編集後記

今年の12月集会は、新しい戦争の中で迎えることになった。アフガニスタンでは今なお激しい空爆と戦闘が続き、多くの民衆が戦火の恐怖と飢餓の不安に直面している。/このアメリカの「報復戦争」に、日本はいち早く参加を表明し、米軍支援の「対テロ特措法」を決め、PKO法を改悪して武器の使用を緩和し、戦闘地域への出動、軍事行動への参加を公然とすすみはじめた。/これらが小泉の相変わらずの高支持率に支えられているということに、日本における侵略戦争の無反省、戦争責任追及の欠落を痛感させられるが、一方では反戦集会やペシャワール会・中村医師の現地報告会に出かけると、若い人達の参加の多さと熱気に驚く。/小泉のまやかしのパフォーマンスにだまされてばかりいないで、しっかりと歴史と現実を見つめようとする力はたしかにあるのだ。わたしたちの活動をいまこそ強めよう。(木野村)


お知らせ

『「ノーモア南京 2000年東京集会」報告集 』ができました。
1.南京国際安全区委員だったマギー牧師およびミルズ牧師の肉親からのビデオによる証言とメッセージ
 マギー牧師の次男デビッド・マギー氏
 ミルズ牧師の長女ハリエット・ミルズ氏
2.南京大虐殺の被害者の証言
 楊明貞さん
 彭善栄さん)
3.元731部隊隊員の加害証言
 篠塚良雄さん
4.報告
 ジャーナリスト本田勝一さん
 中学校社会科教師の報告
5.戦争体験者から若い世代までの21世紀に向けたリレートーク

資料編には、安川寿之輔氏による特別講演「福沢諭吉のアジア認識」の全文を収載しました。
・B5版65ページ、頒価1,000円
・ご購入の申し込みは、電話03−3651−2653またはファックス03−3651−3499へ。

お詫びと訂正

前号の「2000年東京集会」記事中、山辺悠喜子さんのお名前が間違っていました。お詫びして訂正します。また10ページ15行目「父兄」は「父母」に訂正します。

お願い

会費未納の方はお早めに納入ください。また、会の活動強化のためにカンパをよろしくお願いします。

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