チェチェン総合情報

チェチェンニュース
Vol.02 No.31 2002.09.07

【チェチェン関連イベント情報その1】

■記録映画 「チョムスキー 9.11」 公開のお知らせ

 監督=ジャン・ユンカーマン 企画・製作=山上徹二郎 音楽=忌野清志郎 記録映画/35ミリ/カラー/74分/2002年シグロ作品 公式サイト: http://www.cine.co.jp

ロックバンドU2のボーカル、ボーノが「飽くなき反抗者」と呼ぶ反骨の知識人、ノーム・チョムスキー。今年74歳になるチョムスキーは、現在もマサチューセッツ工科大学教授として研究を続ける言語学者です。言語学の世界に革命をもたらし、京都賞を受賞するなど世界中でその業績が高く評価されています。そして一方では、ベトナム戦争以来、アメリカの外交政策を批判する活動を一貫して続けており、特に昨年の9月11日におきた同時多発テロ以降、彼の事実に基づいた鋭い政治評論と発言は、アメリカ内外で高い注目を集めています。

本作は、アメリカにおけるもっとも重要な「アメリカ批判者」であるチョムスキーの最新のインタヴューとその活動の記録です。昨年の同時多発テロから1年、いま求められている言葉を、21世紀の知の巨人が誰よりも明解に語ります。監督は、画家の丸木位里・丸木俊夫妻を描いた『劫火−−ヒロシマからの旅』でアカデミー賞ドキュメンタリー部門にノミネートされたジャン・ユンカーマン。与那国でカジキと闘う82歳の老漁師を描いた『老人と海』で東京の劇場動員記録を塗り替え、日本庭園についてのドキュメンタリー「夢窓−−庭との語らい」ではアメリカ・エミー賞を受賞した、ユンカーマン監督、待望の最新作です。

下記のとおり9月11日に一般公開の完成披露上映イベントを行います。9月28日の劇場公開に先駆け1日のみの先行上映です。そしてゲストに、日本を代表する型破りな哲学者、鶴見俊輔さん、『世界がもし100人の村だったら』の対訳を手がけたC・ダグラス・ラミスさんをお迎えしてトークライブを行います。ジャン・ユンカーマン監督による舞台挨拶も予定。ぜひ足をお運びください。URL: http://www.cine.co.jp/chomsky9.11/schedule/schedule.html

イベント名称:『チョムスキー 9.11』完成披露上映&トークライブ「あのテロはモーニング・コールだった」

日時:2002年9月11日(水)会場:国際交流基金フォーラム 〒107-0052東京都港区赤坂2-17-22赤坂ツインタワー1階交通:最寄り駅:地下鉄銀座線・南北線「溜池山王駅」12番出口     都営バス都01系統(渋谷駅⇔新橋駅)「溜池」下車URL: http://www.acejapan.or.jp/frm/map/jff_map.html

ゲスト:鶴見俊輔(哲学者)C・ダグラス・ラミス(政治学者)

タイムテーブル:1.映画上映 14:30〜2.映画上映 17:00〜3.トーク  18:40?20:004.映画上映 20:20〜(上映時間74分、各回入替え制。1回目+2回目の受付開始は上映開始時間の30分前となります)

料金:≪映画のみ≫特別鑑賞券1500円(税込)チケットぴあ他各プレイガイドにて、8月16日より絶賛発売中。チケットぴあ(Tel 03-5237-9999)Pコード:677−637当日(税込):一般1800円/大学・高校生1500円(学生証をご提示下さい)

≪映画+トーク≫特別鑑賞券2500円(税込)チケットぴあ他各プレイガイドにて、8月16日より絶賛発売中。チケットぴあ(Tel 03-5237-9999)Pコード:677−638当日(税込):3000円均一*チケットぴあのお店は全国各地にあるほか、ファミリーマート、セブン・イレブン、サンクスなどにも端末があり、その場で予約や購入ができます。なお、当ホームページでもチケットお申し込みを受け付けています。URL:http://www.cine.co.jp/chomsky9.11/order/ticket.html

【チェチェン関連イベント情報その2】

■チェチェンなど紛争地の写真展および講演会

日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)第一回写真展・ビデオ上映展「私が心に刻んだ写真」展—世界の現場から

今年結成されたばかりの新団体、日本ビジュアル・ジャーナリスト協会が、チェチェン・パレスチナなどを始めとする世界の紛争地についての写真展を開催します。また、ビデオ上映や講演会もあるとのこと。チェチェン問題については、94年からチェチェン戦争を追っているフリーのジャーナリスト、林克明さんがトークショーでも解説を行います。新進気鋭のジャーナリストたちから現地情勢を聞く絶好の機会です。ぜひご参加ください。

会期:9月27日(金)−10月6日(日)会場:キッド・アイラック・アート・ホール(京王線明大前駅右へ徒歩2分)  東京都世田谷区松原2-43-11(03−3322−5564)

http://www.theaterguide.co.jp/Infomation/tokyo/shimokita/kidoairaku_h.html時間:午前11時—午後8時(最終日は6時まで)

ビデオ上映:土井敏邦:パレスチナ、タイ他/古居みずえ:パレスチナ、アフガニスタン他/広河隆一:チェルノブイリ他/林克明:チェチェン

トークショー:会費800円(先着順、定員60名) 9月28日(土)午後5時半から:  林克明「チェチェン報道と日本メディアの嘘」

 9月29日(日)午後2時から:  土井敏邦「パレスチナ、ジェニン虐殺はあった」

 10月5日(土)午後5時半から:  山本宗補「フィリピン、ビルマ取材から学んだもの」

 10月6日(日)午後2時から:  広河隆一「フォトジャーナリスト入門講座」

オープニングパーティ:9月27日(金)6時から、持ち込み歓迎。 後援:キッド・アイラック・アート・ホール 主催:日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)    090−6101−6113

写真点数:約60点(カラー・モノクロ)写真出展者:広河隆一、古居みずえ、村田信一、亀山亮、山本宗補、林克明、桃井和馬、豊田直己、森住卓

撮影場所:パレスチナ、イスラエル、イラク、アフガニスタン、コソボ、チェチェン、ザイール(コンゴ共和国)、ルワンダ、チェルノブイリ、セミパラチンスク、フィリピン、インドネシア、ビルマ、日本、メキシコ(サパティスタ)、ペルー他。