<海外情報>
『スコッツマン』英国 スコットランド 2006.5.23
(翻訳:TOKAI)
□ヘンショ−教授はSAGEメンバ−
英国政府アドバイザ−のデニス・ヘンショ−教授は、「スコットランドの送電線建設は、子供と妊婦の健康リスクがはっきりするまで建設凍結すべきだ」と警告を発した。
ヘンショ−教授は、英国の極低周波電磁波に関する勧告小委員会(SAGE)のメンバ−であるが、スコットランドで建設される送電線建設計画に市民の不安が高まっていることを背景に、スコットランド議会でこの問題に関心をもつ超党派の議員を相手に、冒頭の内容で演説することになった。
□健康リスクに関する研究を近々発表
ヘンショ−教授は「送電線と特定の病気の因果関係を示す明確な証拠はまだないが、近々に電磁波が健康影響をもつことを示す研究内容を明らかにする」と語った。
また、「送電線建設の前に健康影響について皆で考えるべきで、これだけ重大な問題なのだから、なるべく幅広い人に参加してもらって、公開の論議をすべきだ」とも語った。