京大ユニセフクラブ2000年度11月祭研究発表
「私たちのお金がこわす途上国の暮らし」

ぶっく・れびゅーのこぉなぁ
〜もっとODAのことを知りたい人に・・〜


『ODA援助の現実』
著者:鷲見 一夫
出版社: 岩波書店(岩波新書) 
出版年:1989年
価格: ¥550

ひとこと:ODAの入門書とでも言える本です。ODAの形態や仕組みなどの基礎知識はもちろん、ODAのどこがいけないのかを考えるための視点も養ってくれます。まずは基礎から、という人に。 (辻田 香織)

『日本人のためだったODA』
著者:福家洋介 藤林泰 
発行:コモンズ 
出版年:1999年
価格: ¥1700

ひとこと:僕たちの生活とODAとの関係を考えさせられる本。ODAが以下に政治的、戦略的に使われてきたかよく分かる。(亀山 元)

『これでいいのかODA!』
著者:小島延夫 諏訪勝 
発行:三一書房 
出版年:1996年
価格:¥2500

ひとこと:フィリピンのODA事情について述べた本。バタンガス港の件等立ち退きについて興味深く読めた。日本政府とNGOとの対話も必読。(亀山 元)

『アジア開発銀行は援助機関なんですか?〜ADBのABC〜  シリーズ:開発を考える4』
著者:内田晴子、川上豊幸、神田浩史、竹内菜摘、松平尚也、松本郁子(共著)
出版社:mit Press
出版年:1997年
価格:¥620

ひとこと: ODAや開発の問題にいろんな方面から取り組んでいるメンバーによるとってもてづくり≠フブックレット。 体験を交えながら読む人の目線で書かれているので読みやすい。ADB(アジア開発銀行)というかなりマイナーな話題を扱っているが、ADBをとおしてODAや開発全般の問題が浮かび上がってくるので、この国際機関に興味のある人にはもちろん、そうでない人にも広くおすすめしたい本である。 (角田 望)
(読んでみたいという方はユニセフクラブにお問い合わせください。直接BOXにおこしいただいても結構です)

『開発援助の経済学』
著者:西垣昭ほか
出版社」:有斐閣
出版年:1997年
価格:\2400
ODAの標準的な教科書・参考書として書かれた本。個々の事例の問題点はあまり取り上げずに全体的・世界的な視点から日本のODAのみならず世界各国のODAについても説明している。

『沈黙の森・ユーカリ』
著者:紙パルプ・植林問題市民ネットワーク
出版社」:梨の木舎
出版年:1994年
価格:\1500

ユーカリといえばコアラしか思いつかない方。普段自分たちが大量に使っている紙が、いったいどのように供給されているか知りたい方。ぜひともこの本を読んでください。字数も少なく、普段あまり本を読まれない方にも読みやすい本です。紙芝居もついています。(西田治朗)

その他の参考文献
『わが国の政府開発援助 ODA白書1998 上巻』(外務省経済協力局編)
『97/98日本国勢図会』(国勢社)
『平成11年度 通商白書 各論』(総務庁統計局編)
『ODAと環境・人権』(多谷千香子著 有斐閣)
『検証ニッポンのODA』(村井吉敬著 学陽書房)
『日本のODAどうするか』(草野厚他著 日本放送出版協会)
『Q&A わかりやすいODA――その仕組みと役割』
(久保田勇夫著 ぎょうせい) 
『国際派の仕事とシリーズ 国際協力の仕事――国際協力の仕事をするための入門書』(アルク)
『国際開発ジャーナル No.492』
『1997年京大ユニセフクラブ研究発表』

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