送信日時 : 2002 年 2 月 25 日
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『亜空間通信』171号(2002/02/25)
【『薬害はなぜなくならないか』でも副作用報告症例の欺瞞調査仕組みに気付かず】
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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
先に、『亜空間通信』167号(2002/02/21)【厚生ダミー医薬品機構の天下り人事と巨億税金ふんだくり状況と激怒先輩の速報】で「サンデー毎日「厚生省の犯罪」より抜粋」とし紹介した「高山家」の「激怒」の電網宝庫記事を、図書館から借り出した単行本『厚生省の「犯罪」薬害』(p.108-113、毎日新聞社社会部薬害エイズ取材班、日本評論社、1997.2.28)で、確認できた。
若干、改行や括弧が違っていたが、中身は同じだった。ただし、項目の見出しは、「救済しない救済機構」ではなくて、少し違う「救済しない『救済』機構」だった。括弧を付けて「救済を自称する」の意味を持たせたものであろう。
この単行本の奥付の裏には同じ社の発行の単行本、『薬害はなぜなくならないか』の広告が印刷されていた。その本も書棚にあったので一緒に借り出してきた。奥付を見ると、1996.11.15.初版発行である。
他にも薬害関係の本を借り出したが、私が特に関心を抱き始めた薬の「添付文書」にふれていたのは、この『薬害はなぜなくならないか』だけだった。著者は内科の医者である。
ところが、この本でも、「薬の危険な面、害(副作用)への注意が載っていない説明書は欠陥品である」とは記すものの、私が『亜空間通信』168号(2002/02/22)【厚生省の犯罪など裸の猿の悪業を全部暴くのは不可能で疲れるから部分恐怖のみ】で指摘した問題点、つまり、「副作用が報告された症例」の「報告」なるものが、「薬の販売元が病院、薬局などで調査する」であり、以下のような恐怖に満ちた欺瞞であることまでは、気付いていないのである。これではまだまだ「薬害はなくならない」と言えるので、以下、関連部分のみ引く。
つまり、まったく科学的な調査の結果ではないのである。泥棒に自分の犯罪は軽いと報告させ、許してしまうようなことである。自覚症状が明確で無い副作用を受けた患者は水面下の氷山のように、まったく厚生労働省審査管理課の水面上、もしくは雲の上からの視野に入っていないのである。ああ、恐ろしい。ああ、真相究明「魔」としては愉しい。いっひっひのっひっ。
以上で引用終わり。
すこで、本日(2002/02/25)、日本評論社に電話をして、担当の編集者に事情を話し、検討を要請した。ああ、疲れる。もともと、杉花粉症の症状の一つは、疲れることなのである。ああ、疲れた。
以上。