※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
『亜空間通信』366号(2002/09/08)
【911直前:真珠湾自虐史観の日本人に告ぐブッシュに戦争を開始する権限は無い】
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
本日(2002/09/08)夕刻、電子手紙を受信したら、以下に紹介する「国連情報誌SUN」記事が届いていた。昼頃にはなかったので、午後に、発信されたものに違いない。magmagの無料ものだが、若い人がやっているらしい。時折、独自の「今日の一言」が入っていて、新知識を得られる。
今日のは何と、「アメリカ史上200を超える海外派兵のうち事前に議会が宣戦布告したのは5回のみ!」となっている。うぬっ、わが大日本帝国など、可愛いものではないか!
「法律は手品の一種である」(マクリン)
マクリンは、シェクスピアと同時代のイギリスの俳優兼劇作家である。いわゆる「法治国」の大先輩と日本の欧米崇拝主義者どもは過大に崇めとる。このイギリスの海外侵略華やかなりし時代の言葉は、今のアメリカにも当て嵌まる。いや、当て嵌まり過ぎるのである。
日本人の中には、そのアメリカに「宣戦布告せずに真珠湾攻撃した」として、思い悩む自虐史観患者が多いが、これで直らんか、どうじゃ!
送信日時 : 2002年 9月 8日 日曜日 3:20 PM
国連情報誌SUN
◆「今日の一言」― 米国の対イラク政策を巡る攻防(2) ―[中略]ブッシュ政権がイラクに対する武力攻撃を遂行するためには、1)政権内、2)連邦議会、3)関係国等との様々な調整が不可欠なのです。
例えば、連邦議会ですが、そもそも、合衆国憲法は、戦争権限(war powers)について、その乱用を防止する観点から、連邦議会と大統領に分割して付与しています。具体的には、1)宣戦布告権等は議会に、2)国家が戦争状態に陥ったときに軍を指揮権を大統領に与えており、本来は、大統領に戦争を開始する権限は無いのです。
但し、実際は、こうして戦争を開始する権限は連邦議会にあるにも関わらず、大統領の戦争権限は次第に拡大解釈されており、朝鮮戦争やベトナム戦争では、議会による宣戦布告なしに武力行使が開始されました。(アメリカ史上200を超える海外派兵のうち事前に議会が宣戦布告したのは5回のみ!)
今、日本では、米国のイラク攻撃の是非ばかりが論じられていますが、欧州や米国内では、その方法や時期に関する議論に焦点が移っています。英国以外の欧州は、イラクに対する査察を求める新たな国連決議を求めていますし、8月28日付けのNYT紙の記事"Summons to War"は、加えて、合衆国憲法が議会に認めている意思決定の役割を無視すべきではないと指摘しています。 [後略]
以上。