チェチェン総合情報

チェチェンニュース Vol.07 No.25 2007.10.26

http://www.jca.apc.org/tlessoor/chechennews/chn/0725.htm (HTML版) 発行部数:1666部

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■編集室より:

今日、10月26日は、モスクワ劇場占拠事件の強行突入の日−199人もの人々がロシア特殊部隊が使用した毒ガスによって殺害された日から5年目です。この事件で初めてチェチェンの存在を知った方も多いのではないでしょうか。最近のモスクワタイムスに、ガスの種類が判明したという記事が載りました。しかしその報道と抱き合わせの結論は、「血の海にならなかったからよい」という、ちょっと信じられない展開でした。

 あれだけの人々が死んでいるのに、まだロシア政府のやり方が擁護されるのは驚きというほかありません。ところで、あの突入が正しかったとするロシア政府の立場、あるいはその擁護論には、ある危うい前提が欠かせません。今回のチェチェンニュースでは、この点についての考察をお届けします。(大富亮/チェチェンニュース)

INDEX

■ノルド・オスト−モスクワ劇場占拠事件から5年

(邦枝律/チェチェンニュース)

●公式発表が語ろうとしない事実

 2002年10月にモスクワ劇場占拠事件が起こってから、もう5年になる。

 事件は、チェチェン人テロリストがドゥブロフカ劇場で上演されていたミュージカル「ノルド・オスト」の最中に人質を取って立てこもった10月23日に始まり、ロシア軍特殊部隊が強行突入した26日に終わった。少なくとも、ロシア政府の公式発表では、そういうことになっている。けれども、公式発表が語ろうとしない事実がある。たとえば:

 もちろん、ロシア当局は、「救出作戦」のありがたみを国民に理解させるためのプロパガンダを別にすれば、事件について長々と喋り続けようとはしなかった。事件の捜査本部は2004年7月に解散し、検察庁は2007年6月に事件の調査を打ち切った。ポリトコフスカヤは、『ロシアン・ダイアリー』で、報告書の矛盾を辛辣に批判している。

 「カリチュク(重要犯罪捜査官)が署名をした報告書の結論にはあまりにも事実が少なすぎる。テロリスト全員が眠り込んだ状態だったと発表され、これは作戦の成功だったとされていた。しかし彼らをなぜひとり残らず殺したのかというくだりで、著者の詳述もきわまる。テロリストが眠り込んでいたという発表など知らぬかのごとく、カリチュクはこう記す。『彼らは十三丁の突撃ライフルと八丁の拳銃で激しく応戦してきた』。こうして報告書は大円団を迎える。『ロシア連邦の権威ある諸機関が下した適正な決定および諜報機関の優秀な諜報員が講じた措置によって、テロリストたちの犯罪は終息し、国際舞台においてロシアの権威を失墜させるやもしれぬ更なる悲惨な事態が回避された』」

 もしも、この報告書をもって事件が解決されたと考えるなら、当局が事件の真相究明を求める遺族に対して「検死のためにおまえの息子の墓を掘り返してやる」(アンナ・ポリトコフスカヤ著『プーチニズム』)と恫喝することすら、肯定しなくてはならなくなるだろう。ロシア政府が事件を「解決」するために用いてきた手段は、そして、これからも用いようとしている手段は、一言でいえばそうしたものだから。要するに、モスクワ劇場占拠事件はまだ何一つ終わっていないのである。

●いまだに67人の行方がわかっていない!

 ところで、モスクワ劇場占拠事件の人質数は、報道によって800人だったとも900人だったとも言われている。事件後5年を経て、なお埋まることのないこのギャップは、ロシア当局のシニシズムにならえば、「表記のゆれ」とでも言うのだろうか。思い返してみれば、チェチェンに関わることには、いつもこうした表記のゆれがある。例えば、「チェチェン戦争によって犠牲になったチェチェン人は20〜25万人と言われている」というように。そして、私たちはいつの間にかこうした言い回しを違和感なく受け入れてしまっている。5万人のチェチェン人の死を、あたかも統計上の誤差であるかのように処理してしまうやり方を。

 モスクワ劇場占拠事件における人質と被害者の数について、最も信頼性が高いと思われる数字を以下に挙げてみる。

 ロシア当局によると、ゲリラに直接殺害された人質は5人であるという。つまり、人質の14%が、軍用ガスを撒き散らしながら突入してきた特殊部隊の「救出作戦」のために死亡したことになる。なぜ封鎖された劇場で「行方不明者」が出るのか理解に苦しむが、その人々を死者のリストに加えるなら、この数値は22%-199人-にまで跳ね上がる。まさに5人に1人が死亡しているわけで、ノルド・オストは、ロシア当局がモスクワに再現したチェチェンだったと言えるかもしれない。

 一方、42人のゲリラは、2人を除いて全員が特殊部隊に殺害された。ゲリラとして襲撃に参加し、特殊部隊の突入寸前に姿を消した2人は、ロシア側の特務機関員だった可能性が高い。

モスクワ劇場占拠事件はロシアの挑発だった
「チェチェンのテロ」の図式
http://www.jca.apc.org/tlessoor/chechennews/archives/20030508cn.htm

●「血の海にならなかったからよい」?

 モスクワ劇場占拠事件について、ここ数日間に日本で報道された数少ない記事のひとつは、産経新聞の「露特殊部隊の“無力化ガス”正体判明」という記事だった。それによると、特殊部隊が突入作戦の際に使用したガスは、カフェンタニルという「1滴で巨ゾウをも麻痺させる強力な麻薬性物質」だったことが判明したという。

露特殊部隊の“無力化ガス”正体判明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071023-00000958-san-int

 沈黙を続けるロシア政府に代わって、ガスの主成分を解明したのは、欧米の専門調査団だった。そこまではよいのだが、記事を最後まで読み進めると、こう書いてある。「欧米の専門家は、事件でのロシア側の作戦が『狡猾(こうかつ)な離れ業だった』と評価し、劇場を『血の海』としなかったロシア当局の判断が正しかったとの見解を示している」

 …理屈がよく解らない。劇場は十分、「血の海」になったではないか。こういうことか?

 5<199<719<923

(ゲリラが実際に殺害した人質数<「救出作戦」によって実際に犠牲になった人質数<「救出作戦」後も実際に生き残った人質数<ゲリラが殺害する可能性のあった最大人質数)

 という不等式のうち、923人が殺される結果にならなかったから、∴「ロシア当局の判断が正しかった」という結論を導き出しているのだろうか?

 けれども、ロシア当局が突入作戦でガスを使用した判断が正当化されるかどうかを議論するためには、絶対に欠かせないものがあると思う。それは、「当局は人質の人命を尊重していた」という前提だ。だが、ロシア当局が最初から人質の人命を尊重していなかったとすれば、ガスを使用した突入作戦は不可避だったという主張それ自体が成り立たないのである。

 ところが、ロシア当局は、人質の人命を尊重していたとすればできるはずのない行為を、これ でもかというほど重ねてきた。時系列で追っていこう。

(1) チェチェン戦争そのもの
 ゲリラの要求はチェチェンからのロシア軍の撤退だったのだから、ロシア当局がチェチェン戦争を始めなければ事件は起こりえなかった。当局は、現在もチェチェンの占領を続けることで、チェチェン人を含むロシア国民の生命に対するリスクを恒常的に吊り上げている。

(2) 強行突入
 交渉によって状況を打開できる可能性が充分あったにもかかわらず、その努力を一方的に放棄した。

(3) 突入作戦でのガスの使用
 ガスは、解毒剤のない種類のものだった可能性が高い。少なくとも現場にも病院にも準備されていなかった。

(4) 作為的なまでに不備のある「救出作戦」
 突入から、病院への人質の搬送が開始されるまで、約1時間半のタイムラグがあった。このため、公式調査によると、114人が劇場で死亡したという。また、搬送システムの致命的な不備によって、生存者が病院に運ばれるまでに<圧死>したケースさえあった。さらに、当局が軍事機密を盾にガスの種類を隠し通したため、被害者は適切な治療が受けられなかった。

(5) 事件に関する事実の捏造および調査の打ち切り、真相を求める遺族への脅迫など
 遺族は独自の調査団を立ち上げ、欧州人権裁判所に提訴した。

он-лайн конференция с Татьяной Карповой
http://www.novayagazeta.ru/data/2007/78/38.html

 いずれにしても、突入作戦を行なわなかった場合の架空のリスクを理由に、当局が実際に作り出した被害を正当化することはできない。

●ノルド・オストという実験

 当局の発表によると、特殊部隊が使用したガスには即効性はなく、特殊部隊はゲリラに応戦され、やむをえず彼らを「殲滅」したのだという。だが、ゲリラを無力化させるためにガスを撒いたというのなら(これも当局の言い分だが)、なぜ即効性のあるガスを用いなかったのか。

 ロシアでは、当局に恫喝された被害者が偽の証言をすることは、あまりにもありふれた現象として知られている。したがって、後に紹介する記事とは矛盾するのだけれど、私の考える答えはこうだ。

 「特殊部隊が使用したガスに即効性がなかったという発表は嘘であり、ゲリラを無力化させるためにガスを撒いたという説明は正しくない」

 産経新聞の記事の元になっているモスクワ・タイムズによると、ロシア保安当局が開発したカフェンタニルは、欧米の毒物狂(ドクター・ストレンジラブ?)あたりに言わせると、「極めて理想的な特性を備えた興味深い」物質であるらしい。

Unmasking Dubrovka's Mysterious Gas
http://www.themoscowtimes.com/stories/2007/10/23/002.html

   どういうことかというと、カフェンタニルは極少量で効果を発揮し、即効性があり、かつ痕跡が残りにくいために、証拠の隠滅が容易なのである。つまり、ノルド・オストは、ロシア当局が開発した新化学兵器の実験場にされたのだ。そう言ってしまってよいのではないか。

 単にゲリラを無力化させるためにガスを撒いたなら、彼らを殺害する必要はどこにもなかった。当局の目的は、最初から、ゲリラを殺害することで、裁判を通じた事件の解明を防ぐことにあったのではないか。そして、当局が「救出作戦」という大義を掲げてノルド・オストという実験を行なった、その証拠を隠滅することにも。そう考えてみると、すべて辻褄が合ってくる。

 元FSB将校のアナトリー・エルモリンが、ラジオ「モスクワのこだま」に出演して、「『ノルド・オスト』によって、このガスを使用できないことが明らかになった——我々が出さなければならない最初の結論は、そのことだと思う」と述べたことは、極めて示唆的だ。もしかすると、当局がベスランでガスを用いなかったのは、人体実験に使えそうな新種のガスが、たまたまなかったからではないのか。そんなふうにさえ思えてくる。

●外国人の見た悪夢

 最後に、記事を二本紹介したい。

 ドゥブロフカ:外国人の見た悪夢(和訳)
 http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20071023/1193103564

 ドゥブロフカ劇場占拠事件から5年(和訳)
 http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20071024/1193217594

 「ドゥブロフカ:外国人の見た悪夢」は、22日付のモスクワタイムズに掲載されたルポルタージュ。自身も人質となり、米国人の婚約者と娘を亡くしたカザフスタン出身の女性の目から見た、モスクワ劇場占拠事件が再現されている。「ドゥブロフカ劇場占拠事件から5年」は、ガスの使用をめぐるプラハ・ウォッチドッグの考察で、ロシア当局の嘘に対する有効な反証をしている。

 「スヴェトラーナ・グバリョーヴァがモスクワ病院の集中治療室で目覚めたとき、最初に聴こえてきたのは、ドゥブロフカ劇場で亡くなった129人の人質の遺族に対するウラジーミル・プーチン大統領の追悼の言葉だった。グバリョーヴァは、米国市民の婚約者と、彼女自身と共にカザフスタンからロシアにやって来た13歳の娘の安否を気遣った。けれども、プーチンは、56時間に及ぶ立てこもりによる外国人の被害者については、何一つ語らなかった・・・」

 つづきを読む: http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20071023/1193103564

 「2007年6月1日、モスクワ検察庁は、チェチェン・ゲリラが『ノルド・オスト』の観客900名以上を人質に取ったドゥブロフカ劇場占拠事件の公式調査を打ち切った。公式調査によると、人質のうち占拠犯に直接殺害されたのは5名で、少なくとも125名がロシア軍特殊部隊による救出作戦によって死亡したという。ロシア司法当局は、ロシア当局に委託された業務を忠実に遂行した。こうした人々の死に責任を持つ人々に対する訴追は行なわれていない。当局はテロリストを『粉砕した』と発表した(ただし、行方が『判明していない』2人を除いては)・・・」

 つづきを読む: http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20071024/1193217594

 この記事の中に、突入作戦に参加した指揮官のセルゲイ・シャヴリンとジャーナリストの問答がある。劇場を占拠したゲリラたちは、なぜ持ち込んでいたはずの爆弾を、使わなかったのだろうか。突入開始から彼らが殺されるまでの間、そうする時間はあったにもかかわらず。これは、ベスラン学校占拠人質事件のとき、体育館の天井に吊るされていたという爆弾についても言える。ロシア当局は、爆弾の存在をたてに、「あれが爆発していたら劇場ごとふっとんでいた」として、突入を合理化しようとする。

 ベスランの場合は、「爆弾が内部で爆発したから突入した」としている。実際には外部から戦車砲で先に攻撃したというのが大方の見方だ。

 爆弾はロシア当局が押収してしまっているので、それが本物だったか、おもちゃだったのかを確かめることはもうできない。

 引き合いに出すのもいまいましいが、96年のペルー日本大使公邸占拠事件では、621名の人質がとられ、結局突入作戦で14人のゲリラが殺害された。人質の死者はない。このときも交渉による解決の可能性は十分にあり、ペルー政府の依頼でキューバが犯人グループの受け入れを表明していたのに、裏では強行突入が組織されていた。

 こうは言えると思う。犠牲者が923人でなく、199人で済んだから、人命が尊重されたなどと言うことはできない。とりわけ、交渉による解決の可能性が現実にあった場合には、犯罪的ですらある。

[追記]「ノーヴォエヴレーミャ」に、事件の調査を打ち切った検察を告発するトークが公開されています。ロシア語の解る方は、ぜひご試聴ください。情報はTさんより。いつもありがとうございます。

Родственники жертв ≪Норд-Оста≫ обвиняют власти во вранье
http://www.newtimes.ru/news/2007-10-23/2007-10-23-8/

■『プーチニズム』ロシア語版がネットに登場

こちらもTさんから教えていただきました。アンナ・ポリトコフスカヤの『プーチニズム』のロシア語版が、ノーヴァヤ・ガゼータのサイトからダウンロードできるそうです。ポリトコフスカヤは、生前、「ロシア国内で出版されない本を書いても大した意味はない」と述べていました。彼女の著作に多くのロシア人が意味を持たせてくれることを、心から望みます。(邦枝)

≪Путинская Россия≫
http://www.novayagazeta.ru/data/2007/81/21.html

日本語版はこちらから:
http://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=0130&webCode=00810542005

■鳥賀陽弘道のU-NOTEでチェチェンを語る

ジャーナリストの林克明さんが、ネットラジオでチェチェンについて語っています。ぜひご試聴ください。

「今回は、ロシア・チェチェン戦争地域で15回以上も現地取材をして来られた、林克明さんに『チェチェン戦争』ついてインタビューして行きます。何故、チェチェンの独立をロシア(当時のソビエト連邦)はこんなにも恐れたのか?現地のロシア軍に抵抗しているレジスタンスの取材を通としてみえて来たロシアが抱えている問題に迫っていきます」

[鳥賀陽弘道のU-NOTE]
ネットラジオを聴く(要無料登録)
http://www.blue-radio.com/u-note/015.shtml

■旧ソ連反体制派作家一時帰国 『秘密警察の支配は死に絶えていない』

最後に、東京新聞に掲載された記事を紹介します。今回15年ぶりにロシアに帰国した反体制指導者のウラジーミル・ブコフスキー氏は、昨年11月に暗殺されたアレクサンドル・リトビネンコとも交友があり、『踊れ、グローズヌイ!』のヨス・デ・プッター監督によるドキュメンタリー作品『追悼/アレクサンドル・リトビネンコ』にも登場しています。『追悼/アレクサンドル・リトビネンコ』は、11月23日(金・祝)の「アレクサンドル・リトビネンコ追悼集会 —ロシアの闇とチェチェンの平和を考える—」で上映します。ご都合のつく方はどうぞご参加ください。

アレクサンドル・リトビネンコ追悼集会
—ロシアの闇とチェチェンの平和を考える—
http://www.jca.apc.org/tlessoor/chechennews/event/

「旧ソ連の代表的な反体制指導者で作家のウラジーミル・ブコフスキー氏(64)が先週、亡命先の英国からロシアに一時帰国した。帰国はソ連崩壊直後の1992年以来、15年ぶりでプーチン政権発足後初めて。記者会見や集会などで、政権批判を繰り返し、なお衰えぬ反骨精神を示した」

つづきを読む:
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2007102402058747.html

■イベント情報

今週末から来月にかけて、チェチェン関連イベントが各地で開催されます。パレスチナ、ビルマ、バングラデシュ関連のイベントもお勧めです。

● 10/27 福岡:日本国際政治学会2007年度研究大会「チェチェン革命とドゥダーエフ体制」

第一次チェチェン戦争前夜、グローズヌイで「革命」が起こっていた・・・
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jair/kenkyutaikai/2007/

● 10/27 島牧村:『踊れ、グローズヌイ!』上映会

チェチェン関連映画『踊れ、グローズヌイ!』
ぼくたちは「テロリスト」じゃない。世界に伝えるため、子どもたちは踊る
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=1041

● 10/29-30 BS世界のドキュメンタリー:『チェチェン紛争 子どもたちの情景』

チェチェン紛争がロシアとチェチェン双方の子供たちに残した深い憎しみと悲しみを3つのシーンで描く
http://www.nhk.or.jp/wdoc/yotei/

● 11/4 茅ヶ崎:『踊れ、グローズヌイ!』上映会
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=1041

● 11/10 広島:『踊れ、グローズヌイ!』上映会

講演あり:林克明(ジャーナリスト) 「チェチェンからみたロシア・日本・世界」 http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=1041

● 11/11 東松山:日本の報道写真家たち-世界の戦場から-

悲惨を極める戦場でさえ、決して失われない人間の美しさを映し出す
講演あり: 林克明(ジャーナリスト)「チェチェンから見た日本とロシア」
http://www.aya.or.jp/~marukimsn/kikaku/2007/jvja.htm

● 11/18 水戸: 講演会「アンナ・ポリトコフスカヤ暗殺とチェチェン戦争」

ポリトコフスカヤ暗殺とチェチェン戦争。ジャーナリストの林克明さんが語る
http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20071014/11924460861

● 11/23 アレクサンドル・リトビネンコ追悼集会 —ロシアの闇とチェチェンの平和を考える—

亡命先のロンドンで暗殺された元FSB将校、アレクサンドル・リトビネンコの著作とその死から、現代ロシアの実情に迫る
http://www.jca.apc.org/tlessoor/chechennews/event/

● 12/8 町田:『踊れ、グローズヌイ!』上映会

講演あり:大富亮(チェチェンニュース発行人) 「チェチェンで何が起こっているのか」 http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=1041

● 10/27 千代田:シンポジウム 強まる外国人管理体制-「テロ対策」と日本版US-VISIT

入国・再入国のたびに、指紋と顔情報の提供の義務づけ。 外国人管理/差別はどこまで強まるのか?
http://tochoho.jca.apc.org/evx/event20071027.html

● 10/27-28 富山,千代田,静岡:「報道されないガザの素顔 〜パレスチナの子どもたちと4年半〜」

イスラエル占領下で孤立するガザで生活する人々の「本当」の姿は?寺畑由美さんのパレスチナ報告会
http://www.onweb.to/palestine/sabo/yumi1021.html

● 10/27 文京:ビルマの非暴力から学ぶ—在日ビルマ人の民主化への思いと生活・労働

在日ビルマ人活動家・ミンスイさんから聞くビルマ民主化への思い
http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20071019/1192766287

● 10/28 千代田:ビルマ(ミャンマー)軍政と日本-日本外交を動かそう!-長井さんの射殺から1ヶ月、在日ビルマ人と考える-

ビルマに制裁をしない日本政府。人々の死を無駄にしないために、声を上げよう
http://www1.jca.apc.org/pfb/10.28.htm

● 11/2 大田:李政美 養源寺コンサート-ありのままの私-

日韓にファンを広げる在日コリアン二世の歌姫
http://leejeongmi.com/11.2.jpg

● 11/2,3 大阪,港:バングラデシュ、チッタゴン丘陵の女性たち 非常事態下での連帯と取り組み -民族対立をこえて-

人権侵害に声をあげ、自立を目指して戦う人々。ジュマの女性活動家シェファリカさんが語る
http://daily.jummanet.org/?eid=555878

● 11/26 横浜:やっぱり9条-神奈川から世界へ

若者が歌う、語る、半藤一利さんと小森陽一さんの対談など
http://homepage2.nifty.com/article9/

● 12/1 文京:「終焉に向かう原子力」(第5回)

浜岡原発と六ヶ所再処理工場の本格操業の停止を
http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20071010/1191973811

■映画/写真展など

● 10/20-11/6 世田谷:燐光群公演『ワールド・トレード・センター』

知るのは、あなただけでいい。決して報道されなかった、あの日の出来事
http://www.alles.or.jp/%7Erinkogun/wtc.html

● 10/5-11/4 川崎:しんゆり映画祭

やっぱり映画! コミュニティの可能性が広がる元気な映画祭
http://www.siff.jp/siff2007/

● 10/28-11/27 丸亀:Space of Time/時の間(ときのあわい) つかもと やすこ個展

大阪とニューヨークを拠点に活動するアーティスト。認識する力、感覚と思考の繋がりを疑いながら。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~Arte2000/current.html

● 11/4-12/15 東松山:日本の報道写真家たち-世界の戦場から-

悲惨な戦場でも、決して失われない人間の美しさを映し出す
11/11 講演あり: 林克明(ジャーナリスト)「チェチェンから見た日本とロシア」
http://www.aya.or.jp/~marukimsn/kikaku/2007/jvja.htm

● 11/3-2/3 文京:日本とドイツの美しい本2006

日本とドイツのコンクールで選ばれた美しい本の展示
http://www.printing-museum.org/exhibition/pp/071103/

● 12/14-16 新宿:ロシア・アニメーションフェスティバル2007

帝政時代から続く高度なロシアアニメーション。マルシャーク「森は生きている」も
http://www.cinematopics.com/cinema/news/output.php?news_seq=6542


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