海外情報
(抄訳 TOKAI)
マイクロウェ-ブ・ニュ-ス2002年5〜6月号より
ドイツ連邦放射線防護局が4月29日に発表した世論調査によると、携帯電話基地局が健康に不安を与えるとした人は、29.7%で、携帯電話本体が不安を与えるとした割合(27.9%)や、テレビ塔やラジオ塔に対する不安(14.7%)よりも高かった。また高圧送電線に不安を感じる人はそれらより多く、31.4%が心配している、とした。
携帯電話本体に関しても、一日に90分かそれ以上使用している人の40%以上が健康に影響するのではと感じている。
もし健康リスクが示されたら携帯電話の使用を減らすか、との問いに67,5%がそうすると答えた。しかしこの質問では若者と年配者の違いもはっきり出た。50代は77、5%が「減らす」と答えたが、10代の55%が「減らす」だった。
6%の人は携帯電話や基地局からの電磁波が健康に害になる、と答えた。
他に引き合いに出されたものは、タバコへの不安が46.5%、アルコ−ルへの不安が39、4%、大気汚染への不安が、38%だった。