海外情報
マイクロウェーブ・ニュース
2002年11〜12月号より
(抄訳 TOKAI)
2002年10月9日、ドイツの「環境医学学際学会」(ドイツではIGUMEDのイニシャルで知られている)は200人以上の医師の署名による「フライブルグ・アピ−ル」を発表した。アピ−ル内容は「高周波(無線が使用する電磁波もしくはマイクロ波)曝露基準をより厳しい基準とすること、子どもの携帯電話使用禁止する」ことを要求している。
200人以上の医者たちがアピ−ルする理由は、携帯電話本体や中継基地局あるいはDECTデジタルコ−ドレス電話から発射される放射線(電磁波)はがん・心臓疾患・神経消耗疾患などの健康問題の急増の原因であると考えているからだ。
フライブルグはドイツ南部にある環境先進都市。アピ−ルはhttp://emrnetwork.org/newsに英訳が載っている。
<電磁波問題市民研究会からのコメント:前号16ペ−ジ掲載の「カタニア決議」は極低周波に関する国境を越えた著名な16名の科学者による予防原則支持決議であるが、今回はドイツ国内の200名以上の医師たちによる高周波に関する予防原則支持決議だ。日本の科学者・医師にも期待したいのだが。>