チェチェン総合情報

1 Oct 2008
チェチェンニュース Vol.08 No.10(#265) 2008.10.01
発行部数:1648部
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INDEX

    * チェチェンアニメ「春になったら」無料配信開始!

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■チェチェンアニメ「春になったら」無料配信開始!

 チェチェンから日本に来た留学生、ティムールの作ったアニメーションが、
ウェブで公開されました。戦争を高みから見おろすのではなく、最も弱い子ど
もたちの立場から見ると、状況はとても明確だと思います。5分ほどの短いも
のですが、心に残ります。前回紹介した子どもの物語にあらずと一緒に、ぜひ
ご覧下さい。

 こちらで見ることができます:
 http://kagakueizo.org/movie/sdn_haruninattara.html

 なお、ティムールが日本に来て感じたことを綴った文章がありますので、こ
ちらもご一読ください。この文章を記事として配信したところ、かなりの方が
「私たち自身について考えさせられた」という感想を寄せてくださいました。
おすすめです。

 チェチェンの若者が見た日本:
 http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20050501/1116315712

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■イベント情報

 ●10/4,5 日比谷:グローバルフェスタJAPAN2008

 国際協力に関するNGOが集う日。日比谷にて。
 「世界に響け!地球を守るメッセージ」ジュマネット、
 難民支援協会なども出展。

 http://www.gfj2008.com/


 ●10/10 早稲田:第4回国際シンポジウム『東南アジアの紛争と平和』

 「東南アジアの紛争」とはそもそも何なのか、
 宗教、民族問題、それとも政治経済的背景のなかでとらえられうるのか。
 海外ゲストを招き、深く議論します。

 http://www.nindja.com/modules/eguide/event.php?eid=15


 ●10/17 高尾:かむい語り2008
 
 秋の高尾で、火のカムイを囲んでのトークライブ。
 川村兼一さんの語り、床絵美さんのウポポ・唄、港敦子さんのユカラ・語り

 http://gowest.sakura.ne.jp/archives/2008_9_16_228.html


 ●10/17-10/21 関東各地:秋のアイヌ民族交流ウィーク
 
 今年、衆参院全会一致で、アイヌ民族が先住民と認められた。
 アイヌをめぐる問題を知り、文化を楽しむ。イベント盛りだくさんの一週間

 http://www.alles.or.jp/~tariq/pirika/ainuweek.html


 ●10/18 文京:連続セミナー・<ナクバ60年>を問う
     【第3回】ヨルダン渓谷問題から日本のODA援助政策を問う

 エルサレムの重要性が注目される陰に隠れてきたヨルダン渓谷地帯。
 ここで日本が進める開発計画「平和と繁栄の回廊構想」のあり方を、
 現地からの証言をもとに問題化する。

 http://midan.exblog.jp/9715118/


 ●10/25 水道橋:板垣雄三講演会
     「アメリカの時代」の終り方 —イスラームを透かして見る世界
 
 世界中で、ポスト「アメリカの時代」に向けた動きがはじまっている。
 思想文化的な面も視野に、アメリカ後の世界の姿を考えたい。

 http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20080928/1222605667


 ●11/1 京都:死刑廃止京都集会2008秋
 
 世界の死刑制度廃止の流れに逆行する日本の死刑制。
 マスメディアは世論が死刑制を支持していると強調する。
 人を裁くということを考える。高村薫さんの講演、シンポジウムも。

 http://korosuna.exblog.jp/


 ●12/1 荻窪:杉並・憲法の夕べ

 変転する政治環境、いまこそ憲法問題の本質を。
 辻井喬さんの講演、市原悦子さんの朗読。

 http://www.kateryna-music.com/main/images/flyer07.jpg


 ●12/13 大阪:アフガニスタン・レポート 混迷の大地で

 混迷を深めるアフガニスタン情勢。
 米軍、ISAFの爆撃は続き、タリバンの反撃もあって犠牲者は増加している。
 現地で取材を続ける白川徹さんの講演。

 http://rawaren.blog36.fc2.com/


 ●12/18 蒲田:カテリーナ・グジー クリスマス☆コンサート
 
 ウクライナの歌姫、カテリーナ・グジーさんの民族楽器による演奏と歌。
 
 http://www.kateryna-music.com/main/index.html



■映画・写真展など

 ●9/6-10/13 本郷台:野町和嘉写真展『地球巡礼』

 厳しい自然と向き合いながら生きる人々の文化性と力強さ。
 グローバリゼーションによって変わりつつある人々の心。
 30年余に渡って撮りつづけてきたピルグリム

 http://www.crevis.jp/event/nomachi01.shtml


 ●9/13-10/25 東松山:今日の反核反戦展2008

 正義の戦争などどこにもない。誰でもそう直感している。
 反戦、反核を訴えるアーチストたち。

 http://www.aya.or.jp/%7Emarukimsn/kikaku/2008/hansen/hansen.htm


 ●10/21-26 明大前:JVJA写真展&映像展2008「生命の現場から:序章」

 パレスチナ、イラク、ビルマなど、「戦場」の取材は、
 その地に暮らす人々の「生命」との出会いでもあった。
 「生命」にフォーカスした写真展&映像展。 (詳細はメールの末尾にも)

 http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20081001/1222814085


 ●『12人の怒れる男』

 養父殺しの罪に問われるチェチェン人少年。
 12人の陪審員は、激論の末真実にたどりつく。

 http:/www.12-movie.com


 ●『ビリン・闘いの村』

 パレスチナ暫定自治区、ヨルダン川西岸のビリン村。
 若者たちは非暴力の闘いに立ち上がった

 http:/www.hamsafilms.com/bilin/


 ● 『おいしいコーヒーの真実』
 
 世界第三位のコーヒー消費国日本。
 あなたがスターバックスで支払ったコーヒー代はどこに行く?
 コーヒー好きの誰もが見るべき映画です

 http:/www.uplink.co.jp/oishiicoffee/


 ● 『光州5.18』

 韓国現代史や民主化運動に関心を持つきっかけに。
 1980年、韓国で起きた<光州の悲劇>を完全映画化

 http:/may18.jp/


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▼ 発行人:大富亮
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【転送・転載歓迎】

▼日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)写真展&映像展2008
「生命の現場から:序章」

私たちはパレスチナやイラク、あるいはアフガニスタン、ビルマなど、
いわゆる「戦場」の取材を積み重ねてきました。
それは、その地に暮らす人々の「生命」との出会いでもありました。
そして、私たちは「生命」の価値に国境がないこと、
「生命」の在り様の多様性も現場で学びました。
今回私たちは、その「生命」にフォーカスした写真展&映像展をここに開きます。
ぜひ会場にいらしてください。

・期間  2008年10月21日(火)〜26日(日)
・時間  11:00〜20:00 期間中無休 ※ 26日(最終日)は15:00まで
・場所  キッドアイラック・アートホール
    (京王線・京王井の頭線 「明大前」駅下車徒歩2分) 
    東京都世田谷区松原2-43-8 電話03-3322-5564
    http://www.kidailack.co.jp

入場無料 ※期間中のトークショーは入場料が必要です。

・写真・映像展出品者(JVJA会員) 
海南友子 國森康弘 権徹 野田雅也 山本宗補 
古居みずえ 桃井和馬 豊田直巳

主催:日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)
http://www.jvja.net/

【期間中特別トーク開催】10月21日(火)〜26日(日)

予約制/トーク時は入場料1000円(予約先着順・定員 40名)
予約受付:キッドアイラック・アートホール
TEL  03-3322-5564  E-mail arthall@kidailack.co.jp

※予約で定員に達した場合は受付を終了します。あらかじめご了承ください。

▼10月21日(火)18:30〜
「ビューティフルアイランド
〜気候変動に揺れる 美しい島の人々〜」海南友子 

 南太平洋、北米、ヨーロッパ。気候変動や温暖化によって新
たな選択を迫られている、世界の3つの小さな島。
もし、気候変動の影響が本格化したとき、消えてしまうかもし
れない美しい島の、人々の暮らしの美しさを見つめます。
来年完成予定のドキュメンタリー映画「ビューティフルアイラ
ンド」(監督・海南友子)の映像を一部上映予定。


▼22日(水) 18:30〜
 「新宿・歌舞伎町」 権徹(ゴン・チョル:韓国出身)

 日本有数の歓楽街、新宿・歌舞伎町。現代日本を象徴するこ
の町を96年から撮り続けてきた。
 そこで外国人ジャーナリストが目撃した様々な事件、交錯す
る人間模様。
 歌舞伎町から日本の未来像が浮かびあがる。

▼23日(木) 18:30〜
 「いま話したいこと、いま考えたいこと」 綿井健陽 
  トークゲスト:森達也(ドキュメンタリー作家/映画監督)

 死刑・光市母子殺害事件・秋葉原殺傷事件・映画「靖国」騒動・北京五輪…。
 今年起きた様々なことを“ドキュメンタリートーク”で振り返る。

▼24日(金)18:30〜
 『乱世に強く! "戦地"の子どもたち』 國森康弘

  イラク、ソマリア、スーダンなどの紛争地や、カンボジア、
ブルキナファソ、ケニアなどの経済貧困地域に生きる子ども
たちをスライドで紹介する。
 「命の危険」という目の前の困難な状況に押しつぶされるこ
となく、しなやかさを保ち、笑顔まで見せる。
  行く先々で出会ったそんな子どもたちの強さに迫り、学ぶ。

▼25日(土)14:00〜 
 ドキュメンタリー映画「ビューティフルアイランド」
(監督・海南友子)の映像を一部上映。(※上映のみ。入場無料)
    
▼25日(土)18:00〜
 「隠されたチベット」 野田雅也

 今年3月、チベット全土に飛び火した抗議デモは、真実とは
何か、自由とは何かを世界に問いかけた。
 しかし北京オリンピックが盛大に開催されると、軍事封鎖さ
れたチベットの現状は恣意的に消し去られた。
 だが今も不安と不満のなかで良心の声をあげる僧侶たちがいる。
 心に小さな火を灯し、願い、そして祈り続けるチベットの人
びとの姿を伝えます。
 
▼26日(日)15:00〜
 JVJAトーク 「生命を語る」 写真展出品者(JVJA正会員)
國森康弘 権徹 野田雅也 山本宗補 古居みずえ 桃井和馬 豊田直巳 

 JVJA会員が国内外の取材体験から、私たちを取り巻く「生命」の今について、
主に今回の展示写真作品と、その写真作品の背景を縦横に語り合い、
論じ合います(当日のトーク出演者は事情により変更になる可能性があります。
あらかじめご了承ください)。

▼26日(日)18:00〜 
開催記念パーティー(参加費別途1000円)

 JVJA会員とそれを支えてくださるスタッフの皆さん、そして写
真展、トークショーなどに参加された皆さんとの懇親の場です。
会員の出版した写真集、著書へのサイン会も兼ねます。
お飲み物と軽いおつまみをご用意してお待ちしておりますので、
お気軽にご参加ください。

【お問い合わせ】
JVJA事務局 
〒101-0063 千代田区神田淡路町1-21.静和ビル2B
TEL  090-6101-6113  FAX 03-3252-7651
E-mail office@jvja.net

又は
キッドアイラック・アートホール
TEL  03-3322-5564  / FAX. 03-3322-5676
E-mail arthall@kidailack.co.jp

<写真展示内容>※事情により変更の可能性もございます

・海南友子
ドキュメンタリー映画「Beautiful Island」より

・國森康弘
「紛争地、貧困下、子どもたちは生きる!」

・権徹
 新宿歌舞伎町

・野田雅也
2008年3月 インド

・山本宗補
東京・国分寺で開業して20年。3300人以上の赤ちゃんを取り上げてきた
矢島助産院密着物語。夫と子どもが立ち会う自然で感動的なお産シーン。
陣痛の痛みを和らげる「神の手」を持つ矢島床子助産師(63歳)。
出産する能力のない男が撮影したお産の現場とは。

・桃井和馬
命(いのち) 

・豊田直巳
 枝川朝鮮学校物語1

・古居みずえ
封鎖下に生きるガザの人々の生活

※10月12日(日)午後10時10分〜
NHK/BS1で以下のドキュメンタリー番組が放送されます。ぜひご覧くだ
さい。
「封鎖された街に生きて  〜ガザ ウンム・アシュラフ一家の闘い〜」
取材・撮影:古居みずえ http://www.nhk.or.jp/bs/bsdoc/


日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)
http://www.jvja.net/