エホバの証人への対応の仕方
1.エホバの証人は、どんなことを学び、心掛けているのか?
証人たちがよく使うことばに”巧みさ”ということばがあります。巧みさとは、「相手の感情を害さないで物事を扱う方法」と証人たちは認識しています。
”巧みさ”の中身にはいろいろあると思いますが、こちらから結論を言ってしまうのではなく、相手が自分でその結論に達するように誘導的な質問を用いることは一つの方法です。
また、たとえを使ったり他の人の経験として情報を伝えたりすることも証人たちが心がけていることです。
以下に一般的なエホバの証人が意識的に努力しているいくつかの点を、参考までに記しますので、ご覧ください。
伝道者としての心得
私はあらゆる人に対してあらゆる者となってきました。
何とかして幾人かでもす救うためです。コリント第一9:22、23
家から家で
*人々に話させなさい。
*人々が信じている事柄・どのように考えているかを見出すように努めなさい。
*彼らがいう事柄に基づいて話題を決めなさい。
研究で
*関心を保たせるために
家の人の良い点を誉める。
次回の点を予告し、有益な事を知る機会となることを伝える。
*反対に備えさせるために
初期のうちに反対を予期させる。
なぜ聖書研究をするのか弁明できるよう、準備する。
*研究生の家族を援助するために
自分の願いは、ご家族すべてがいつか学んでくださる事と伝える。
反対が起こる前に、家族が関心を持ちそうな記事を貸し、
読んだ後で家族のほかの成員に話すように勧める。
家族の反応を尋ね、対処の方法を教える。
研究司会の心構え (イエスの教え方に倣う)
*み言葉を基礎として教える。
*エホバを敬う事が動機であるように。
*物事を簡潔に述べる。
*相手の関心を引く質問を用いて考えて結論を出すよう助ける。
*相手に合った例えを用いる。
*聞き手にとって理解できない事を説明したり例証する。
*相手の心を動かす事が目標。
*正しい模範を示す。
*他の人に対する親切な気遣いを示す。
信仰の試みに会った時の備え
*忠節を保つ理由をはっきり教えておく。
*聖書の原則に対する献身的な態度を育てる。
*神の律法と戒めに対する深い敬意の念を培う。
*聖書が神のみ言葉である事への確信を深める。
*エホバの証人の組織に固く付き従う。(ヨハネ6:67、68)
*兄弟たちに対する心からの愛を培う必要性を認識させる。
火に耐える強固な資質を土台に‥‥‥
*神の言葉からの真の知恵
*信仰を培う
*聖書の原則に対する献身
*神と隣人への愛
*真実で正しい事柄と神の王国を擁護しようとする不動の態度。
参照聖句
ヤコブ1:2-4 試される信仰の質は忍耐を生み出す。(喜びとする)
1ペテ3:1、2 深い敬意のこもった行状により反対者は変化する。
シンゲン15:2 知恵ある者の舌は知識を分かつ(正しい事を行わせる助け)
ローマ12:12
コロサイ1:10、1
フィリピ4:6、7
2.エホバの証人の聞く耳を得るために
エホバの証人は、イエス・キリストに倣っていると思っています。また、イエスの特質に似ている人を高く評価します。ですから、次の事を考慮してください。
*謙遜であること。
*穏やかに優しく話す事。
*質問する事に心がけ、こちらから一方的に情報を押しつけない事。
*ある情報を伝えたい時には、事前に準備し、目的を持った質問やたとえを考え、明解で理解しやすいものとする。
*聖書そのものに語らせる事を心がける。
*間違っている事や理不尽な事を言ったとしても、すぐに否定したり、ばかにした態度を取らずに、そうせざるえなかったその人そのものを受容していく。
*良いところをめざとく見つけ、誠実に誉める。
3.教義論争をしなければならない時の具体的な会話例
*反対者の見解にも耳を貸す事の大切さ
*背教者と呼ぶ人たちに対する扱い
*異なる福音を伝えている事に気づかせたい時
*新世界訳聖書の改ざんに気付かせたいとき
*旧約のエホバは新訳ではイエス
*十字架の使用は間違いに対しての反論
*イエスの復活は、肉体においてか、霊者としてか?
*軍務に携わる事に関して、聖書は何と言っていますか?
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