阿媽の願い 私が叶える
「慰安婦」対日賠償請求 世界連帯抗議行動
一、テーマ:年に一度の8月9日、日本交流協会前での「世界連帯抗議行動」 −「阿媽の希望、貴方に近づき、私は惹かれた」
二、目的:第二次大戦中、日本は大東亜「聖戦」の勝利のために、アジアに覇 を唱え、台湾の少女を日本軍の性奴隷にするという非人道的行為を実行し た。資料によれば、当時日本軍の性奴隷にさせられた台湾の女性は、2000 名を超えるという。日本の植民地時代に、農民、漁民、惣菜屋、炭鉱夫、 茶摘みなどの貧しい家庭に生まれた少女たちのなかには、しばしば養女や トンヤンシーなどの二重にも圧迫されていた。
従軍慰安婦」問題が明るみに出て15年目に入った今、台湾に生き残っている阿媽は、わずか27名になった。
しかし、日本は未だ戦争責任を負わず、賠償を果たそうとせず、老いて、病苦にさいなまれている被害者たちには目もくれない。東京高等裁判所は、「台湾慰安婦の日本政府に対する賠償請求要求」に、原告敗訴の判決さえ下し、老いた身体を日本まで運んだ阿媽たちは、涙で頬を濡らし、日本政府の残忍さに怒りをぶちまけた。阿媽たちにとって、この敗訴は、かつて我が身に降りかかった傷害を全て否定されたに等しく、阿媽たちは二度目の残酷な被害を受けることになった。
私たちの戦う決意は、このことで些かも損なわれることはない。
正義の道には山も谷もあるけれど、阿媽たちは知っている、正義は妥協を許さないことを、生きるのは、ただ尊厳のためだということを!
戦後61年、私たちは可能な限りをつくして、日本軍性奴隷に対する関心を世間に喚起し、日本国民と日本政府の良心を引き起こす。
8月15日は日本の敗戦の日である。
韓国、台湾、インドネシア、フィリピンなど、アジアの被害国は、毎年この日の前後に抗議行動を展開し、社会と民間の力を結集し、日本政府に戦争責任を早急に解決し、被害者に正義を返すよう圧力をかけてきた。
今年は8月9日にしたのは、韓国の水曜デモに歩調を合わせたからで、世界の10カ国が参加する。韓国の支援団体とハルモニは、毎週水曜日の正午にソウルの日本大使館の前で座り込みをしている。
1991年から今まで、座り込みは700回を超えるが、ハルモニたちは日本が反省し、謝罪し、賠償するまでつづけると言う。たとえ全ての被害者がこの世を去っても、子や孫たちが、正義を取り戻すまで座り続ける。
2006年、平均84歳の勇敢な阿媽たちは、まだ正義を勝ち取るために奮闘している。私たちも、正義を守るこの道に加わり、阿媽たちとともに歩もう。
日本政府に名誉と尊厳と正義を要求する阿媽たちの願いは、次の世代の若者――私たちの努力にかかっている。
三、
日時:2006/08/09午後6時30分〜7時
四、
場所:日本交流協会前
五、
内容:
@ 日本交流協会前で、静かな抗議行動をおこなう。三つの天燈を置き、「灯をともす」ことで、日本政府の良心に灯をともし、阿媽たちの正義の道を照らし、正義の到来を見ることなく世を去った31名の阿媽たちを追悼する。
A 招待した歌手(俳優)と阿媽と、提灯を手にした若い学生たちが共に入場し、阿媽への支持と激励を象徴する。音楽の中で入場し、阿媽たちといっしょに歌い、対日賠償要求の道を進む阿媽たちを激励し、阿媽たちの対日賠償要求運動」の若い後継ぎたちをも激励する。
★台湾の婦援会と阿媽たちの8・9行動 その目的