京大ユニセフクラブ2002年度11月祭研究発表
「水家族」

4 まとめ

第1章 私たちが日々使っている水(文責:金)



 あらためて生活排水について見直してみると、私たちの日常生活が水になんらかの負荷をかけていることがわかります。上水道、下水道の整備によって私たちは水に不自由を感じずに暮らしていると思います。上水道によって水は「いくらでも」手に入り、下水道によって水は「きれいに」になる、と知らぬ間に思いこんでいました。しかしそのような水の使い方はどこかで障害を起こしているようです。 

 ただ、たとえば流域下水道の欠点を少し知ったとしても、その設備を一変することはできません。行政レベルで取り組まれているものがあり、もちろんそれらも徐々に問題点を改善していく方向に進めていくようしっかりチェックすることも必要だと思いますが。 

 そこでできることは、ひとつには「想像する」ことでしょうか。いつものように水を使う、使いながら、川を、海を想像し、そこで漁をする人、風景を想い、また自分のからだの中の水を考えたり、さまざまな水のすがたを想像する、そのうち水を大切に使っているような気がします。 

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