「南京大虐殺」をめぐる

最近の海外の動き

                                              最終更新: 1998年7月1日

1997年

5・22
日本の19の政治結社で構成する「民族派有志訪中団」が北京で記者会見、 中国側高官との会談で「南京虐殺、領土問題、 歴史認識をめぐる議論は平行線に終わった」と発表

8・13
日中の研究者や市民団体が参加した「南京大虐殺史国際シンポジウム」 が3日間の日程で南京市のホテルで開会

11・28
中国紙、新華毎日通信が、 南京市公証人協会が このほど旧日本軍による南京大虐殺事件の被害に関する物証や証言など 約2000人が提供した証拠を公正証書とした、と報道

12・12
南京大虐殺殉難同胞連合会初代会長で中国系米人の邵子平氏が 大虐殺の未公表映画フィルムが米国で発見されたと言明。 フィルムは大虐殺が起きた当時、 南京国際赤十字社長で南京に滞在していた米国の伝道師ジョン・マギー氏が撮影

12・12
13日の南京大虐殺60周年にあたって、 南京でCD−ROM「中国侵略日本軍南京大虐殺写真集」の発売開始

12・13
南京大虐殺60周年追悼式が南京市の「南京大虐殺記念館」で開催。 市民ら約3000人が参加し、過去最大規模


1998年

4・21
斉藤邦彦駐米大使が会見で、 第二次大戦中の日本軍による南京大虐殺をテーマに 米国内でベストセラーになっている「レイプ・オブ・ナンキン」について 「非常に不正確な記述が多いし、一方的な見解が多い。 ああいう本が出され、ある程度の注目を浴びるのは幸せではない」 と懸念を表明

4・22
米国の反ユダヤ活動監視団体「サイモン・ウィーゼンソール・センター」 (本部ロサンゼルス)が「レイプ・オブ・ナンキン」について、 斉藤邦彦駐米大使が「非常に不正確」と批判したことに対し、 抗議書簡を大使館に送付

4・28
斉藤邦彦駐米大使が会見で、 アイリス・チャンさんの著書「レイプ・オブ・ナンキン」について 「不正確で 一方的なところがある」とあらためて指摘、 「日本政府が謝ろうとしない」などとする著者の主張は、事実に反すると強調

4・28
「レイプ・オブ・ナンキン」の著者アイリス・チャンさんが28日までに、 この本について「不正確で一方的だ」 と指摘した斉藤邦彦駐米大使にテレビによる公開討論を要求

5・ 9
中国国営通信、新華社が 「レイプ・オブ・ナンキン」を「非常に不正確な記述が多い」 と指摘した斉藤邦彦駐米大使の発言に対し、 「証拠は山ほどある」との見出しでワシントン発の非難記事を配信

5・9
自民党の野中弘務幹事長代理ら党訪中団が南京市内の「南京大虐殺記念館」を訪れ、 献花。党幹部の記念館訪問は初めて

5・11
外務省の柳井俊二事務次官が記者会見で 「レイプ・オブ・ナンキン」を「不正確で一方的」 と論評した斉藤邦彦駐米大使の発言について 「大使発言は適切だったと思う」と指摘

5・23
村山富市前首相が、戦後の日本の首相経験者として初めて南京入り

5・23
中国共産党機関紙、人民日報が「プライド 運命の瞬間」を非難する記事を掲載

5・24
村山富市前首相が南京大虐殺記念館を訪問、 「一時期、日本軍の侵略によって、 中国やアジア諸国の皆さんに多くの損害や苦痛を与えた事実は 厳粛に受け止めなければならないと思う」と発言

6・2
中国の学者や元兵士ら40人が北京で「プライド 運命の瞬間」 を批判する集会開催

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