チェチェン総合情報

16 Nov 2009
チェチェンニュース #316
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  * カディロフ大統領の馬、競馬のメルボルンカップに出走
  * 書評:傷ついた魂の叫びを伝える──『チェチェン』
  * チェチェン人格闘技選手ハリドフ、両国で世界王者にKO勝ち!

  * イベント情報


 全国の競馬/格闘技ファンのみなさん、こんばんは、チェチェンニュースです。

 白水社から9月に発売された『チェチェン 廃墟に生きる戦争孤児たち』の訳
者、青木玲さんから、ふたたび情報を寄せていただきました。今度は、チェ
チェンのカディロフ大統領(親ロシア派)が国の金で飼っていると思われる、
競争馬の出走をめぐる、イギリス、オーストラリア競馬界の顛末です。

 この本について林克明さんの書評もありますので、どうぞお読みください。

 そしてもうひとつは、チェチェン人挌闘家のマメッド・ハリドフ(ポーラン
ド在住)が、日本で開かれた総合格闘技大会「戦極」で、世界ミドル級王者に
KO勝ちしたというニュースです。確かなことはわかりませんが、ハリドフ選手
はチェチェンから逃れた難民であるような気がします。

 どちらの話題も紛争地からは離れるのですが、格闘技のニュースは、きっと
世界中のチェチェン人を励ます話題だったろうと思うのです。(大富)


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 ■カディロフ大統領の馬、競馬のメルボルンカップに出走


 11月3日、オーストラリアの国民的祭典、競馬の「メルボルンカップ」で、
チェチェンのカディロフ大統領の馬が3着となりました。しかし今回の参戦
は、豪州、そして英国の競馬界にも、論議を巻き起こしています。そこで、今
回のできごとを、現時点でネット上で見られる記事をもとに時系列でまとめて
みましたので、興味のある方にご覧いただければ幸いです。

 話は今年3月にさかのぼります。中東のドバイでチェチェンから来ていたヤ
マダーエフ元司令官が暗殺された事件は、日本のマスコミも報道し、チェチェ
ンニュースでも紹介されたので、ご記憶のことと思います。ドバイ警察は、カ
ディロフ大統領のいとこにあたるロシア連邦議員を首謀者と名指ししました
が、ロシア側はこれを強く否定。現在は、暗殺を手引きしたとして、ドバイで
身柄を拘束されている2名の裁判に焦点が移っています。

 じつはこの事件が起きた3月28日は、やはり大規模な競馬の祭典である、
「ドバイ・ワールドカップ」の開催日でもありました。しかも、警察に拘束さ
れたうちの1人(イラン国籍)が、このレースに馬を出していたカディロフ大
統領の厩務員であったことが判明したことから、余波は競馬界にも及んでゆき
ました。(*1,*2)

 まず、5月29日付の英ガーディアン紙が、「当代のスターリン」というアン
ナ・ポリトコフスコヤによる修辞を見出しに使って、カディロフ大統領の馬
「バンカブル」が、王室主催のアスコット競馬に出る予定だが、人権団体
ヒューマン・ライツ・ウォッチはこれを問題視していることを紹介。記事は、
内務省は大統領を入国拒否の対象とはみておらず、英国競馬会も、「現行制度
では、破産宣告されたか、道路交通法以外の刑事罰が確定していない限り、馬
主資格の付与は拒めない」が、目下、この規準を厳しくする方向で検討してい
る最中であると伝えました。(*3)

 バンカブルは、結局、予定されたレースには出ませんでしたが、その後、英
国の別のレースを勝っています。

 カディロフ大統領の競走馬は、ここ数年、ロシア国内にとどまらず、世界各
地で走って、そこそこの成績を残しています。ロシアの報道によれば、大統領
は、巨額が投じられているはずのこれらの競走馬は、すべてチェチェン(国
有)のものだと釈明しているようですが、報道官は、これらは大統領の馬と述
べており(*4)、競馬の公式記録でも、ラムザン・カディロフの個人名義です。

 そして今秋、このバンカブルと僚馬モーリリアンが、豪州に遠征、モーリリ
アンが、国民的祭典であるメルボルンカップを目指しているとわかると、こん
どは豪州「緑の党」の党首ブラウン上院議員が、カディロフの馬の参戦は
「オーストラリアのスポーツ史上最大の汚点」であり、断固阻止すべきだと訴
え、9月19日付のシドニーモーニングヘラルド紙など、豪州のメディアがこれ
を報道、海外メディアも続々とこのニュースを伝えました。(*5、*6)

 ブラウン党首は、党の公式HPで、豪州の移民法501条により、カディロフ大
統領の入国は拒否できると述べ、さらに、もし入国したら戦争犯罪人の容疑者
として逮捕も可能、という専門家のコメントまでメディアに紹介され、事態は
緊迫してきます(*7、*8)。

 ところが、大統領本人は豪州訪問をまったく考えていないことが正式に確認
されると、報道はいったん沈静化します(*9)。しかし、大統領の馬の出走の
可否については、レースを主催するヴィクトリア州の競馬団体に決定権がある
として、政府は不介入の方針を崩しません。

 その後、レースを目前に控えた10月29日、英デイリーメール紙が、「英国競
馬会は、来年2月から馬主の適性審査を厳しくする予定で、カディロフ大統領
も調査対象になるだろう」と報じます(*10)。

 これを受けて、ヴィクトリア州の競馬団体も、「英国の競馬会とは相互協定
があり、登録も踏襲するから、あちらで馬主資格が止められれば、豪州の競馬
にも馬を出せなくなる。しかし、その逆もまた言える」ため、今はどうしよう
もないのだ、とオーストラリアン紙の取材に答えます。

 ブラウン議員は、「火曜日[レース当日]は、多くの国民がモーリリアンの
しっぽを踏むであろう」と、なお批判を続け、ブリスベンタイムズ紙は、豪国
立大学のレオニード・ペトロフ博士による、「カディロフ政権はロシアの資金
で支えられており」、「馬にどれだけお金を使っているか不明だが、優勝賞金
はカディロフの個人資産になり、そうなれば、メルボルンカップが国際的マ
ネーロンダリングの一端を担ってしまわないかという疑問も生じる」との意見
を紹介しました。しかし、モーリリアンは予定通り、メルボルンカップに出走
することになりました。(*11、*12)

 なお、バンカブルは、現地入り後、脚の怪我と疝痛のため、予定していた別
のレースを断念しています。

 結局、欧州の大馬主アガ・ハーンによりアイルランドで生産され、好成績を
上げた後、チェチェン大統領に購買され、英国で管理されていたモーリリアン
は、チェチェン国旗と同じ、緑と赤地に三日月と星を描いた「勝負服」姿の南
アフリカ出身の騎手に手綱をとられ、同じく南アフリカの調教師の作戦通り、
後方からスパートをかけ、23頭中、3着に入りました。直線入り口で包まれな
ければ、勝っていたと思える猛追でした。

 1着は地元オーストラリアの馬「ショッキング」。予想を上回る好走で2着
を確保したのは、ヤマダーエフ事件の裁判が進行中のドバイの馬「クライム
シーン」です。

 グローズヌイでテレビ観戦すると報じられていたカディロフ大統領は、優勝
杯と一着賞金330万豪ドルこそ逃したものの、3着賞金42万豪ドル(約3400
万円)を獲得。ブラウン議員はただちに、「カディロフ独裁にオーストラリア
の金が使われないことを確かめるまで、政府は賞金を差し押さえるべき」と訴
え、メルボルンの新聞ヘラルドサンも、競馬団体は「毅然とした姿勢を示すべ
きだ」との論説を掲載し、ヴィクトリア州の競馬団体の対応を批判していま
す。(*13、*14)。

                * * *

 カディロフ大統領の参戦を巡る論議は、国際情勢やグローバル化した競馬ビ
ジネスの諸事情もからみ、まだ出口が見えません。ただ、これまでの報道を振
り返って思うのは、競馬主催者はもちろん、馬券を買ったり、たんにレースを
楽しむ人たちにも、一国の指導者自らが国際レースに馬を出すという、派手な
パフォーマンスの背後にある事情を、冷静に見きわめ、国内事情に思いを馳せ
る自由はあるし、そのための時間もたっぷりある、ということです。(報告:
青木玲/翻訳家)

*参考記事

1)Chechen president defends suspect
http://www.thenational.ae/apps/pbcs.dll/article?AID=/20090407/NATIONAL/623205589

2)Suspects face court over slaying
http://www.thenational.ae/apps/pbcs.dll/article?AID=/20090511/NATIONAL/705109848

3)Royal Ascot awaits 'Stalin of our times' and his Bankable lot
http://www.guardian.co.uk/sport/2009/may/27/royal-ascot-chechnya-president

4)Kadyrov Shows Off His Horses
http://www.themoscowtimes.com/news/article/379628.html

5)Stalin prepares runners for Melbourne Cup
http://www.smh.com.au/articles/2009/09/19/1253209040676.html

6)Will Australia Let Chechnya's President Race His Horses?
http://www.time.com/time/world/article/0,8599,1926636,00.html

7)Chechnya's President will fail character test to enter Australia
for Melbourne Cup - Greens
http://bob-brown.greensmps.org.au/content/media-release/chechnyas-president-will-fail-character-test-enter-australia-melbourne-cup-gre

8)Melbourne Cup arrest threat
http://www.abc.net.au/am/content/2009/s2694963.htm

9)Racing chiefs drop fears
http://www.heraldsun.com.au/news/victoria/racing-chiefs-drop-fears/story-e6frf7kx-1225782753926

10)Chechen chief Ramzan Kadyrov to face BHA probe as governing body
moves to protect image of the sport
http://www.dailymail.co.uk/sport/racing/article-1223395/Chechen-chief-Ramzan-Kadyrov-face-BHA-probe-Gary-Moore-questioned.html

11)Chechen inquiry hangs over Cup
http://www.theaustralian.com.au/news/sport/chechen-inquiry-hangs-over-melbourne-cup/story-e6frg7mf-1225792281155

12)Chechen dictator could use Melbourne Cup for money laundering
http://www.brisbanetimes.com.au/sport/horse-racing/chechen-dictator-could-use-melbourne-cup-for-money-laundering-expert-20091102-ht80.html

13)Seize dictator's Cup prize money: Greens
http://www.aapracing.com.au/news/racing/RNS-article55073

14)It's time to take stand on owners
http://www.heraldsun.com.au/opinion/its-time-to-take-stand-on-owners/story-e6frfhqf-1225794048616

レース結果掲載サイト

Victoria Racing Club Racing Information
http://www.vrc.net.au/victoria-racing-club/racing-information-raceday-results.asp?id=507


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 ■書評:傷ついた魂の叫びを伝える──
    『チェチェン 廃墟に生きる戦争孤児たち』
    [評者]林 克明(ジャーナリスト)

 「グローズヌイの天使」が原題だが、本書には清らかな天使は登場しない。

 ロシアからの独立をめぐって十五年も続くチェチェン紛争では、推定二十万
人の死者・行方不明者が出ている。ロシア当局が報道陣を遮断するこの地に、
ノルウェーの女性ジャーナリストが潜入し、傷ついた魂の叫びを綴(つづ)った。

 「グローズヌイ(チェチェンの首都)の天使」と呼ばれ、戦争孤児の世話を
する女性と、子供たちの様子を軸に物語は展開する。ルポルタージュでありな
がら小説風の叙述が、かえって登場人物に生々しさを醸し出す。

 十二歳の孤児の少年は、鳩(はと)の首をひねり逆さにして血を抜き、羽根
をむしり、棒を体に突き刺す。そして焙(あぶ)る。自分より小さい物乞
(ご)いの子を恐喝して生き延びる。

 続きを読む:
  http://www.tokyo-np.co.jp/book/shohyo/shohyo2009102503.html


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 ■チェチェン人格闘技選手ハリドフ、両国で世界王者にKO勝ち!


 11月8日(土)、両国国技館で行われた戦極という総合格闘技のイベントで、
戦極世界ミドル級王者ジョルジ・サンチャゴとチェチェン人でポーランド在住
のマメッド・ハリドフがKO勝利しました。ノンタイトル戦ではありますが、素
晴らしい勝ち方でした。 (Iさんからの報告)

 試合前から、「自分にとってはチャンピオンとの試合であっても同じこと。
自分のスタイルを貫いていい闘いを見せるよ」と語っていたハリドフ選手。み
ごとKO勝ちして、ヤフースポーツナビのインタビューには次のように答えていた。

ハリドヴ:こんばんは、みなさん。いつも日本に来ることを夢見ていました。
ここでこのような観客を前にして、格闘技をよくご存知のみなさんの前で、あ
りがとうございました。私のコーチをはじめ、たくさんのみなさん、ありがと
うございました。

-試合の感想をお願いします。

 この大会に出れること自体が幸せで、うれしく思っています。サンチアゴ選
手がチャンスをくれたことに感謝しています。この試合に勝ったことで、タイ
トルマッチに出れることができればと思っています。

-空手歴はどのくらいですか?

 空手は12歳で始めて、その後はレスリングやボクシングをやりました。

-日本の格闘技界にどのような印象を持ちましたか?

 期待していたとおりだと思います。素晴らしい観客で、どの選手でも応援し
てくれて、日本のファンの寛容さと応援に感謝したいと思います。

 http://tinyurl.com/halidv


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 ■イベント情報

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 ★11/20 文京:アンナ暗殺3周年・追悼特別上映会「アンナへの手紙」

   http://d.hatena.ne.jp/chechen/20090821

  チェチェンを追いかけたジャーナリスト、
  アンナ・ポリトコフスカヤアンナの死をめぐるドキュメンタリー。
  彼女を知る人々がつづる「手紙」。

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 ★11/20 池袋:シンポジウム 新疆ウイグルとチベットでの騒乱をどう見るのか

   http://apc.cup.com/

  反革命暴動なのか、民族自決を唱えた抵抗闘争なのか。
  新疆ウイグル自治区とチベット自治区で続く少数民族と中央政府との対立。
  宗教、海外の干渉、報道、資源、社会主義体制への反発を多角的に検証する。

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 ★11/20 高田馬場:「映画と文学にみる「慰安婦」」

    http://www.wam-peace.org/jp/modules/topics/details.php?bid=26

  戦後の日本社会は、戦時性暴力にどう向き合ってきたのか?
  戦争文学が描く戦場の性を、作家の彦坂諦さんが語る。

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 ★11/24 高円寺:『ビリン・闘いの村』佐藤レオ追悼上映会+トーク

    http://d.hatena.ne.jp/al-ghad/20091125/1257910578

  ヨルダン川西岸地区で、イスラエルが建設する分離壁に対抗して
  闘ってきたビリン村の村人たちを描いたドキュメンタリー。
  先月急逝し、各方面に波紋を呼んだ佐藤レオ監督をしのんで。

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 ★ 11/24 新大久保:インドネシア人看護師・
         介護福祉士候補と研修制度化するEPAスキーム

    http://www.nindja.com/modules/eguide/event.php?eid=25

  インドネシアとの協定で来日した看護師・介護福祉士候補たち。
  国試を通じた日本での定住化の可能性もあるものの、
  実態は離職率が高い日本人看護師・介護福祉士の補充が主目的。
  制度の問題を考える。

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 ★11/27 表参道:ビルマ・タイ国境の町で
    「みらいの法律家学校-ピースローアカデミーでの活動報告」

    http://hrn.or.jp/activity/event/1127-/

  ビルマ・タイ国境に作られた「人権のための法律学校」からの報告。
  ビルマの若者や人々が置かれている現実と、
  私たちに何ができるかを考えるために。

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 ★11/29 四谷:反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉09

   http://tinyurl.com/ycxwltl

  誰かを殺して 成り立つ世界   誰かを支配することで 保たれる社会
  そんな生活はイヤだ! 智恵を絞って 「抵抗を発明」しましょう

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 ★12/5 蒲田:「終焉に向かう原子力」(第9回)

   http://d.hatena.ne.jp/chechen/20091028

  小出裕章氏(京大原子炉実験所)「原子力の場から視た地球温暖化問題」
  藤田祐幸氏(物理学者)「電源としての原子力と軍事としての原子力」
  広瀬隆氏(作家)「いよいよ迫る東海大地震と浜岡原発」
  力を合わせて、危険な原子力の時代を終わらせよう。

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 ★12/5-14 都内:東アジア死刑廃止大会2009

   http://www.abolish-dp.jca.apc.org/asia/front.html

  もし裁判員に選ばれたなら、あなたは死刑判決を下せますか。
  今、立ち止まって、考えてみませんか。死刑囚という人生を。
  そして、私たちの暮らす、この社会のことを。
  日本や韓国など東アジア各国から、作家や研究者、宗教者、NGOが集います。

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 ★12/5 大崎:公開シンポジウム「ヨーロッパとアジアのエネルギー安全保障」

   http://d.hatena.ne.jp/chechen/20091104/1257297629

  藤岡明房(立正大学経済学部教授)「世界と日本のエネルギー事情」
  世界第4位の石油企業トタルの日本法人社長の講演、
  「世界におけるトタルの活動と今後のエネルギー需要の動向」など。

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 ★12/6 猿楽町:〈危機〉のネットワーク 
          治安管理/安全保障から日本とイスラエルを考える

   http://midan.exblog.jp/12764691/

  9.11をきっかけとした世界的な管理/監視体制の進行は、
  『危機管理先進国』イスラエルにも、私たちの日本にも大きな影響を
  与えた。周辺諸国から孤立しつつ、アメリカとの二国関係に依存してきた
  イスラエルと日本。二つの国を同時に照らし出す視角はあるか。

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 ★12/9 麻布台:インド・ナガ紛争:両者が納得のいく解決策の提示を

    http://www.jummanet.org/notice/2009/11/129.html

  インド・ビルマ国境地帯で独立を宣言したナガ民族の人びと。
  1997年、武装勢力とインド政府が停戦合意を結んだが、状況は不透明。
  ナガのカトリック神父で研究者のE・ロタさんに解決の可能性を聞く。


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 ■映画・連続講座

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 ★ 連続講座:ジャーナリスト実践養成講座

   http://apc.cup.com/

  マスメディア業界を目指している方、フリーで取材する方、
  ブロガーなど記事文章の上達を目指している方にお薦めの実践養成講座。
  「ジャーナリストのための実践英語入門講座」など幅広く。

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 ★『鶴彬 ーこころの軌跡ー』

   http://tsuruakira.jp/

  万歳とあげて行った手を大陸へおいて来た──
  数多くの鋭い反戦川柳を詠んで戦争反対を貫き、獄中に果てた鶴彬の生涯。

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 ★『沈黙を破る』

   http://www.cine.co.jp/chinmoku/

  考えるのをやめたとき、僕は怪物になったーー
  「祖国への裏切り」と非難されながらも加害行為を告白する、
  若いイスラエル兵士たちがいた。

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 ★『チェチェンへ アレクサンドラの旅』

   http://www.chechen.jp/

  孫へのまなざし 平和への祈り ロシアの見たチェチェン

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 ★『ビリン・闘いの村』

   http://www.hamsafilms.com/bilin/

  パレスチナ暫定自治区、ヨルダン川西岸のビリン村。
  若者たちは非暴力の闘いに立ち上がった。

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