(5/1 緊急アクション配布ビラ)
ファルージャの大虐殺を繰り返すな!
米軍はイラクから撤退せよ!

米軍は、ファルージャ・ナジャフの大虐殺をやめよ! 完全撤退せよ!

 イラク中部の街ファルージャに対する攻撃と市民に対する大虐殺がいつ再開されてもおかしくない緊迫した情勢が続いています。新聞紙上では「米軍撤退」の見出しが踊りましたが、現実は全く違います。米海兵隊はファルージャ周辺に配置され、いつでも出撃できるように臨戦態勢をとっています。「撤退」が報じられた後にもファルージャの住宅地に対して大規模な空爆を行っています。
 4月だけで130名を超える死者を出した米軍は、犠牲を最小限にするために空から空爆を行い、米海兵隊の指揮下に入った1100人のイラク治安部隊に米軍の代わりに掃討作戦をやらせ、米軍の本格的な再侵攻に向けて時間稼ぎをしている危険性があります。
もはやナジャフ、バグダット、アマラ、そしてナシリアなどイラク
全土で米の占領支配に反対するイラク人民の闘いが開始され、スンニ派の拠点ファルージャ、シーア派の聖地ナジャフはレジスタンスの集中点となっています。米軍は反米意識の強いスンニ派の拠点ファルージャを叩きつぶすことを最大の眼目に軍事作戦を展開してきました。米軍にファルージャの再侵攻を断念させ、完全撤退させることができれば、無法な占領支配を大きく揺るがすことができるでしょう。市民ひとりひとりの声を上げ、ファルージャの大虐殺を絶対に阻止しましょう。
 
イラク侵略、ファルージャの虐殺の最前線に立つ沖縄基地の米海兵隊

日本の私たちにとって重要な問題は日本の沖縄米軍基地から派兵された米海兵隊が、ファルージャに大量投入されているということです。沖縄の都市型ゲリラ訓練施設で3ヶ月の訓練を受けた海兵第5連隊第1大隊と海兵第4連隊3大隊、この2つの部隊1600人が大虐殺の戦闘地域にたたき込まれているのです。まさに日本がイラクへの出撃基地となっているのです。ファルージャの掃討に関わっているのが3000人とすれば、その半数以上が沖縄から派遣された米兵です。ファルージャでモスクを攻撃し40数人の住民と共に丸ごと破壊したのも沖縄の部隊です。彼らは何とウェブサイトで「600人の敵を殲滅した」と住民虐殺を誇っているのです。さらに沖縄から海兵隊を増派する計画さえ持ち上がっています。私たちは日本のイラク侵略基地化に断固反対します。

大虐殺に加担するのを嫌い各国が撤兵を開始 自衛隊も即時撤退を!

スペインは遂に公約通りイラクからの撤退を開始しました。米英イタリアなどに次ぐ1400名もの兵員を派遣し、イラク戦争当初からの最大の盟友であったスペインが脱落したのです。ホンジュラス、ドミニカ共和国もこれに続いています。ファルージャへの攻撃・大量殺戮が再開され、新たに駐留地ナジャフで米軍が大量殺戮を開始することを恐れ、巻き込まれる前に緊急に撤退を始めたのです。すでにニカラグア、シンガポールは撤退を完了し、ニュージーランド、カザフスタン、タイ、エルサルバドル、フィリピン、ポルトガルも撤退を検討しています。今のところ撤退を表明していない国でも動揺が拡がっています。イギリス、アメリカでも反戦の世論が拡大しています。
 自衛隊宿営地サマワでも占領軍と住民との間で衝突が始まっています。すでに迫撃砲弾によって自衛隊宿営地は再三攻撃をうけています。このような事態が進行すれば自衛隊が直接イラク市民に銃を向けることになります。これ以上米の占領支配に協力し、イラク市民の殺りくに手を貸すのではなく、今すぐ自衛隊を撤退させるべきです。 (2004.5.1.)

ファルージャの市民を救おう!医薬品購入のためのカンパのお願い
病院や診療所、さらに救急車さえもが攻撃の対象にされ、また医薬・医療品が著しく不足しています。2000人にものぼる負傷者が十分に手当を受けられない状態が続いています。ファルージャの市民を救うために、医薬品購入のためのカンパにご協力下さい。
■医療品カンパの送り先
 郵便振替 00100−9−296658
 口座名 PARC緊急人道支援プロジェクト
■このカンパ活動は、「イラク占領監視センター(Iraq 
Occupation Watch)」のよびかけに応じたもので、「ア
ジア・太平洋資料センター」(PARC)を通じてイラ
クに送られます。




    ファルージャの大虐殺を今すぐ中止せよ!