11月2日の初公判について
― 12月3日、6日、7日に証言集会 ―
台湾の元「慰安婦」裁判を支援する会11月2日は、初公判がひらかれました。
原告2人の陳述と被告 国の答弁書が提出されました。
寺尾洋裁判長のもと東京地裁627号法廷は傍聴人で満員。20人ほどがあふれてしまっ たので原告2人の陳述が一人終わったところで傍聴を交替するというありがたい状況があ りました。平日にもかかわらず、台湾のおばさんたちが陳述するのを見守り、支援しよう としてかけつけて下さったみなさまに感謝いたします。
今回、林沈中さん(タロコ)、鄭陳桃さん2人の原告が日本語で自分の思いを語りました 。裁判長も身を乗り出すようにしておばさんたちの日本語に耳を傾けていたとのことでし た。上手な日本語で語るおばさんたちの存在が、すでに日本の植民地政策がいかばかりで あったのかを証明していると感じた人は少なかったことでしょう。
しかし、おばさんたちも、短時間で、しかも日本語で自分の思いのたけのすべてを語れる はずはありませんが、これが日本国を相手にしたおばさんたちの歩みの始まりであり、支 援する側にいる私たちにとっても自分自身を問いながら歩みだした確かな始まりなのでは ないかと思います。
わたしたちは、おばさんたちの語り切れないところを深く受け止める努力をしていかなけ ればならないのだと思います。
同じ日、2日の夜、弁護団主催で初公判の報告集会が弁護士会館でひらかれました。ここ にも大勢の方が参加して下さり、おばさん達の話しを聞きました(この内容は会報2号に 掲載します )。
次回は、1月25日
次回は2000年1月25日午前10時から。法廷は同じ627号法廷(予定)。 この日は、原告の陳述はありません。書面のやりとりになるとのことです。国から出され た答弁書に対する書面など弁護団から提出されます。時間は、比較的短時間で終わるそう ですが、傍聴のご協力はお願いしたいと思います。この裁判の行方に強い関心をもってい ることを常に示していくことは重要です。どうぞ傍聴にきてくださるようによろしくお願 いいたします。
台湾の元「慰安婦」裁判を支援する会
E-mail: taiwan-ianfu-support@jca.apc.org http://www.jca.apc.org/taiwan-ianfu-support/ |
日本キリスト教会 東京告白教会気付 電話/FAX連絡先 03-5540-5513 |