送信日時 :2001年 10月 15日 月曜日 9:30 PM
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『亜空間通信』43号(2001/10/15)
【インドネシア大統領がアフガン攻撃を批判に至る広範なイスラム教徒の憤激】
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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
11.9.アメリカ重大事件のラディン犯行説に疑いを挟まないのは、欧米と尻に従う代表権なき属州の日本の支配層ぐらいなものである。呆れたものだが、『日本経済新聞』の本日の夕刊にも、珍しく地紋に白抜き4段抜きで「/『多数の支持を得られず』」という見出しの長文の記事が現われた。
リードの締めには、「世界最多のイスラム教徒を抱える同国の大統領発言は他のイスラム圏へも影響を与えそうだ」とある。ここらでいい加減にアメリカ追随を止めないと、日本はイスラム圏全体から嫌われ、さらに孤立を深めるであろう。経済紙の日経の取り上げ方には、そんな危惧が潜んでいるように思える。
アメリカは、30年前にヴェトナムでも将棋なら負けが明らかな局面で投げずに、指し過ぎの大失敗をしているのに、懲りないのである。ここに至る経過は、各紙で報じられてるが、以下、いささか不精して、阿修羅の韋駄天掲示板で拾った記事によって紹介する。「日本」という言葉も出てくる。
インドネシアで攻撃への批判相次ぐ
投稿者 倉田佳典
日時 2001 年 10 月 08 日 21:27:39: 10/08 16:02
インドネシアで批判相次ぐ外信126
【ジャカルタ8日共同】インドネシアでは八日、米英両国によるアフガニスタン・タリバン政権に対する攻撃についてアクバル国会議長が「極めて遺憾で、犠牲者が増えないよう政府は米国にもの申すべきだ」と述べたほか、国会各派から米国批判が相次いだ。
メガワティ大統領は米中枢同時テロ発生後にアジアの首脳として初めて訪米、九月十九日のブッシュ大統領との首脳会談で「テロ非難」で一致した。しかし世界最大の約二億人のイスラム教徒人口を抱える同国では報復攻撃に批判が強く、政府は国連を通じた問題解決を主張している。
報復攻撃があれば米関連施設を襲撃すると警告し、反米デモを繰り返していたイスラム強硬派が抗議の構えを見せており、警察はジャカルタの米大使館周辺に鉄条網などを設置して厳戒態勢をとった。
(了) 011008 1602 [2001-10-08-16:02]
インドネシアで攻撃への批判相次ぐ
投稿者 倉田佳典
日時 2001 年 10 月 08 日 21:27:39: 10/08 19:41
対米断交論など反発相次ぐ
インドネシア政府は苦慮外信161#01
【ジャカルタ8日共同】インドネシアでは八日、米英軍のアフガニスタン攻撃に対し、イスラム指導者を束ねるウラマ(イスラム学者)評議会が「人道と正義に反するごう慢な行為」と非難声明を出し「攻撃が続く限り米国とその同盟国との外交関係を凍結せよ」と政府に迫るなど強い反発が相次いだ。
世界最大の約二億人近いイスラム教徒人口を抱え、対米協調路線との間で苦慮する政府は同日、関係閣僚会議を開いた後、ハッサン外相が「深く憂慮しており、あくまで限定的な作戦とするよう求める。国民は秩序正しく行動してほしい」と攻撃を事実上認める声明を発表したが、米国に対し弱腰との批判を浴びそうだ。
報復攻撃があれば米国人や関連施設を襲撃すると警告していたイスラム強硬派の数百人が八日、ジャカルタの米大使館近くで抗議のデモを行い「在留米国人は直ちに国外へ出よ」と要求。しかし、警察が装甲車と鉄条網で約百メートルにわたって道路を封鎖し、デモ隊は大使館に近づけなかった。
ジャカルタの日本総領事館は八日、在留邦人に対し、不要な外出を控え、水や食料を十分確保するよう呼び掛けた。
(了) 011008 1940 [2001-10-08-19:41]