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『亜空間通信』464号(2002/12/21)
【読売「海自ペルシャ湾派遣」に至る安全保障戦略の官邸案は有象無象混乱の極み】
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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
昨晩(2002/12/20)、憂国の至情もだしがたく、私は、以下の通信を発した。
http://asyura.com/2003/war20/msg/334.html
『亜空間通信』463号(2002/12/20)
【右も左も役立たず日本絶望状況でわが電網宝庫に外交安全保障戦略会議設置決定】
そして本日(2002/12/21)、以下の電網検索を実施した。
全言語のページから外交安全保障戦略会議を検索しました。
約10件中1 - 9件目 ・検索にかかった時間0.12秒中日新聞ホームページへようこそ
... の基本戦略」と題した報告書をまとめ、首相に提出した。これまでの日本外交は長期的戦略に基づいたビジョンが欠けていたとして、中長期的な外交指針を提言する首相直属機関「外交安全保障戦略会議」の創設を提唱した ...
上記を叩くと、以下が出てくる。
[以下、引用]
http://www.chunichi.co.jp/00/sei/20021129/mng_____sei_____000.shtml
外交戦略会議の創設を
官邸主導へ、タスクフォースが提唱小泉純一郎首相の私的な外交助言機関「対外関係タスクフォース」(座長・岡本行夫内閣官房参与)は二十八日午後、「二十一世紀日本外交の基本戦略」と題した報告書をまとめ、首相に提出した。これまでの日本外交は長期的戦略に基づいたビジョンが欠けていたとして、中長期的な外交指針を提言する首相直属機関「外交安全保障戦略会議」の創設を提唱した。
報告書では、外交の最終責任者である首相に対し外務省だけでなく、異なった視点や選択肢を提示する「権威のある建言機能」の必要性を強調。有識者で構成し、関係閣僚らと随時意見交換する同会議の設置を求めた。
同会議は事務局を内閣官房に設置。首相官邸が同会議の提言や外務省の政策を総合的に調整するよう求めるなど、官邸主導による外交展開を打ち出したのが特徴だ。
個別の外交課題では、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)政策について「日本人拉致事件や核開発などの解決なしには正常化は不可能」と指摘。日本の目標については「北朝鮮の急激な体制転覆ではなく、政治経済体制の段階的変質」と位置づけ、正常化後の経済協力は目標達成の有力な手段になると指摘した。
対イラク政策については、米国がイラクを攻撃した場合は国内世論に関係なく、国民の生命と財産を守る観点から、自衛隊派遣の是非を判断するよう促した。具体的には石油などの海上輸送ルート確保のため、海上警備行動の検討を求めた。
日米関係については、「安全保障関係を中心に総合的に再検討すべき時期に来ている」としたうえで、「相互に補完的な外交を行っていく道を取るべきだ」と、対等な外交関係の模索を求めた。
[引用終わり]
これなら、まあまあの「客観報道」である。
ところが、
Yomiuri On-Line/ニュース特集/
... 座長・岡本行夫内閣官房参与)は28日、首相官邸で会合を開き、中長期的な外交政策検討のため、有識者による「外交安全保障戦略会議」(仮称)を内閣官房に設置することなどを盛り込んだ報告書「21世紀日本外交の ...
上記を叩くと、以下が出てきた。
[以下、引用]
http://www.yomiuri.co.jp/attack/200211/a20021129_02.htm
ニュース特集
対テロ・イラク「海自ペルシャ湾派遣を」/タスクフォース報告書で提唱
イラク攻撃時、タンカー警護で小泉首相の外交問題に関する私的助言機関「対外関係タスクフォース」(座長・岡本行夫内閣官房参与)は28日、首相官邸で会合を開き、中長期的な外交政策検討のため、有識者による「外交安全保障戦略会議」(仮称)を内閣官房に設置することなどを盛り込んだ報告書「21世紀日本外交の基本戦略」をまとめ、首相に提出した。
また、報告書は、米国による対イラク攻撃時に、タンカー警護のために自衛隊のペルシャ湾派遣の検討を求めている。1990年の湾岸危機時に、「最大の受益国である」日本がタンカーを警護する多国籍艦隊への参加要請を拒否したことを引き合いに、「同じ事態が予想される。日本の船舶を守るため、海上自衛隊が海上警備行動を判断できるようになった時こそ、日本は通常の国家になったと言うべきだ」としている。(2002年11月29日付)
[引用終わり]
そこで、国会情報を探る。以下を叩くと、
第155回国会 外務委員会 第9号(2002/12/04)
... 前田委員 わかりました。とにかく一本になって、強い態度の交渉で北朝鮮に対しても当たっていただきたい。 そこで、対外関係タスクフォースが二十八日に報告書を出されました。首相直属の外交安全保障戦略会議の設立 ...
以下に抜粋紹介する議事録が出てきた。
[以下、引用]
http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/000515520021204009.htm
平成十四年十二月四日(水曜日)
午前九時十二分開議[前略]
○前田委員 わかりました。とにかく一本になって、強い態度の交渉で北朝鮮に対しても当たっていただきたい。
そこで、対外関係タスクフォースが二十八日に報告書を出されました。首相直属の外交安全保障戦略会議の設立を言われておりますけれども、官房副長官、この設立についてどのようにお考えでございますか。
○安倍内閣官房副長官 これは考え方の一つでございまして、今私どもがこの戦略会議を具体的に検討しているということはございません。[後略]
[引用終わり]
そこで、以下の電網検索を実施した。
全言語のページから前田雄吉、民主党を検索しました。 約538件中1 - 100件目 ・検索にかかった時間0.27秒
以下がもっとも簡単な紹介記事である。
http://www.mskj.or.jp/profile/maeda_yu.html
■ 前田 雄吉(まえだゆうきち)
衆議院議員/民主党/愛知6区略歴 1960年生まれ。信長の居城のあった清洲に育つ
慶應義塾大学法学部卒業
入塾後も「外交の分野で自らをいかしうる政治家」を目指し環太平洋構想を研究
ロータリー財団より豪州国立大学へ留学
松下政経塾5期生[後略]
これまた、「信長の居城のあった清洲に育つ」などと剣呑至極、「朝鮮征伐」にでも行きかねない。心配でならぬ。この混乱の極みこそが、日本の「安全保障」の現実であろうか。ああ、今時、憂国も楽ではない。
以上。