11月10日(日)、夕方5時30分から6時30分まで、TBS系の「報道特集」で、『検証 劇場人質占拠事件』が放送されます。
この番組では、11日の文京区での報告会のスピーカーでもある、ジャーナリストの林克明さんが、事件直後にモスクワでの取材をもとにしています。モスクワのジャーナリストや、人権活動家、在モスクワのチェチェン人へのインタビューを主体としたものです。ぜひごらんください。
さて、チェチェンニュース編集室からのお願いです。ときおり、よくないと思った報道に対して電話などで抗議することがありますが、いい紙面や番組への、「よくやった。これからもこういうものを報道してほしい」というフィードバックも必要だと思います。
今回の番組は、いままでのチェチェン報道より比較的すぐれたものになるのではないかと、編集室一同期待しています。そこで放送を見て「よい内容だ」と思われた方は、TBSに電話していただけませんか? また、「よくない」と思われた方も、ご感想をお送りください。いずれの声が届いても、チェチェンへの関心が高いということが制作陣に伝わると思います。
報道特集Webサイト: http://www.tbs.co.jp/houtoku/
報道特集メールアドレス: houtoku@best.tbs.co.jp
TBS代表: 03-3746-1111
ファックス: 03-5571-2142
11月12日発売の週刊誌FLASH(光文社)にて、フリージャーナリストの常岡浩介さんによる、「モスクワ劇場占拠の真実」という写真記事が発表されます。大手メディアでは、劇場占拠事件の犯人たちがアルカイダと関係しているといった記事が流れていましたが、今回の記事では、常岡さんが、チェチェンゲリラへの取材経験をもとに、この「アルカイダ説」に反論するものです。こちらもご一読ください。
日時:11月11日(月曜)午後19時00分〜21時00分(開場18時30分)
会場:文京シビックセンター/シルバーホール
参加費:1,000円
●人質事件の背景にある、チェチェン紛争とは何か?10月23日に発生した、モスクワの劇場占拠事件は日本国内でも大きく報道されました。この事件の背景には、ロシア南部で続く「チェチェン紛争」があります。北カフカスでは、人口わずか100万以下のチェチェン共和国に8万〜10万人のロシア軍が侵攻を続けており、深刻な人権抑圧が続けられています。
くわしくはこちら:
http://www9.ocn.ne.jp/~kafkas/event/20021111.htm
本号で取り上げたように、チェチェンニュースでは関連報道の事前紹介をおこなっています。これをお読みの報道関係者の方で、今後チェチェンに関する記事または番組を準備されている方は、情報をお寄せいただければ幸いです。なお、本紙の部数は現在740部です。