『ピープルズ・プラン研究所ニュース』 No.4 (1998/06/27)
プレ・ラウンド・テーブル―フェミニズムという思想(花崎皋平)
(1)死の「自己決定権」批判(小松美彦)
(2)「女性の自己決定権」をめぐる諸問題(江原由美子)
(3)グローバルな民主主義と主体としての民衆連合の可能性(ジェレミー・ブレッカー)
(4)脱植民地化の深刻な影響――ナショナリズムかその他の道か(陳光興)
(5)「自由主義史観」批判――私たちの歴史観をリフレッシュする(加納実紀代、太田昌国)
(6)沖縄復帰運動とは何だったのか(小熊英二)
(7)北を緑化する(ウォルフガング・ザックス)
▼社会運動研究部会の研究会活動
目的 一九六八年を一つの分岐点と捉ええ、それ以降の社会運動を分析し、今後の展望を切り開く一助とする。
(1)新ラディカル運動としての「新左翼」運動総括(武藤一羊)
(2)ベトナム反戦闘争―その前の時代の平和運動およびそれ以降の反戦平和運動との対比(吉川勇一)
(3)全共闘運動とは何だったのか(天野恵一)
(4)リブ運動の意味(池田祥子)
(5)社会運動としての地域運動(花崎皋平)
(6)戦後労働運動(今野求)
第二期は、NGOや生協運動、フェミニズム運動、反原発運動など八〇年代以降に起こった運動の変化を追う。
▼ジェンダーと労働運動研究会
目的 戦後労働運動において女性の達成した成果に留意しつつも、七〇年代リブ以降の視点から、労働組合と企業をつらぬく労使関係内の性差別構造、「生産・再生産」に関わる社会的なジェンダー編成を、労働運動という視座から統一して捉えようとする。
現在 女性労働組合活動家諸氏から聞き取り調査をおこない、その方々に分析にも加わっていただく双方向的な研究が緒についている。これまでの研究会は、足立真理子報告「グローバリゼイションとジェンダー」がある。
▼6月発行
(1)武藤一羊著「ヴィジョンと現実―グローバル民主主義への架橋」
(2)天野恵一編「平和をつくる―新ガイドラインと沖縄闘争」
▼以降のテーマ候補
(1)「国民国家とオルタナティヴ社会」
(2)「イスラムフェミニズム」
(3)「『自己決定(権)』をめぐる問題」
(4)「ジェンダーと労働運動」