<海外情報>
(抄訳:永瀬ライマ−桂子)
エレクトロスモッグレポ−ト
2005年3月号
WLAN(無線LAN)無線コンピュ−タネットワ−クによる照射
nova研究所は、ブレ−メン大学の依頼で、2001年と2004年にWLANによる照射の測定を行なった。今月号と来月号で、その測定結果を報告する。
<まとめ>WLAN技術の使用により、さらに照射負担が増えるものの、その増加分はそれほど大きくはない。WLANアクセスポイントには、人々が長期滞在する場所を避けるべきである。
電磁波と乳がん
ストックホルムのカロリンスカ研究所の研究者らは、低周波場と乳がんの関係の調査を行なった。この調査は、これまでで最大の規模。調査結果は、磁場は乳がんの進行リスクを高めるという仮説を支持するものではなかった。
携帯電話に利用される電磁波照射と精子
オ−ストラリアのAitken博士が、携帯電話に利用される電磁波が、マウスのオス胚細胞の遺伝素質にダメ−ジを与える可能性があると、New Scientists 誌(2005年2月19日)に発表した。これが人間についてもあてはまるかは、論争されているところだ。ロンドンのGabriel氏は、もし人間にあてはまったとしても、タバコなどの害より小さいだろうと述べている。
<行事>
- 2005年1月29日に、医者の市民運動団体「バンベルグ アピ−ル」が第1回バンベルグ携帯シンポジウムを開催した。
- 2005年3月15日〜27日、シュトゥットガルトのメッセセンタ−で、電磁波環境に関する国際メッセとワ−クショップが行なわれる。
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