のじれん越冬・越年行動のご案内です。
2002/2003
渋谷をはじめ全国の路上では、これから、一年でもっとも厳しい季節を迎えようとしています.
季節としての冬、厳寒期であるばかりか、越年期には行政の窓口も閉まり、仕事もなくなった仲間たちがあてどなく路上に溢れる「制度としての冬」でもあります.
今年はとくに、完全失業率が5.5%という過去最悪の数字を記録しながらも、越年期の緊急シェルターの設置など、行政による例年の越年対策が切り縮められたことによって、ますます多くの失業者が路上にあふれ出ることが予想されます.
路上生活者の命を脅かすのは以上のことにとどまりません.
代々木公園ではまたぞろ公園管理事務所によって、工事を名目とした路上生活者のテント撤去・移転が目論まれ、あろうことか警察によっては、テント生活者を犯罪者扱いするようなゆえなき身元調査(写真撮影を含む)がおこなわれています。
また渋谷駅地下では警備員による路上生活者への暴行未遂事件があきらかになるなど、路上生活者の人権を踏みにじり、失業者に野垂れ死にを強いる事件も続発しています.
私たちは、いまこそ路上生活者の命を守るため、この厳しい「冬」を皆の力で迎え撃たなければなりません.
今年の渋谷の越冬・越年行動では、「春を見据え、冬を乗り越えよう!」をスローガンとし、仲間の命は仲間の力で守り抜く!、一人の仲間も殺されてなるものか!、排除、追い出しを許すな!、居宅保護と公的就労をかちとるぞ!というよっつの目的を掲げて、冬を乗り越えていくための活動を展開していきます.
スケジュール
12/7 19:00 越冬闘争突入集会 都立児童会館前(寄り合いと炊き出し、パトロール)
12/14 越冬炊き出し、寄り合い、パトロール
12/21 越冬炊き出し、寄り合い、パトロール
12/28 越年突入集会
12/29 12:00〜 拠点設営 宮下公園
12/28(土)-1/6(月)
越冬行動拠点は宮下公園(2F).集団野営は都立児童会館前.
この間、連日の炊き出しとパトロール、集団野営体制を軸に、路上で年越しを迎える仲間たちのあいだに
生きる勇気と笑顔が生まれるように、いろいろな催し物を計画しています.
★<<毛布がない!!:行動参加・カンパのお願い>>★
渋谷には600人を越える路上生活者がいますが、その仲間たちに配布する毛布・カイロなど支援物資を緊急に集めています(毛布配布は12/21日の予定).のじれんの財政がたいへん逼迫しているため、ことしは毛布購入のための予算がたちません.とりわけ越年期には集中的な支援体制を1週間以上に渡って維持するため、カイロ・医薬品などの購入にも例年出費がかさみます.
毛布・カイロ・医薬品をはじめとする支援物資・資金カンパにご協力いただける方は
「のじれん(渋谷・野宿者の生活と居住権をかちとる自由連合)」
〒150-0011 東京都渋谷区東1-27-8-202
TEL・FAX: 03-3406-5254
郵便振替 00160-1-33429
までぜひぜひよろしくお願い致します。
渋谷の越冬越年は、皆さんのご協力なしには成立しません!
野宿の仲間と共につくりあげる、のじれん越年・越冬行動に、ぜひご協力ください!
冬を乗り越えるために必要なもの
毛布(最低350枚!!)、カイロ、石鹸、冬物衣類+肌着類、保存可能な食糧などなど
★<のじれん賛助会員・特別賛助会員を募集しています!!> ★
賛助会員は年会費 5,000 円.年 4 回の通信「ピカピカのうち」のほか,種々の お
知らせをお送りします.このお金は通信の発送費のほか日常の活動に充てます.
特別賛助会員は月 2,000 円以上の自己申告額.同上の特典があります.このお金は
事務所の運営費に充てますが、現在、この収入額の減少により、のじれんの会計が危機的な状況に陥っています.
カンパ・一般会費などご支援いただける場合は
郵便振替 00160-1-33429 「渋谷・野宿者の生活と居住権をかちとる自由連合」
まで,通信欄にカンパ・会費の別を明記の上,お願いします.特にはじめて会費を送
られる場合は「会員になります」と書いてください.
このほか、現場での活動にご参加ご協力いただける方はのじれんメールアドレス:
nojiren@jca.apc.org までご連絡ください。
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渋谷・野宿者の生活と居住権をかちとる自由連合
〒150-0011 東京都渋谷区東1-27-8-202
TEL・FAX: 03-3406-5254
http://www.jca.apc.org/nojukusha/nojiren
木村正人 KIMURA, Masato
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