秘書の小部屋
2006.3

  尻尾振りわんこ 

春だよ~芽が出たよ~

2006年3月31日(金)晴れ

月末ですので、内職代の請求をしようと納品書を引っ張り出して計算してみたら、へ?、あれだけ忙しい思いをしたのに、3万ちょいにしかなりません。うっそ~

困ったな。

仕方ない、やりかけの仕事に精出そう、とパソコンを立ち上げて気がつきました。一番苦労した比較的大口の仕事の請求を忘れていました。ふー危ない危ない。月末は貧乏人でも忙しいものですな。

秘書が憎まれ愚痴社のホームページのお手入れをするのに使っているeMacは一頃ノートン先生との攻防戦に疲れ果ててぼろぼろでした。診断を仰ぐたびに収集がつかなくなること数回、総入れ替えもやりましたが駄目で、結局システムワークスごと引退していただき、後にはばりんばりんの他社新製品アンチウイルスを入れました。

その後はこともなく安泰・・・の筈でしたが、そうは問屋が降ろしても小売りが大不振でして、起動時に固まるようになりました。PRAMクリアとかで、しのいでおりましたが、ある日気がつくと、スクリーンセーバーごと固まっております。

こらあ。アンチウイルスソフトを新しくした甲斐がないじゃないかあ。

とキレててもしかたないので、原因追及。まず、その前に、ノートン先生とマックOS10.3.9は本当に相性が最悪なのかを再確認します。なんだったら復活していただいて、新しいソフトは他のマックに回そうかな、とか・・・ 結局、引退して頂いたのは正解であったと判明(2チャンネル情報です)。

どうすればいいか。あちこちインターネット界をうろつき回って、電源があやしいと推理。だって、固まる前に画面がぷるぷる震えたり点滅したりしてたんですもん。たこ足配線を引っこ抜いて本体のみを壁のコンセントにつなぎました。

これをやるに先立ち、秘書部屋の角を4分の1模様替えです。在庫倉庫も兼ねてる秘書部屋には物がどっさりんこでして、肝心のコンセントの抜き差しもできません。トラッキングって言うんでしたっけ、つなぎっぱなしのコンセントが火を噴く現象のこと。可能性大です。

ホコリにまみれて作業を終えて、体力仕事は人間的営みの基礎であると実感し、己の仕事に誇りを持ちました(なんのこっちゃ)。

その結果は、すんなり起動、マウスもすいすい。おお、感動です。

が。

実は、模様替えに際して、マックのすぐ横に置いていたファックス兼用電話機の場所も変えたのでした。よーく思い出してみれば、この電話機が入ってから、マックが狂い始めた気もするのです。インターネット界には、他の電気製品からの電磁波も不調の原因だ、ということが書かれていました。

この電話機、実家でいらないというのを貰ってきたもので、当然古い型です。電磁波なんか漏れっぱなしだったかも。関係あるのかどうか、ナンバーディスプレイ非対応でしたので、昔買ったアダプターをつけてましたが、乾電池式のアダプターのその乾電池の減りが異常に早くて、気がつくと電池切れエラー。エラーだと番号表示が出来ないというだけでなく受信そのものができません。前使っていた電話機では電池は数ヶ月もちました。そんなんこんなんで、ナンバーディスプレイも取り消しました。

真の原因を究明すべく、もう一度電話機をマックの隣に置いてみましょうかしらん・・・(やめれ)

2006年3月30日(木)曇り&強風&低温

いろいろあって、内職ロードを3往復。おかげで一日一万歩の自主目標は達成できましたが、寒いわ風は強いわ花粉だか黄砂だか飛びまくるわで、ゴビ砂漠で迷子になりかけた気分です。

突風が吹きました時、道っ端の生け垣から雀がぽとんと落ちてジジジとアスファルトの上を移動させられていました。雀にしてみれば笑い事じゃありません。さぞかし寿命が縮んだことでありましょう。秘書も砂埃で頭がごわごわ、お肌はあっという間に水分を持ち去られてしわしわ、事務所に戻って鏡を見たら、わあ、安達ヶ原のオババになってました。おお嫌だ。

内職ロードに、サボテン屋敷があります。例の厳冬にも豪雨にも負けずたくましく生き延びているサボテンの鉢が並んでいるお家です。今日通りかかったら、大きなサボテンがサボテンの植え替えをやってました・・・???

こんな書き方では、いけないお薬で錯乱してるみたいです。訂正。

おじいさんが家の前に座り込んで、サボテンを1個ずつ大きめの鉢に植えかけていました。そのおじいさんですが、いい具合に全身が枯れて色あせた雰囲気でして、おつむも程よく毛が減りまして短髪なものですから適度につんつんと立ってまして、後ろから見ますと服着た巨大サボテンみたい。

おもわず、(サボテンじいさん)と言いかけた言葉を飲み込んで、何食わぬ顔で通り過ぎてきましたが、あーびっくりした。犬は飼い主に似ると言うけれど、サボテンもご主人様と同化するのですね。というか、この場合は人間様の方がサボテンに似てきてるんですけど。

秘書んちのベランダでは今、切れ端野菜が花をつけ始めまして、黄色いのは白菜の芯、薄紫系のピンクは大根の頭が、それぞれ成長したものです。毎日秘書が水やりをして、面倒みてあげてます。サボテンじいさんに習えば、秘書は大根オバちゃんですか。頭のてっぺんが突っ立って黄色やピンクの花が咲いたりして・・・ 110番されて隔離されたりはしませんでしょうが、躾の悪いおガキ様に石ぶつけられるかも。

とにかく、春ですねえ。

不意に妙なことを思い出しました。秘書がまだうーんと若かった時、結婚しようと言ってきた男がありまして、今思えばその男もまだまだ若造だったのですが、一応当時は秘書より7歳ほど年上の「大人」。

結婚は人生の墓場という出所不明の格言がありますが、秘書は墓場だと思いませんが監獄みたいな所だとは思います。結婚しようと言われて、真っ先に心に浮かんだのは、(この男とこの先一生を送るのか)というあきらめ気分。もっと露骨に言えば(それはあんまりだ)という気分。

けど、こっくりうなづいて両親にも会わせちゃったのは、(やっちゃったんだもん、仕方ない)という今にして思えば支離滅裂な理由からでしたが、あの頃は、コトをいたす=結婚、の方程式が堂々と成り立つ時代でした。というか、それ以外の式は結婚式以外なかった時代でした(年がばれるよ、おい)。

が、この男、秘書んちに来て「お嬢さんを下さい」と言っときながら、自分の方の親の手当が全く出来てなくて、その男のお母様は密かにお嫁さん候補をリストアップしていたのでした。それはどういうことか。

さあさ、お立ち会い。

ドライブに出かけてすっかりクルマに酔っぱらって出来上がった(その頃からゲロッピ体質です)秘書が、その男の親が買ってくれたという「結婚したら住む家を建てる土地」を見に行きました。ここだよ、と降り立ったそこには、ああ思い出しても腹が立つ、男のお母様が畑仕事をしておりました。

「こんにちわ」と、ほとんど口から胃袋が出そうな状態で秘書は挨拶しました。(中略)「インキな娘だ」と言うのが、そのお母様の感想だったそうです。

インキで悪かったな。ペンキだったらよかったのか。(その男の家は塗料屋)

(大幅略)男の親は、息子が勝手に見つけてきたどっかの馬の小骨との結婚に猛反対です。(また略)

「死のうか」と男が言いました。秘書げっ(親が反対くらいでなんで死ななきゃならんのだ)。

「死ぬんだったら一人で死ねば」というのが秘書の返事でした。死ぬ積もりで親を説得すれば済むこと。反対を押し切ってでも結婚するという気概はないのかねっ。

・・・結局別れました。その後、このお母様には感謝しております。そんなマザコン息子と結婚せずにすんだのは、お母様が猛反対してくださったからです。人間、何が幸いするかわかりません。

2006年3月29日(水)晴れ

出勤しようとしたら、お家の鍵が見当たりません。あれ、困りました。いつもなら机の上に置いておくのに・・・ 

うろうろしていて思い出しました。昨夜地震がありました。パソコンでむふふのサイトを閲覧していた秘書は大慌てで履歴を消してパソコンを消して全財産の詰まったリュックを引き寄せ、携帯を握り、鍵をポッケに入れようとしてポッケがない。パジャマに着替えてたのでした。んじゃま、とリュックに放り込んで、そうこうしていたら収まったものでまたパソコン付けて・・・ それっきり鍵は忘却の彼方。

地震に用心、との警告を最近頻繁に聞きますが、注意したからといって地震発生を防止できる訳でなし、いかに無事に逃げおおせるかにかけるしかありません。非常持ち出しリュックを用意せよというので、昔ハイキングで使ってそれきり、日常生活では背負って歩く気のしないリュックに水やローソクにライターお菓子バンソーコ軍手パンツなどを詰めましたが、そんな重たいもの背負ってたら避難に差し支えそうでして、今回も見向きもしませんでした。

人間、四五日は飲まず食わずで死にはしません。1週間同じパンツはいてたっていいでしょ。生きてさえいれば、後はどうにかなります・・・

鍵閉めて出勤です。ふと気がつくと、秘書んちの前の廊下の端の排水溝から緑のツタが生えているではありませんか。コンクリートの隙間から生えてすくすく成長するど根性大根が話題になっておりましたが、今度は排水管の内部を伝って芽を出すツタときましたか。どれ、と詳細を確かめようと秘書は身をかがめます。

あれえ?

ツタには間違いないのですが、プラスチック性の切れっ端でして、さも生えているような顔をして排水溝に横たわっていたのでした。こしゃくな。しかし、だまされたからと腹を立てるような秘書ではございません。排水溝の穴に突き刺してあげました。もっとリアルに見える筈です。毎日少しづつ引っ張り出して、成長しているように見せてあげましょう・・・ふっふっふ。

出勤通路を歩いておりましたら、前を行くお姉さん、すてきなブーツを履いていますが、片足がサンダルです。昔、右足が青で左足が茶のパンプスを一日中気づかずに履いてお客さんの所に行ったりしていたことのある秘書としては、(げっ)ですが、よくよく見ますと、サンダルの方は、およそ似つかわしくない色気ゼロの白ソックスを履いてまして少々引きずり気味。ということは骨折だかヒビが入ったのだか怪我をしていらっしゃる・・・ ははあん、と納得しましたが、見た目ギプスをしている様子もないです。なら、サンダルではなくブーツを両足とも履けばいいのに・・・

と思いつつ後ろからじっと眺めていて気がつきました。片方サンダルだからこそ、怪我してるとわかります。両方おしゃれなブーツだったら、シルバーシートに座った日になんぞ、人間性を疑われ、運が悪ければはり倒される危険があります。このとんちんかんファッションは重大な意味を持つのですね。

2006年3月28日(火)晴れ

内職ロードの途中の桜並木が満開みたくなってます。見事ですが、困ります。だって秘書が花見を予定しているのは4月2日です。葉桜を肴に酒盛りするのも風流でございましょうが、俗人としてはやっぱ派手にぱーっといきたいです。

毎年今頃は花粉の季節です。正確には花粉症の季節。我が社の重篤患者がぐじゃぐじゃと雪だるまの如く溶け出すのも今頃でして、毎年のことながら鬱陶しいったらありゃしない、と同情心ゼロでおりましたら、

伝染るんです かあ、花粉症って。

目がかゆくて鼻がむずむずして喉がいがいがして、ぶえっ~くしょん、と色気も吹き飛ぶ特大くしゃみ連発です。ただの風邪引きであることを願いつつ、ティッシュ取り出してチーン、ああ鬱陶しい。

秘書の住む団地は何年か前に大規模改修をしました。その時、工事車両が出入りするために庭がブルドーザーで根こそぎされまして、沈丁花や薔薇、月桂樹などの樹木が全滅いたしました。かろうじて塀際の植物が残りまして、その後の庭園整備で新たに樹木が植えられてそれなりに緑が復活しました。が、一頃の咲き乱れる花畑は甦りませんでした。

そんな光景に慣れた頃、今度は塀の改修が始まりまして、塀だけならちょこっとで済むであろうとの思いを思いっきり裏切って、庭の半分以上がブルドーザーで潰されてしまいました。前回の混乱を生き延びた枇杷や水木、ライラックなどは切り倒されて根株まで掘り起こされたのです。庭園整備で植えられた木々も全滅。南天の木さえも横倒しになってます。

この工事方法は机の上だけで指示されたのでしょうか。あるいは現場でなぎ倒された水仙を踏みつぶしながら、地上げするがごとく指示されたのでしょうか。植物にすまない、とのつぶやきは経済効率を考えない貧乏人のたわごとですか、と柄にもなく秘書思案中です。

2006年3月27日(月)晴れ

先にちょこっと触れましたが、3月21日に「新じねん」「日々雑感」の管理人のおーるさんが亡くなられました。「新じねん」とは何か、ご存知の方は多いと思います。更新が途絶えたままの氏のサイトには大勢の人々が訪れ、主のいなくなった掲示板に追悼の言葉が書き込まれています。

生前、「馬鹿話」と称するこんな記述がありました。

06/03/09
「・・・アンパンを咥えたまま路上で死んでいた野良犬は、実は「新じねん」管理人おーる氏であった・・・このニュースは忽ちインターネットで流れ騒然となる。(中略)広くニッポン国民の知るところとなる。その葬儀には猫12匹はじめ、全国から集まった読者やニュースで知った多くの国民が参列する。・・・」

はからずも、そんな事態になってしまいました。

秘書がこのサイトを知ったのは「ライブドア」騒ぎの真っ最中でした。ライブドア問題詳細解説サイトと思ってアクセスしていましたが、いつの間にか、氏の書く【私的めもらんだむ】の方に引き寄せられて、過去の記述を辿って行くうちに、一面識もないおーる氏そのものに引き寄せられてしまったのでした。

真摯という言葉そのもの、氏の日々の生活がまさに真剣勝負でした。

氏の日記の記述を読み返すと、涙が溢れてとまりません。日々の生活に流されてぬくぬくと生きている我が身は、これからも安逸な生き方を続けるのが分かっています。そんな情けない身だからこそ、氏の真摯な生き方を讃えその死を惜しみます。

2006年3月26日(日)晴れ

秘書は生まれ育った家を出てから8回お引っ越しをしました。希望に満ちた巣立ちでしたが現実は学校で教えてくれた通りでなく、恋も仕事も行き詰まり家賃が払えなくなり夜陰に乗じてこっそりと荷物を運び出し・・・今思い出しても心苦しい・・・ 違います。ちゃんと鍵を返し敷金も返してもらって転居してきました。秘書は立派な小市民なのです。

とはいえ、若かりし頃はきゃぴきゃぴのお馬鹿ギャルでしたから、郵便局に転居届なんぞ出しませんでして、結果、前住の区役所からいきなり区民税の督促状を受け取って仰天しましたっけ。役所も役所です。転出届はちゃんと出してきたのですから「差し押さえるぞ」と脅す前に「あーどうなっとるのかね」くらい聞いてくれたってよさそうなものを。

2連続のお引っ越しをしたのは5年ほど前でしょうか。住んでる団地の大規模改修で一時よその団地に行きまた戻ってきたのでした。あの時に荷物を半分くらいに減らしまして、今思うに捨てなければ良かったものを処分してしまいました。

ベータのデッキ2台がそのひとつ(ふたつ?)です。調子が悪くなっていたので惜しげもなく捨ててしまいました。もう本当におばかっ。買い替えればいいと思っていたのに、ソニー様は生産を中止して下さいまして、しかもこれが最後の製品ですよ、というのは10万円もしたのでした。200本くらいのテープはそれきり死蔵品となって押し入れの奥を占領しておりました。

うーむ、これこそ資源の無駄です。秘書がせっせと取りためたものの中には、今後二度と放送されることのないだろうプロモーションビデオがあるのです。アンソロジーなら発売されてますが、フルバージョンとはじぇーんじぇーん意味が違うんです。

という訳で、 中古のベータのデッキをそれなりのお値段で買っちゃいました。むふふうふふ。さてこのデッキ、届いて、デカイの重いのにびっくりしました。今時のVHSデッキはプラスチック製品でねえの?と思うくらい軽少なのに、こちらはブラックボディでぎっくり腰になりそうな重量がありまして奥行きも1.5倍くらい。思えば、進化することを止めた製品なのですものね。大切に使わなくっちゃ。

敬愛するソニー様。

ベータのデッキ生産を打ち切った企業の都合はよ~くわかります。あえてお願いです。ベータテープをDVDに移すため、再生機能だけあればいいんです。かような製品を格安で作っては下さいませんか。生産が決まれば真っ先に予約しますだに。

余談。このデッキを配達してくれたのはうら若き女性アルバイトでした。重いですよ、といって渡して下さいました。近頃は女性アルバイトも区別無く力仕事をまかされるのですね。女性は過重な力仕事をしてはいけないということには医学的根拠があるそうです。差別はいけませんが区別はした方が・・・

2006年3月25日(土)晴れ(多分)

また、秘書はお仕事です。昨日、内職原稿がはいりまして取りに行きました。

「あのう、納期はいつでしょうか」

「月曜でいいよ」

・・・ありがとうございます。

という具合で、めでたく今週末も出勤とあいなりました。このご時世にお仕事があるのはなんて幸せなことでございましょう。少しくらい頭が痛いからって、路頭に迷うことと比べればなんぼマシか。

ここんところ、ずーっと頭の後ろがじわ~んじわ~んとします。なにか溜まってるみたいで、ちょこんと穴を開けてぷしゅーっと吹き出したら、すっきりするだろうな・・・みたいな。

元同居人が電話してきました。じんましんが出ちゃって痒くて痒くて医者に行ったら「ストレスが原因」と言われたそうです。あの元同でさえストレスを溜め込むのですから、秘書なんぞはストレスの蟻地獄に埋まってるのでしょう。

秘書のストレス種の一つの某人が今日は何とか研究会にお出かけですので、社内は静謐な調和に満ちております。お茶を煎れながら、ほっと心安らぐ秘書。仕事が捗ります。

しみじみと思い出します。

昨日は、郵便局の払込取扱票を振りかざしながら「発送控えが無くて何の代金だか分からん」とわめいておいででした。発送作業をしたのは秘書ではございません。注文メールを受け取ったのも秘書ではございません。分からないことは秘書に聞け、とは誰が作ったスローガンでしょうか。

一昨日は、「インターネットが繋がらん」と叫んでおいででした。なぜだっ、と聞かれても分かりません。繋がらない状況も分からないのに即答はいたしかねます。マシンの故障かLANカードの破損か(ぐいぐい引っ張ったろが)モデムか回線かサーバーが落ちたのか・・・ 

他のマシンはOKと確認してからLANケーブルを他のマシンと取り替えてみます。→ケーブルじゃない。LANカード→確認しようがないけど一番怪しい。けど買い替えてこれが原因じゃないと判明するのは一番嫌。→パソコンの設定を見てみよう。→結論:設定をやり直したら繋がった。疑問:誰が設定を書き換えたんじゃい。編集長は、おら知らね、みたいな顔してます。書き換えられる知識があったら騒ぎはしませんな。→ウイルス君? あらま、3週間ほどウイルスチェックしてませんわ。即開始。

その前の日は、ケイタイを変えましょう、との秘書の提案に「良きに計らえ」と返答しやがりまして、あのねっ、本人の身分証明書が必要なの、それにね、難しいのを秘書が買ってきたら困るでしょ、自分で使えそうな機種くらい自分で探せ、今のツーカーは我が社内では電波が弱くてまともに使えないでしょ、ツーカーはねKDDIと一緒になったんだから、AU移行に便宜を図って貰えるの、AUなら社内でも電波の状態がいいんだからあ、料金だってぐんと安くなるんだからあ、変えろっ、プロバイダはホイホイ変えただろうが。ああムカツク。

ととと、腹立ちをぶり返していてはいけません。心静かに仕事をして、とっとと退社いたしましょう。お家に帰ってお家のパソコンの面倒を見ましょう。

秘書んちにはマックが2台あります。これまでウイルス君とは無縁でしたので、アンチウイルスソフトを入れておりませんでしたが、なにやら世相が物騒になってきまして、ウインドウズなんぞはほぼ毎日のようにウイルス定義が更新されておりますのを見ていると、不安に襲われまして、ついにウイルスソフトを手に入れたのでした。

OSXの方は簡単に手に入りましたが、困ったのはOS8.6の方。骨董品みたいなやつですから、現行製品からはことごとく無視されておりまして、万物流転、世は無情、ああどういたしましょう。

こういたしましょう。インターネットオークションで探します。どれどれ・・・

やりぃ。起動システム8.6のウイルスソフトがあったですう。

無事落札しました秘書は、すっかりインターネットオークションにはまりまして、それからそれから、あれを落札し、これを狙い・・・ ふっふっふ、今夜もお楽しみだい。

2006年3月23日(木)晴れ

秘書が密かに愛読していたWEBサイト「日々雑感」が更新されないので、はてなと思っていましたら、管理人さんが急逝されたそうです。

具合が悪そうな記述が続いていましたが、まさか亡くなるとは思っておりませんでしたので、かなりショックです。最後の書き込みでも、ご自分が具合が悪いのに、面倒を見ている猫たちのご飯の心配をしておられました。

ヤフーのブログを設定した、ともありましたので、これからまだまだやろうとしていることがたくさんあったのだと思います。開設したまま書き込みのないページが悲しいです。そのページを今現在で311人の方が訪れています。皆、思いは同じだと思います。

日々の営みも苦しい中から、真実を追求しようとされてきた管理人さんを思うと、柄にもなく泣けてきます。

ご冥福をお祈りします、と月並みな言葉を口にするしかありません。

2006年3月22日(水)曇り

疲れたでし。パソコンに向かったまま居眠りして画面に激突しそうになって、これはいけません、と目をぱちくりさせるも、恐喝青少年と眠気には勝てません。夜なべ仕事は辛いです。

週末は凄まじい風が吹き荒れていました。チビ秘書はしょぼしょぼ歩いていると日本海の向こうにまで吹き飛ばされそうで生きた心地がしませんでした。日曜の夜、電車を乗り継いで東京に戻ってまいりましたが、降り立った巷は強風に吹き寄せられた多量のゴミで、まるで暗黒街みたいで、秘書はお土産の詰まったバッグをひったくられないようしっかりと抱え込んで、きょろきょろあたりを見回しながら夜道を急ぎました。凄まじい強風は人心も荒ませるのですね。

お土産にしたのは、秘書が自ら小豆をことこと煮て潰して作ったあんこと蒸かした餅米とで作ったおはぎです。黒ごまときな粉のも作りました。手作りがやっぱ一番美味しいです。けど作りすぎました。人数が多いと適正分量が分からなくなります。といっても、多すぎることはあっても足りなかったことはないです。強欲であることの証明みたいな気がしなくもないような・・・

サツマイモの天ぷらも作りすぎてお持ち帰り。さめた天ぷらはお醤油をちょっと垂らしてレンジでチンすると、ふふふ美味ですぞ。というわけで、また体重が少々増えまして、あらら・・・

春分の日は予定通り内職に励みました。世間の皆様が和んでおられる日にじめじめとパソコン相手にぼやいていると空しくなります。ワードで込み入った表を作成してその上に単純図形を描画していると思って下さい。

「おい、アンカーを段落に固定したろ、なんで画面外に飛んでっちまうの」

「さっきからサイズ変更って言ってるだろ、言うこと聞け。あ、NumLockキー押してたのね。ごめんちゃい」

「勝手に表の枠拡げるなっちゅうの。固定値を指定したろうが」

・・・秘書とパソコンの会話です。考えようによっては、危ない独り言です(考えなくたって危ないかも)。

あ~あ、と特大サイズのあくびを一発。近頃の女性は大口開けてあくびをする、と中年男性がラジオ番組で非難しておりましたが、あくびを噛み殺しても碌なことはありません。だいたいが男の大あくびは良くて女の大あくびはアウトっちゅうのが気に食わないぞ男はそんなに偉いのか女は黙って言うことを聞けだと男は黙ってビール飲んでるじゃないか女は黙って包丁研ぐぞ蛙のお造りをつまみに出してやる・・・支離滅裂・・・

話題を変えませう。

サボテンの小鉢があります。サボテンの果肉をスライスしてワサビを添えた突き出し、のことではありません。サボテンを植えた小さい鉢のことです。元同居人が置いて行く際に、「水をやるな」と厳命しました。水分は空中から吸収するので十分、水分過剰だと腐るからだそうです。そうサボテンショップの店員が言ったそうです。

へ?と疑問に思いながらもその命令に従っておりました。ある日気がつくと、日干しサボテン君が縮んでいる気がします。

(砂漠だって大雨がふることがあるじゃないか)と秘書はサボテン君に時々水浴びをさせることにしました。腐る様子も無いので、雨の日に外に出しっ放しにもしました。そして・・・

丸かったサボテンがいつの間にか雪だるま形になっていました。すくすくとご成長遊ばしたのです。さらに下の方にぽこんと小さい出っ張りまで出来ました。

(んまあ、やっぱり男の子だったのね)

ごちん(と鉄拳下る。失礼しました)

サボテンに水をやってはいけない、というのはどこから発生した俗説なのでしょう。ウサギに水を飲ませてはいけない、という説もありましたっけ。モルモットを飼っていた時、旅行するので預けたペット屋では店主のオヤジ様に「生野菜を食わせちゃいけない」と言われましたっけ。

むちゃくちゃではござらんか、と秘書は思うのですが。

2006年3月17日(金)晴れ

昨夜はすんごい雨がふりまして今朝はすんごい風が吹いておりました。ドアを閉めて出勤しようとしていたら、吹き飛ばされそうな突風が下から吹き上げてきまして、きれいにセットしたヘアが一瞬で爆発しました。

道行けば前を歩くオバちゃんの頭も風になぶられてレゲエみたくなってました。コンビニの入り口につながれていた子犬は下からの突風に長い毛足が全部天を向きまして焦りまくっておりまして、「身の毛もよだつ」とはこのことか。笑っちゃいけないと思いつつ、ぶはっ。

忙しいざます。明日は田舎に帰って墓参りの予定なので本日中に内職を仕上げて納品するざます。月曜も内職の予約が入っておりまして、水曜に納品ざます。ということは、火曜の春分の日は出勤ざますよ、おっほほほ。

これだけ忙しいのに、お金と縁が薄いのはどうしてでございましょ。心がけはよろしいのに。

2006年3月14日(火)~16日(木)

内職に祟られて連日夜なべしておりましたゆえ記憶喪失。某編集長がこういう時を狙ったようにごちゃぐちゃと難題を持ち込んできたのだけは、はっきりと覚えております。「うるせえ」と思わず口走ったような気がいたします・・・

2006年3月13日(月)晴れ

変な本を読んでしまいました。図書館で最初にお見かけした時には、装幀があまりに恥ずかしくて借りて来れませんでしたが、やはり気になりまして次に行った時に他の本の間に挟んで借りてきました。

「不食 人は食べなくても生きられる」という本です。

タイトルそのものが秘書の美的感覚(?)から外れてて気恥ずかしいのですが、背表紙に著者山田鷹夫氏のすっぽんぽんの写真が載っております。完全にすっぽんぽんだと発禁になりますから、葉っぱを一枚まとっております。イチジクの葉っぱかな?と目を凝らすと(目を凝らしてる場合じゃないとは思うけれど)、得体のしれない緑の葉っぱ状のものでして、もしかして画像修正ソフトで作ったやつ?

表紙の写真は服を着てますが、この山田氏、まだお若いだろうに頭は見事なつるっ禿でして、その頭部をいただく存在自体が何かを連想させてくださいまして、秘書赤面。

山田氏は3年ほど自身で「不食=食べない」実験をして、その結果がこの本になったようです。「食中毒」とはいわゆる「食あたり」ではなく「食べることに中毒している状態=アル中みたいなもの」と定義し、かつ「腐食」と称して腐ったものを食べてみたりして、妙な説得力があっちゃったりします。「餓死」するのは「食べないと死ぬ」という概念にとらわれているからであるそうで、「食べなくても生きられる」と気づけばよろしいらしいです。

へええ。

秘書はこれからも三度のお食事をいただく凡人ライフを生きますが、食べ過ぎは止めよう、と思いました。

2006年3月12日(日)晴れ

疲れました。団地の駐輪場に置きっぱなしの自転車2台を引っ張り出して磨いて油さしてタイヤに空気入れて原チャリも磨いて・・・本日の部はおしまい。もう寝てしまえ。という時に元同居人が現れます。置き去りにしたパソコンに溜まりに溜まったメールを整理するんだそうで、それ自体は結構なことでして、しかしなにゆえに秘書がこき使われるのだ・・・

2006年3月11日(土)晴れ

秘書は、お・し・ご・と・よ・ん・うふふん

とか言ってる場合じゃなくて、無念の休日出勤ざんす。昨日の帰り際にお得意様から電話を頂きました。

「お仕事だよ~」
「へへえ、ありがとうごぜえやす」

お客様は神様ではありません。王様であります。機嫌を損ねたら首が飛ぶのは昔も今も変わりません。臣民たる秘書は、死ぬまで生きていられるよう(?)且つまた日々の暮らしのおぜぜを稼ぐため今日も労働に励むのです。

しかし、うんざりしますな。巷は春の気配濃厚だというのに、日も射さぬ小汚い社屋でちまちまとフォトショップで図版の修正なんぞを致すのは。まともなロゴをくれればいいのに、でこぼこのエンボス紙に印刷したやつを、しかも濃い地色の紙にだよ印刷したものを下さいました。正確には、秘書のお得意様たる印刷会社に、そのまたお客さんが持ち込んだものですが、お客様~、DTPオペレーターは魔法使いじゃございませんです~

(2チャンネル掲示板にDTP関係スレッドがごっちゃりあります。そのほとんどがグチです。お金の種たるお客様も、ここでは敬いようがありません。興味ある方は覗いてくだされ)

こんな時に編集長が素っ頓狂な声を発します。

「インターネットが繋がらないよ」

知るかっ、と言いたいところですが、インターネットが出来ないのは秘書も困ります。どれどれ。ん? モデムの接続ランプが赤だよ。(再起動してみよう)と脳内データベースをかき回して対処するも事態改善せず。新しいプロバイダの故障係へ電話するも原因がわかりましぇ~ん。明日原因を調べます、とのことで電話は切れました。編集長が口車にほいほい乗ってプロバイダを変更したからこんなことになるんですっ。前のプロバイダで何も問題なかったのにぃ。もういやっ。

2006年3月10日(金)雨

本日、ごとおびにて金襴緞子の帯締めて狐が嫁入るとて雨の降りて候、巷は車の溢れて渋滞にて候。

昔、新米OLだった頃、強盗日と聞き違えました。その頃の秘書は花の銀行員、襲われる恐怖におののきながらカウンターの陰で金勘定をしておりました。

というのは勿論嘘。

五日十日、というのは切りが良いので世の人々が諸々の決裁日にあてる日だそうで、取り立てに行く車が巷に繰り出すため渋滞を起こす日だそうです。ふーん、そうですか。我が社には無縁ですなあ。たまには集金に行ってみたいぞよ。

内職も一段落したこの頃、お金になる仕事には縁を切られ、パソコンのお手入ればかりに時間を取られている気がします。

1. 
編集長がメビ用にUSBフラッシュメモリを買ってきました(秘書が買ってこいと言ったので)。使い方は、見ればわかるだろう、というのは普通の人の場合。普通じゃない編集長には手を取り足を取り裏を取りコウノトリ懇切丁寧に教えてやらねば確実にメモリを破壊します。ついでにWindowsアップデートとシステムエラーチェックとデフラグとウイルスチェックもやってやらないと・・・ キーボードも汚いし・・・

2. 
秘書のeMacには、シマンテック様の「CD起動できない時には」のご教示に従い、システムが二つ入っています。緊急用のシステムで立ち上げたら、勝手にアップデートを開始して途中で固まりやがりまして、その後再起不能。あー、ディスクを消去してOSを再度インストールせにゃならんのかね。

3. 
MEパソコンのインターネットセキュリティを引っこ抜いて別ソフトを入れたら具合はよろしゅうございますが、WindowsアップデートでDirectXインストール中に固まりやがりまして収集がつかないざます。

etc. etc......

しくしくと頭が痛くなります。頭割れに懲りたので、図書館で「肩凝り」関係の本を5冊ほど借りてまいりました。知識を持ち合わせない何かについて調べる時、本を1冊だけ読むというのは非常に危険です。手にしたのがトンでも学説の1冊だった場合、疑いを抱くレベルの知識もない頭が信じきったならば、どんどんあさっての方向にそれていきます。

ほんとは10冊くらい読めばいいんですけど、世に肩凝りに悩む人は多いようで、ほとんど貸し出し中でした。その中で5冊も借りられたのは、「書庫に入っていた本」すなわち「あまり読む人のいない古い本」だからです。最新学説のほうがよろしいかとは思いますが、肩凝りは人類が発生した太古からあります(多分)ゆえ、10年くらい古くたってなにさ。

膝が痛くなった時も、医者に行こうか行くまいか悩みながら10冊ほど読んで、膝を鍛えて直すことにしました。あの時医者に行っていれば、膝にちゃぽちゃぽ溜まった水を抜かれて挙げ句手術だったかも・・・

さて、肩凝りも鍛えて直すのが一番らしいです。鍛え方には諸説ありますので、共通項のらくちんそうなのを選んで早速実行してます。効きますねえ。もともとが運動不足からくる肩凝りですから、とにかく流派にこだわらず動かすのが一番よろしいようです。そうそう、パソコン作業は大敵だそうですが、だからといってやめられるものなら最初からやってませんよ~だ。

と、居直っててどうする。かくして、キーボード打ちながら、首をごりごりっ肩をぐぎぐぎっ腕をぼきぼきっ、立ち上がって屈伸始め~、腰を振れ~、旗を振れ~ニッポンチャチャチャ日の丸揚げよ君が代鳴らせ一億三千万突進だ~

ととと、脳味噌がスパークしました。なにごともほどほどにいたしましょう。

頭割れには体調不良もあったようです。気をつけよう、自分で分かる体の不調○○が××なら△△△だ、みたいな企画を良くお見かけします。秘書の場合は、日々お世話になる瞑想の個室にメープルシロップやコハク酸の匂いが立ち上るような時です。思いがけない芳香ですが、病の調べの序奏です。時にはキャベツのゆで汁みたいな匂いもありまして、そういう時は運命もかくやツァラツストラかく語りきフルオーケストラ突入、かなりの重症です。

今回は微妙に甘いシナモン系が漂っておりました。そして恐怖の頭割れが過ぎ去って、気がつくと口内炎がぽつぽつと。口から入りましたものはやがて出てゆきます。そして恐怖のジ割れが・・・

2006年3月9日(木)晴れ

愛用のWinパソコンのフジタはOSがMEです。即ちXP全盛の今となっては時代遅れの過去の異物、違う遺物でして、数々のソフトに見放されつつありまして、お世話になったインターネットセキュリティ2002はメンテナンス終了にて延長キー消滅しまして、仰せにしたがいまして2005購入するも、ME君亀化プロジェクトか?と疑うほどまともに機能せず即引っこ抜き。はてどうしませう。

Macにおけるノートンシステムワークスの不適合騒ぎが脳内スケートリンクで稲葉宇和を試みてステーンとコケます。アンチウイルスだけのソフトを買ったとして、ME君がまともに動くでしょうか。なんとか動いていたインターネットセキュリティ2002もME君には重いソフトだったらしく、ワードなんぞがメモリを食われて固まりまくっておりました。

うーん。

という時に、ユーザー登録しておいたメーカーからのメールが届きます。2ライセンスでウイルス定義更新2年可で、2980円だそうで。おおっ、神様のお使いのような知らせではありませんか。買うです。

と、一心不乱に必要事項を画面に入力します。

が、メールをMacの方で受信しちまいましたもので、サファリにて購入作業を開始したのが間違いでした。このメーカーさんのホームページはサファリに対応してないようでして、入力を確定しようとすると即フォーム送信になっちまいまして、当然未入力項目が残っておりますもので、「申し訳ございませんが・・・うんぬんかんぬん」で戻って入力せよと。で、戻ると、サファリの場合は全部ぱあになって一から入力し直し。めげずに6回ほどやり直しをしまして、こらあかん、とWinのIEに移動してやり直し(バカだ、さっさと気づけ)。

メーカーの皆様、世にパソコンはWindowsだけではございません。Macのことも考えてくだされ~。

とにかくWinのIEにて注文しました。1週間後に発送、みたいなことが書いてあったのですが、すぐ届きました。でもって、注文する時も、「明日が送料無料キャンペーン終了期限」という日でしたが、届いた日も、「明日がPSPプレゼント応募期限」という日でして、ユーザー登録イコールエントリーだそうで、ではさっさと「ウイルス殺し2006」をインストールいたしませう・・・ ソフト業界の勝ち抜き戦はシビアですな。

新ソフトは今のところ快調です。ここでクイズ。インターネットセキュリティ2002がメンテナンス終了にて延長キー消滅して、2005は重すぎてまともに動きませんでした。その間、Winパソのフジタはどうやってウイルスの脅威から身を守ったでしょうか。(正解しても何も出ません)

1. 感染覚悟の特攻をした。
2. XPパソコン経由で接続した。
3. インターネット接続しなかった。
4. むふふのふ(色仕掛けみたいな反則技を使った)

PSP当るといいな、ともう一度キャンペーンを見ましたら、対象商品というのが小さい字で書いてありまして、そこにはアンチウイルスソフトの名前は入っておりませんでした。んなあ~。紛らわしいもん同梱するなっ。

2006年3月8日(水)晴れ

暖かですねえ。頭の中がぽかぽかします。内職ロードを歩けば、あちこちでお花が咲いてます。秘書の頭も満開です。

秘書んちのベランダが賑やかです。大根を始め、芹、香菜、三つ葉、白菜、キャベツの切れっ端がすくすくとプランタで育っております。いつぞやベランダで子育てに励んだ鳩一族の尻に敷かれて全滅しかけた鈴蘭もいっぱい芽を出しました。ローズマリーは一年中花をつけています。園芸界で馬鹿呼ばわりされる柚子の木は、まだ十八になってないようで今年も花咲く様子がありません。

新芽に混じってアロエの花が咲いてます。この花をよそ様の庭先で初めてお見かけしました時には、すんごい花が咲いてるっ、とビビりました。燃えるように真っ赤で突き出た尖った物体は、花の概念から著しく外れておりました。どうみたって、恐竜型エイリアンのベロです。ぐわっ、と火炎放射器のようにベロを突き出して手当たり次第食べちゃいそうで・・・ ベランダが宇宙生物に侵略された気分ですが、色彩的にはきれいです。

さてと、先日の頭割れ事件の時に秘書は頭部スキャンをして貰いました。自分の頭の輪切り図というのは面白いものです。お医者様は「きれいですね」の一言で片付けて下さいました。それはそれで結構なことなのですが、どこも悪くない=健康だけが取り柄の馬鹿、と言われているような気がするのは根性がよろしくないからだとは思いますが、ついつい余計なことを尋ねてしまう秘書。

「年相応の萎縮とかありますか?」

「そうですねえ」と先生は、指差して下さいます。「この辺が少し・・・」

(先生、「年の割には少ないですよ」とか、お世辞のひとつも言って下さいまし・・・)

この頭割れ事件の会計は、締めて6000円也でした。頭が痛くなると懐も痛いのです。気をつけませう。

さてと、頭割れ以来過激な行動は謹んでおります秘書の楽しみは、やっぱり古本漁りです。某ブックオフにて格安物件を物色中、映画コーナーで写真集を見つけました。ビニールに包まったままの未開封品ですが、いわゆるビニ本ではありません(と思います)。ミリオン出版の『およう-夢二と晴雨が愛したモデル』定価3000円也です。

前からお見かけしていたのですが、バカ高い値段がついていましたので、買おうとはこれっぽちも思いませんでした。売れないものは値段が下がるのは資本主義社会の常識です。手に取ると貼り変え値札シールはすでに4枚目に突入し250円となっておりました。

うーん。

「およう」こと「お葉」は、タイトルのごとく夢二と晴雨が愛したモデルです。興味があります。が、この写真集の元になった映画には心当たりがない。出演俳優にも興味はない。中身はどんなものなのか。250円なれど、外したら痛い。

裏表紙に夢二と晴雨の代表的な作品が小さく1枚づつ載っているのに賭けました。夢二と晴雨について本文中にも言及があるに違いない。図版の2枚や3枚、4枚や5枚、6枚や7枚、掲載しているはずだ。たとえ1枚でも、250円ならおつりがくる・・・

お家に帰っていそいそとビニールを剥がします。ビニ本買う人の気持ちが分かります。早く中身が見たい。

・・・外れ。

ゲストに団鬼六まで出しておいて1枚も図版がないというのは詐欺でねえか。インターネットオークションで売っ払ってやる~

2006年3月7日(火)曇り

地元の図書館の館内パソコンに外部からアクセスして検索できるようになったのは数年前のことでした。以来、秘書は仕事してるフリしながら検索して、知の海に漬かったりしておりました。

昨年のことでございましょうか、より便利になる、との前触れでシステム更新が行われました。新システムは確かに便利になりました。予約が自分でできるようになったのです。

しかし、公然の落とし穴も出現しました。新システムは、「InternetExplorer5.5以上、またはNetscapeNavigator6.0以上のブラウザ」でないと、動かないのです。なんだ、バージョンアップすればいいじゃないか、とおっしゃるのは、Windowsユーザーの方だからです。

MacのブラウザはIEに見切りを付けられまして、OSX用の5.2バージョンが最高、OS9以下だと5.1バージョンです。じゃネスケを入れれば、ったってMacOSXにデフォルトで入っているのはサファリとIEなんです。ネスケは以前から秘書の管轄外でして今Mac用のバージョンはいくつかも把握してないし・・・ 即ち事実上のMac締め出しです。

自宅ではOS8.6でインターネット界を渡り歩いている秘書としましては、以前のシステムで検索するのに何の不自由も感じておりませんでした。図書館に改善方お願いの投書をいたそうか、その前にネスケのインストールをして見ようか、悩める秘書であります。

2006年3月6日(月)晴れ

うらうらと暖かく巷の一部では早とちりの桜が咲いておりますが我が社は厳冬の最中(さなか。もなか、じゃありません)です。なにゆえに、かと申し上げるまでもなく某アホたれ編集長のせいです。

なあ~んも考えんとズパッとファイルを削除して下さいましたのは、そなた様ではございませんか。なのに殿は「あれ? 何も出てこないよ」とのんびりした声を発せられます。声はのんびりなれど、その意味する所は(余は宣伝チラシを印刷したいぞよ、さっさと使えるようにせい)とのご命令なのです。

下っ端秘書ごときがご意見申し上げても、殿の耳は浦安ネズミの付け耳、はたまたパレスチナ分割の壁にして壁に耳無し芳一は琵琶の名手なれど般若心経書き忘れ琵琶湖は外来魚に食い荒らされ鮒鮨ピンチ・・・と、えーとなんでしたっけ、つまり言っても甲斐がない、貝が無いなら烏賊は如何、違うと。つまり秘書がへへえ~、と平伏してなんとかせにゃならんのです。理不尽なれど理屈で世間が動くなら警察いらぬ。

・・・なんでしたっけ。頭が暴走するのは、ランボー怒りのシリーズみたくアドレナリン分泌が全開になっているからです。ええと、チラシでしたっけ。イラストレーターで作ってPDFファイルにして編集長のパソコンに送り込んで差し上げた秘書の力作の数々もゴミ箱に叩き込まれて御丁寧にゴミ箱をカラにしてくださったのですね。もう一度作って、って、小学校の切り紙工作するみたいに気楽におっしゃいますけどね、文字入力して写真スキャンしてあれやこれや手間がかかるんだよ、泥団子作るのと訳が違わい、ギャーッ

(すみません、ぶち切れました)

2006年3月5日(日)晴れ

よい天気です。昨日を寝て過ごしまして、本日もベッドの友になりそうな感じですが、花咲ける春、花の乙女が三年寝太郎ではよろしくありません。隣町まで出かけて、巷の様子をチェックしてまいりましょう。

と身支度をしまして、久しぶり春向きのお洋服のウエストがちょいときついです。冬ごもりの名残ですが、もう肉布団は剥がして良い頃合いです。

どれ、といきなり腹筋を始める秘書。ふう~っ、効くぅ、息が切れるぅ。と、いきなり、

がんっ

頭が割れるぅ~、と両手で抱え込んでしましました。初めて経験する痛みです。まじ、ヤバい、頭が割れそう~

脳出血クモ膜下出血、と脳内電光掲示板に恐ろしい文字が流れて行きました。秘書一巻の終わり、とマジで思いまして、あれ困った見られると困るものが押し入れにしまってあるよ~、と割れて砕けそうな意識の下で考えて・・・ 3分ほど経過いたしました。こわごわ目をあけますと、そこは地獄の受付カウンター、違う、我が寓居でありました。頭は痛いですが、手も足も動きます。口も少々悪いのは別問題としてちゃんと動きます。

が、そこはかとなく気分が悪い。乗り物酔いを致したように、あえかにゲロッピが騒ぎます。はて? 

一瞬迷いましたが、近くの病院が休日診療の当番であることを確認して保険証を握りしめてすっ飛んで行きました。

念のため頭部スキャンしましたが「きれいですね」とお医者様が申されるごとく脳内に異常は全くありませんでして、診察結果は、肩凝りからくる緊張性の頭痛でした。へ? たかが肩凝りで一生が終わりそうな痛みが?

お家に帰ってインターネットで調べたら、相当強力な筋肉凝りほぐし薬を処方されておりました。

2006年3月4日(土)晴れ

秘書は寝込んでおります。昨日我が社に激震が走りまして、繊細な秘書の神経が壊滅的に打撃を被りました。

思い出すのもおぞましい衝撃でございました。

朝、いつものように出社いたしまして、ホームページのお手入れをしておりましたらば、編集長がニコニコ、見ようによってはニャッタラニヤッタラして近づいてまいりました。

「そうそう、昨日ね」と、世間話を始める口調です。「メビウスの中身を整理したの。余計なファイルがいっぱいだったから」メビウスとは編集長専用のWinパソコンです。(ああ、そうですか、ようやく世間並みの知恵がついてきたのですね。)

「それでね、新しく注文があったから住所登録しようと思ったの」

そしたら「住所録のデータがきれいさっぱりなんにもなかったの」だとお。

余計なファイルをまとめて削除したんだとお。ゴミ箱も空にしちゃっただとお。ありとあらゆる情報を詰め込んだ顧客データですぞ。バックアップしとくようにと秘書はしつこく言いましたよね。「うんにゃ」ですとお。

ばかたれっ、と秘書がぶちぎれたとて何の不思議がございましょうか。事態の深刻さが分かっているのかいないのか、編集長は相変わらずニコニコしております。ああ、秘書は目眩がしますう~。

ぶりぶり怒りながらPC内を検索しますが無いものは無い、という厳然たる事実が判明するのみ。しかも、Mac用ファイル復活ソフトは2組も持っているのにWindows用は用意してありませんです。高いけど急いで購入する? けど復活の保証はありません。

ああっ、と秘書は身悶えします。真相の深層春号の発送を終えた時点で、(バックアップとっとかなきゃ危ないな)と虫が知らせてくれたのを無視したのが悪かったのです。うん、とっとく、との編集長の当てにならぬ生返事など信用した方が悪かったのです。ああっ。

その後、ひと月ほど前秘書が顧客データを点検した際、作業中のボケミスによるデータ破壊を懸念して別パソコンにデータを送っておいたことを思い出しました。そちらは「不要」という名前のフォルダに叩き込まれていましたが健在でした。用心深い秘書は、いらなくなったファイルでもそう簡単には捨てないのです(単にケチ、という説もありますが)。ひと月前ゆえ、深層春号の発送に関する詳細項目は全滅ですが、編集長や、それくらい自己責任でなんとかしなされや。

2006年3月3日(金)晴れ

実は秘書のeMacはアンチウイルス的にこの1ヶ月ほどすっぽんぽんでした。

ご存知ノートン先生とOSXの仲がこじれて修復不能になりましてノートン先生に早期退職して頂いて以来、個人教授を雇う経済的余裕のあるはずもなく、「気をつけるからいいもん」の一言の下に野放し状態(気をつけて防げるものならウイルスなんぞ流行りませんでしょ)。

が、ここに来てOSXを狙ったウイルスの存在がニュースになりまして、ああ、これはいけません、と早速、目星をつけていたソフトを購入、インストールいたしました。ノートン先生と縁が切れた時点で、このソフトがまだ「発売予定」でありまして、なおかつ微妙に発売日が延びちゃったもので導入し損ねていましたのでした。

インターネット界をストリーキングするのはちょいスリルがありました。運悪くウイルス君に捕まれば、良くてデータ全滅、悪くすれば人様に感染ファイルをばらまいて賠償問題、あるいはマシン壊滅・・・

今度のアンチウイルス君はツラ(インターフェース)が一昔前の宇宙船みたくメカニカルです。そいでもってウイルスチェックが終わると、SF映画のコンピュータボイスみたいな即ち金属ノイズの入る合成音声みたいな女の人が「ウイルスは検出されませんでした」って喋って教えてくれるの。面白いんでチェックの済んだファイルをまたチェックしちゃったりして。ほらほら、ういるすはけんしゅつされませんでした、だってさ。見つかったらなんて喋るんだろな。ウイルスですウイルスです駆除を開始します20秒以内に退避して下さいビィーッビィーッビィーッ、とか・・・

2006年3月2日(木)雨

まだ虫歯の治療は延々と続くのですがふと気がつきましたら肩凝りが軽減しておりました左の上の詰め物をきちっと入れたからですよきっと。

と、思うには理由があります。

忘れもしません一昨年の末に秘書のお父様が亡くなりました時、不肖秘書はその時は自覚しなかったのですが、一番近しい先祖様たる親が亡くなると遺伝子継承者たる子はもろに生命原理的な影響を受けるようでして全身が緩みまして秘書の場合は膝がふにゃふにゃ腫れて歩行に支障を来たし虫歯は浮いて噛み合わせが悪くなりました。オカルトめいた話ですが、よく聞く話でもあります。

膝は痛みがやわらいだ時点で鍛えることにしましたもので、その後は回復しましたが、虫歯は鍛えても直りません。早く治療すればよかったのですが、秘書はあいにく歯医者が好きではありません。一個人としての歯医者は毛嫌いしてはおりませんし、人にもよりますがお友達としてならお金持ちだし大歓迎ですが、歯医者というコンセプト、歯医者で歯をガリガリやられるという行為が嫌いであります。(好きだという人はそりゃもう変態さんです。)

肩凝り体質でありましたが、深刻に凝り固まるようになったのは葬式以来でした。そしてピークは、歯の治療を始めて3本連続虫歯の2本が抜かれてしまった時。夜中に目覚めて気がつくと歯をぎりぎりと食いしばっていました。顔が縮むほど力が加わっていたので、朝起きると頭痛はする肩はぱんぱん・・・

前回の治療で歯の浮いた感じがなくなった途端、肩から大仏様がどいてくれました。償いきれない業を背負ってるような気がしていたのも大いなる勘違いでありました。

ということで、さあ人生のお楽しみはこれからです。まずは久々の夜遊びをば致しませう。あしたは楽しい雛祭り~女の祭典だ~

2006年3月1日(水)雨

今年こそはきちんとした生活を送ろう、と思ったので、年頭に大金をはたいて立派な日記帳を買ってきました。

毎日をその日の内に反省して、明日はより良い日にしましょうとの固い決意の下、国勢調査でもらった消しゴム付きの鉛筆をセットにして目につく所、即ちパソコン机に置いて、記憶を総動員してその日の出来事を思い出しては記入欄をびっちり埋め尽くしました。必ずや後日、役に立つ資料になることでしょう。来る日も来る日もどんなに辛くても書き続けてきました。

突然急ぎの仕事が入って忙しくてたまらなくなった日、意に反して少しだけお休みしました。生身の人間ですもの、少しくらい記入欄に空白が出来ても仕方ありません。昨夜ほっと一息ついて、絵でも描いとこっと、と日記帳を拡げました。

・・・何故に2月分がそっくり空白なのでしょうか。秘書はほんの2、3日手抜きしただけだったのに。誰かが時間を盗んで行ったのに違いありません。時間は生まれたばっかの時には無限にあるように思えましたが、ある程度消費してしまうと後が無いっちゅうのに。

時間どろぼ~、貴重な時間を返せ~

って、何を気恥ずかしいセリフを口走ってんでしょうね。時間をドブに捨ててしまったのは自己責任です。近頃テレビの番組を見て、あれっ、昨日見たはずなのに、ええっ、もう1週間経っちゃったの、と感嘆する日々を確かに送ってましたもの。

今月もまた似たような経過を辿るんでしょうな。慣れないことをやるもんじゃありませんな。あと10ヶ月分の空欄は家計簿代わりに使いましょうかね。と言いつつ、家計簿はもっと続いた試しがありませんでしたっけ。

さて、三寒四温とは言いますが、生暖かい日の後に厳冬がやってきまして、片付けたストーブ再出場、剥がした毛布はまたベッドに戻り、冬眠蛙は半開けまぶたをおろし、出るものは引っ込みまして下剤が必要かと・・・違う、寒くて貯まりません秘書の預金口座、とこれも違う、堪りません。体が春仕様になっているので、余計に寒さがこたえます。

が、暦が3月に突入いたしましたからには意地でも防寒スタイルにはなりたくないのが乙女心というものです。本日は秘書も軽やかなジャケットを着用して出勤いたしました。気分だけでも春らしく、と思ったのですが、我が社の冷暖房仕様を見くびっておりましたことを今反省しております。寒くってキーボードを叩きながら膝が震えます。社内遭難だよ~


♫ふん ふん ふん ふん、ふんふんふん♫

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