海外情報
(抄訳 TOKAI)
マイクロウェ-ブ・ニュ-ス2002年3〜4月号より
□メルボルンのデイケアセンタ−
オ−ストラリアのメルボルン市にある王立女性病院職員のためのデイケアセンタ−(昼間、10ヵ月から4歳までの職員の子供16人を保育する施設)は、施設の電気変電所の上にあるため、磁場が250mG(ミリガウス)もの高磁場が測定された。
エイジ(the Age)紙(3月19日付け)によると、デイル・フィッシャ−病院長は「測定の結果、センタ−内のプレイル−ムは10mG以下、寝室は300mG以下、その他は250mG以下だった」と語った。病院長は「寝室のレベルはオ−ストラリアの基準値(1000mG)より十分低い。」と語り、健康リスク問題を重視していない。
□高い磁場への不安は前からあった
病院長は「(騒ぐのは)科学の問題じゃなく、感情の問題だ」と語ったが、子供たちのベッドは寝室から他に移された。
デイケアセンタ−の高い磁場への不安は1993年に初めて磁場を測定した時から始まった。そして昨年(2001年)実施された調査でも同じように高い値が出た。
カナダ・トロント大学のマグダ・ヘイバス(Magda Havas)博士は「(子供たちへの高い)磁場曝露は無責任だ。もし私の子供がそんな高い磁場環境にいたらすぐに離す。病院の責任者たちは“慎重なる回避”を聞いたことないの?」と病院側を批判した。