発行部数:955部
乏しい英語力を駆使して、ウマル・ハンビエフ/チェチェン共和国保健相の レポート(書籍ではありません)を翻訳しています。そのため、少し手抜きを させていただくことにして、今回はWebサイトの更新情報を中心にお送りします。
とはいえ、Webサイト「チェチェン総合情報」も、2日に一度ほど更新してい て、それなりに充実しています。ふだんはご覧になっていない方も、この機会 に「お気に入り」や「ブックマーク」にご登録ください。(発行人)
アナトーリー・プリスタフキン原作の小説「コーカサスの金色の雲」が、N HKのFMシアターでラジオドラマ化されます。想像力をはたらかせ、さあ、 1944年のチェチェンへ。
第1回 9月6日 ルイトヘウ「クジラの消えた日」
第2回 9月20日 アイトマートフ「最初の教師」
第3回 9月27日 イスカンデール「大きな家の大いなる1日」
(『チェゲムのサンドロおじさん』より)
第4回 10月4日 プリスタフキン「コーカサスの金色の雲」(予定)
(放送時刻などは、追ってお知らせします)
特定非営利活動法人"e-dream-s"が運営する画像サーチエンジンに、 チェチェンの子どもを支援する会がバクーで撮影した写真が掲載されました。 このところ自爆攻撃ばかりが報道されていますが、ここには、難民の子どもた ちが、けなげに学んでいる姿があります。
e-dream-s:
http://www.aglance.org/archives/
チェチェンの子どもを支援する会:
http://www7.plala.or.jp/deti-chechni
日本のチェチェン平和運動の先覚者であり、団扇太鼓を手にユーラシア各地 を歩いて平和祈念を続けている、日本山妙法寺の寺沢潤世上人からの書簡。な お、寺沢上人の帰国後、お話を聞く機会を作りたいと思っています。関心のあ る方は、編集室までお知らせください。
http://www9.ocn.ne.jp/~kafkas/archives/tj20030702.htm
ところで、アルカイダはどこに行ってしまったんでしょう。去年、ワシント ンポスト紙は、チェチェン共和国アメリカ駐在代表、リョマ・ウスマノフ氏の 投書を掲載しました。「敵」が作り出されるとき、いつもチェチェン人が引き 合いに出されます。「アルカイダ」という言葉が、別の何かに置き換えられる だけなのです。
投書:
http://www9.ocn.ne.jp/~kafkas/archives/20021001usmanov.htm
チェチェン関係のテロ事件が起こるたびに犯行声明を出し、まるでパレスチ ナのハマスのような役割を1人で引き受けているのが、シャミーリ・バサーエ フ野戦司令官です。「バサーエフは中東で軍事訓練を受け、「国際テロネット ワーク」の一部」であるとの報道がよくされますが、92年のアブハジア紛争 において、ロシア軍事情報部(GRU)の直接の訓練を受けていたことは常に 省略されます。
バサーエフについて:
http://www9.ocn.ne.jp/~kafkas/basic/biograph.htm#basayev
ロシア指導部の中ではチェチェン侵攻に慎重だったプリマコフ元首相の情報 を追加。ふたたび浮上するベレゾフスキー人脈・・・
プリマコフについて:
http://www9.ocn.ne.jp/~kafkas/basic/biograph.htm#primakov
チェチェン問題について寄せられた、読者の皆さんからの意見と、編集者の 返事をまとめました。
「石油利権や「統一国家」に、いかに立ち向かうか」:
http://www9.ocn.ne.jp/~kafkas/readers/index.htm
インドネシア、アチェ問題に関わっている編集者からの意見。チェチェン問題
とアチェ問題には、よく似た構図があるかもしれない。(他)