「ゆりかごから墓場まで」...社会福祉の行き届いた住みやすいとばかり思わ れていた北欧の国々で,「障害」者や非定住者,「社会的不適応者」とされた 人々に対して,不妊手術を強制されていたことが明らかになり,問題になって います.
野宿生活を余儀なくされた人々に対する行政の方針である「報告書」もまた, 「ゆりかご」を口にしています.
憲法や生活保護法が謳う最低限度の生活の保障.彼/彼女たちの最後の窓口で ある福祉.ホームレスにとって福祉とはいったい何なのか.また福祉にとって ホームレスとは.
実際に福祉事務所という現場で「路上生活者」と接している職員の方のお話を 聞き,本来あるべき福祉について考えていきたいと思います.