすると急に聞くのが恥ずかしくなって、世間からもあっというまに消え、あれほど聴いたCDは中古CD屋に売り払い・・・ 今となってはまた聴いてみたい気も・・・
そのフェロモンも枯れ果てて割れ鐘に成り果てた音が今日も編集長室で雄叫びを上げています。
こいのらんばあだあ~~~
止めてくれ~
(叩き壊しに行って気づきました。日本製だったと編集長はお言いでしたが、MADE IN JAPANじゃなくって、MOVEMENT JAPANとあります。日本製の騙り? ドラえもんもどきとは言いましたが、顔が微妙にアンコールワット的です。)
2006年4月3日(月)皮肉のような快晴
昼酒は身にこたえまして昨日は帰宅するなりベッドに直行。お風呂は勿論パス、歯も磨かないで朝まで爆睡いたしました。なんだか1日が消え失せた気分です。しかし、12時間睡眠のおかげで気分は爽快です。ああ、そうかい・・・
我が社は久しく花見をしたことがありません。重篤花粉症患者がいるからです。おかげで毎年この時期は社内に溜息と恨み節が鬱々と垂れ込めまして、どよ~ん。この患者、少し前までは、あちこちに電話して「杉を切れっ」とキレまくっておりましたが、今年は息切れしたのでしょうか、日課のプールも止めて未だに冬眠状態です。
東京都の知事がとうとう花粉症になったとかで、杉伐採の方針を出したようです。来年は少しはマシになるでしょうか。
あ~あ、と地底の墳墓から響くような溜息がするたび、秘書も花粉でできた蟻地獄にずりずり引きずり込まれるような気がしてきます。あ~、鬱陶しい。
2006年4月2日(日)曇りのち雨
待ちに待ったお花見なのに、お空がご機嫌斜めなのは何故でしょう、秘書の心根が悪いからでしょう。道連れにした皆さん方ごめんなさい・・・
という謝罪の仕方は、低姿勢に見えて実は傲慢です。だって、世界は自分を中心に回っていると言わんばかりの決めつけではございませんか。みじんこの如き秘書なんぞに関係なくこの世は動いております。心根一つで雨が降らせるものなら、砂漠地帯では神様扱いされますわな。
2006年4月1日(土)晴れ
本日も秘書はお仕事ざます。昨日原稿が入りまして、納期は月曜の朝でよろしいとのこと。ありがとござます。くわ~っ。
なもんで、ついふらふらと社を抜け出して、駅方面にとっとこ遁走いたしまして、わあ~っと溜息ついて、目に留まったのが1000円床屋。前回のと違う店です。お客が一人しかいなくて暇そうだけど大丈夫かなあ、と思いつつ入ると、迎えてくれたのは、げっ、イケメン兄ちゃん。乙女心がどきどきします。
暇そうだなと思ったのもつかの間、いきなり客が押し寄せてきました。秘書は招き猫ではありません。おつきあいのある神様はBIMBOW神とYACKBIOR神です。この客の大群はなんでしょう・・・ 日本経済二極化の象徴を見たような気がしました。
秘書は時々宝くじを買います。今流行りのロトシックスとかじゃなくて、昔からある運を天任せのガラガラポンのやつです。それも一番安い100円券を2枚です。これで一等を当てようと言うのは根性が間違ってる、と言われたことがありますが、当る時は当るんです。何百万買ったってだめな人はだ~めでしょうが。
で、今回もいつもの通り2枚買おうとして500円玉を掴んだばっかりに魔が差して「連番で5枚ちょうだい」と口走ってしまいました。30日が抽選日でした。結果は31日の朝刊に載ります。思い出した秘書は、くじを取り出して新聞と照らし合わせます。
えーと末等100円は末尾4です。やりました。秘書のくじは下一桁が0から始まってますから5枚目の末尾が4です。えーと5等1000円はと・・・41ですか。やりい、40から始まってるので2枚目が41です。ははは、500円の投資で計1100円獲得。600円儲けました。定期預金より率がよろしいです。わははは・・・は?
40の次が91で次が82で・・・へ? 連番て言ったのにバラじゃないかっ、おのれ成敗してくれようぞ、そこへ直れっ。
(アホーアホーと烏がベランダで踊ってます・・・)
♫ふん ふん ふん ふん、ふんふんふん♫