感謝の言葉 田岡直博
発行予定日に遅れること2年。構想から2年半の月日を経て、ようやく「ユニトピア100号」を世に送り出すことができます。この日を迎えるまでには、大変な紆余曲折がありました。山があり、谷がありました(ほとんど谷底に忘れ去られた状態でした)。あの日偶然BOXで深川くんと出会わなければ、100号は永遠に忘れ去られたままであったかもしれません。 「ユニトピア」の創刊も、そして100号構想の登場もBOXに集う人間の思いつきから生まれたといいます。100号構想の復活もまた、BOXでの日常的な会話から生まれたところに、「ユニトピア」がユニセフクラブ、そして3号BOXに深く根付いたものであることを感じています。 多くの困難にもかかわらず、今日、みなさまに「ユニトピア100号」をお届けできることを、編集者の一人として率直にとてもうれしく思っています。これも、ユニトピア読者、ユニセフクラブOB/OG、現在のユニトピアンズ、ユニセフクラブとユニトピアに関わる全ての方々のご支援・ご協力があったからに他なりません。私自身、読者からの期待の声に励まされ、編集・印刷を手伝ってくれるユニトピアンズの協力に支えられてきました。編集者を代表し、私からの最大限の感謝の気持ちを込めて、この「ユニトピア100号」を贈ります。 特にお世話になった方々の名前を記し、感謝の言葉を述べさせていただきます。 そもそも、ユニセフクラブがなければ、「ユニトピア」も、そして「ユニトピア100号」もありえませんでした。京都大学ユニセフクラブの設立(1985)に関わった、薬袋さん、その他のユニセフクラブ設立者のみなさま、関西市民の集いのみなさま、ありがとうございました。 「ユニトピア」創刊以前にも、薬袋さんの「ユニちゃん」、北本さんの「きままにエントロパー」「ニューえんとろぴあん」「Uniとぴあ(横B6版)」などが存在した聞いています。現在はBOXで目にすることもできず「失われた歴史」となってしまいましたが、こうした試行錯誤が「ユニトピア」創刊の礎となったことと思います。ありがとうございました。 「ユニトピア」が創刊されたのは1990年5月15日のことでした。今日までつづく歴史の起点となり得た創刊号の編集にかかわられた編集部のみなさま、創刊号の巻頭言を書いておられるshyこと塩山さん、本当にありがとうございました。100号まで続く「ユニトピア」に刻み込まれた多くの意義ある文章が、その功績を讃えています。 月刊号としてスタートしたユニトピアは順調に号数を重ね、5号が出たときには「新記録」という文字が表紙に踊りました。当時は誰一人100号まで続くとは予想だにしなかったことでしょう。11年以上にわたって「ユニトピア」の発行が途絶えることなく今日まで続いたのは、やはり編集長の努力によるところが大きいと思います。そのときどきの「ユニトピア」の雰囲気は、編集者の方々の個性と堅く結びついており、私の記憶に深く刻み込まれています。 一人一人に感謝の言葉を述べることはできませんが、歴代編集長のみなさまのお名前を紹介させていただきます。ありがとうございました。
※39号までは巻頭言を書いていた人(編集部による共同編集が行われていたようです) 編集者の思いつきにもかかわらず、100号への執筆依頼をこころよく引き受けてくださった執筆者のみなさま、絵を描いてくださったみなさま、本当にありがとうございました。とりわけ、永井史男さんは、お忙しい中、100号の構想についても貴重なご意見をくださっただけでなく、ご自身でも「研究発表レビュー」を執筆してくださいました。 当初、100号はパソコンで編集した原稿をそのまま出版社に持ち込んで、印刷・製本してもらう予定でした。ところが、予算の都合上、印刷を吉田寮で行うことになり、印刷した原稿の並び替えにもかなりの時間と人手を割かねばならなくなりました。急な予定の変更にもかかわらず、原稿の制作を手伝ってくださった、中西得之くん、野元梨津子さん、小塚史子さん、印刷を手伝ってくださった、黒田敏史くん、高垣直尚くん、吉田純也くん、製本を手伝ってくれたユニトピアンズのみなさま、本当にありがとうございました。手間をかけた分だけ、思い出深い1冊になったと感じています。 最後に、編集者のひとりである福田健治さんは、卓越した発想力・企画力でユニトピア100号構想を強力に押し進めてくださいました。もうひとりの深川博志さんは、ぼくに企画を持ちかけただけでなく、自身でもわずか数日のうちに原稿を書き上げてくださいました。また、面倒な原稿の催促などを引き受けてくださいました。ありがとうございました。 ここで紹介した他にも、100号の発行にご協力してくださった方々がおられることと思います。また、多くの方々のご協力にもかかわらず、本文中に誤解・誤植などが見つかるかもしれません。それらの責任は執筆者と編集者にのみ帰せられるべきことを明記して、この短い文章を閉じたいと思います。本当にありがとうございました。 |