<海外情報>

(抄訳:TOKAI)

インドでは脱マイクロ波携帯電話開発に必死

インディア・デイリー
2005.1.14

□基地局から800フィ−ト以内は危険
 世界で使われている携帯電話はマイクロ波を使う。マイクロ波は電子レンジや衛星通信で使われる高周波電磁波だ。
 しかしマイクロ波はがんの原因になるので危険である。もし、あなたが基地局から800フィ−ト(240m)以内に住んでいるのなら、マイクロ波の影響を受ける。しかし、インドに限らずどこの国でも、携帯電話メ−カ−は基地局を住宅地で建てるために、事実を隠している。そして住民に知らせず、こっそり基地局を建てようとしている。マイクロ波による症状は、疲労・息切れ・めまい等だ。マイクロ波により、子供の学習能力が低下することも知られている。しかし、それらの事実を携帯電話メ−カ−は認めようとしない。

□インドの被害は特にひどい
 インドの電磁波被害は特にひどい。それはインドでは電話線網が未発達なので、いきなり携帯電話が流行ったからだ。やがて、すべてのインド人が携帯電話を持ち、そして悔やむだろう。田舎にいけばいくほど電話線は無いので、携帯電話用のアンテナが必要になる。その村にアンテナが建つと、さらに離れた村で携帯電話が使えるように、またアンテナが建つ。こうして、どこにでもアンテナが建つため、結果として、反対運動がない限り、インド人のがん発生率はどんどん上がっていくであろう。画像を送受信する携帯電話は、現在の携帯電話よりもっと悪い。それは、画像通信のためもっと出力をアップするためだ。2010年までに、世界で20億人が携帯電話をもつようになるだろう。
 古い型の携帯電話はいまよりは安全だった。それは、アナログ連続型の電磁波を使うからだ。新しい型の携帯電話はデジタル型で、周波数もギガヘルツ(ギガは10億)を使うので、古い型より健康には悪い。この新しい型の携帯電話をインドでは使おうしているから、インド人への影響が心配だ。

□だからインド人は脱マイクロ波に必死
 こうした状況にインドはあるため、インドの科学者や技術者は、技術研究所・国立科学研究所・地方の工業大学で、新しい研究に取りかかっている。インドの電子技術研究所は、マイクロ波を使わないで携帯電話が使えるような、画期的な発明をしようとしている。この研究はまだ秘密で情報は外に出てこない。だが、もし実現すれば、マイクロ波を使わない携帯電話をインドでは生産し始めるであろう。


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