●ベトナム青年団来日交流会 |
5月14日 午後3:30開場 京都YWCAにて |
1975年4月30日、ベトナム戦争が終結しました。共産主義勢力のこれ以上の拡大をなんとしてでも阻止しようとするアメリカに対し、「民族独立、全土解放」を掲げて戦うベトナムが勝利したのでした。それから25年、様々なことが起こりました。急激な社会主義化、またそれに伴う大量のボートピープルの発生、カンボジア侵攻など、世界中で支持を受けた「民族独立、全土解放」と言う理念からかけ離れた事件もありました。
今年、ベトナムが「全土解放、建国55周年」でわきかえるさなか、アメリカではあの戦争はいったい何だったのだろうかという見直し作業が行われています。そして、その情報は私たちの下にもたくさん届けらています。その一方、ベトナム側からの見直しについてはあまり耳にすることがありません。そして、日本にとってのあの戦争の意味は何だったのだろうかと考えることもあまり無いのではないでしょうか。
ドイモイ政策の導入、92年からの日本のODA開始、1995年の米国国交正常化などをきっかけとして、ベトナムとの経済的な繋がりがどんどんと強くなってきています。みなさんの口にするスルメの多くはベトナム製ですし、原油の輸入もどんどんと増えています。また、ベトナムに観光旅行に行く人の数も年々増加しています。
しかし民間レベルでの交流はまだまだ遅れているのではないでしょうか。多くの日本人はベトナム人が朝食にいったいどのようなものを食べているかを知りませんし、どんな字を使っているのかも知りません。
今回私たちはベトナムから青年代表として来日されたレ・アイン・チュアンさん、グエン・バン・エニムさんのお二方をお招きし、これまでの日本とベトナムの関係を振り返ると共に、これからの21世紀に向けて両国がよりいっそう深い交流をできるよう相互理解を深めようと考えています。あなたもぜひともこの機会にベトナムを知ってみませんか。
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