例会後ワークショップ報告

Future Planning

福田健治


 12月18日の例会後ワークショップ「Future Planning」の報告です。本来、最終例会のワークショップは「いいとこ探し」と相場が決まっているのですが(って決めたのは私ですけどね)、新しいメンバーが11月、12月と入ってきてくれて、いいとこ探しをするのは難しそうだったので、別のワークショップになりました。しかも例会が長引いて、予定していたワークができなくなり、その場で考えた即席ワークショップになってしまいました。


1.内容

 まずはじめに、アイスブレーキングとしてインタビューをしてもらいました。二人ずつペアになって、あらかじめ決められた7つほどのテーマのどれかについてインタビューをしてもらい、おもしろいものを発表してもらいました。

 Future Planningは、紙に(1)ユニセフクラブで楽しかったこと、(2)つらかったこと、(3)関心のあるテーマ、(4)これからやりたいこと、の4つを書いてもらい、3,4人のグループに分かれてシェアリングしてからグループごとにこれからのユニセフクラブでの行動計画を作るというものです。

2.各グループの行動計画(証拠書類)

<石川グループ>

<深川グループ>

<亀田グループ>

<原田グループ>

3.意図

 なんのためにワークをやったのかを公開してしまうと、前回のワークショップ報告で書いたように自由にワークをやってもらうことが難しくなってしまうのですが、今回は現在の運営メンバーへのメッセージということで、ちょこっとだけ書いておきます。

 一つはミーティングの持ち方の問題です。例会が長くてつらいとか、議論が盛り上がらないとか、いろいろとミーティングの内容に対する不満があることと思います。もちろん一部の人だけで集まってつっこんだ議論をするというのもいいですが、周りを巻き込んでいけるような議論の仕方というのもあるはずです。いかに意見を出し合えるか、全員で議論できるかというのは、手法的な部分で解決することもできるんだよ、ということです。ワークショップというと、ゲームをやったりシミュレーションをやったりして社会問題を考えるという固定的なイメージが(ユニセフクラブに)あるかも知れませんが、そんなに固く考えずに、「人が集まって共同(協働)作業する」時の手法ぐらいにとらえたら、もっと柔軟な集まりの持ち方ができるんじゃないかな。

 もう一つは、サークルの運営でも仕事でも研究でも、煮詰まってくるとどんどん周囲が見えなくなってきて、現在目の前にあるものしか考えられなくなってくることはよくあります。時には、普段関わっている対象からちょっと離れて、いつもの悩み事は脇に置いて、自由な発想をするための仕掛け作りを心がけるのも有益です。今回のようなワークでもいいし、一人でブレーンストーミングをしてもいいし、本屋でいつもとは違う棚を見てもいいでしょう。今自分がやっていることへの新しい発見があるかも知れないし、他の人から新鮮な発想が得られるかも、ね。

4.みんなの感想と若干のお答え

<ファシリテートについて>

 つながりはありません。ごめんなさい。単に話しやすくするためです。新しい人が強制的に話すような仕掛けは重要です。

 多いから、いいものができたのかも。

 これからの皆さんのコミュニケーションにかかっています。

 いつもはいったい何なんでしょうか。

<内容について>

 がんばってやっている証拠かもよ。あんまり否定的にとらえなくてもいいけど、時々はこんなのもいいでしょう。

 私はそのころは受験生なのに・・・

 逆に、例会を固定的にとらえなくても、例えば月に1回はいつもの内容はやめてこんなことをしてみるだけにする、とかいうのもありかもよ。

(ふくだけんじ)

 

 

ユニトピア1998年度目次へ

1998年度後期活動報告のページへ