救出カウンセラーからの報告
草刈 定雄
神戸の西舞子バプテスト教会でエホバの証人を救出する会を立ち上げてエホバの証人の救出の働きをしています。1975年に姉がエホバの証人と関係を持ち、兄嫁も一緒に研究を始めました。それがきっかけでこの働きに重荷を持つようになりました。
姉は集会に私を連れて行きました。それは小さな集会でした。その時「来年の秋」という言葉を判で押したように話していました。1974年でした。75年の秋、ハルマゲドンが来るという意味でした。兄嫁の子どものしつけは度が過ぎていました。小学校低学年の男の子どもを「サタンを追い出すんだ」と言って洗面器に水を張って頭を突っこんでおさえつけるという折檻をしました。子どもの首筋は赤くなります。小学生ですから大変怖がります。あやゆく息を引き取るかなと言う頃に手を離すと手がぶるぶる震えています。「分かったか。今度同じ事をしたら許しません」と言ってました。そうしたことがあってこの宗教団体の実体をいつか突き止めてみたいという思いがありました。18年前、教会で11人のエホバの証人から脱会するという大きな事件がありました。その時の一人が小崎君です。
札幌には50の会衆があると言われています。教会には「JWの会」があります。日曜日午後からJWの家族が集まります。その中で、「息子夫婦が札幌にいる、何とか救出できないか」という相談を受けてました。札幌には5000人のエホバの証人がいるというのですから、札幌はだんとつに伸びています。何とか関われないか、戸別訪問から始めています。訪問三回目か四回目で次のような文句で始めます。「私たちはキリスト教の者です。クリスチャンです。聖書のことを紹介してます」と言ってエホバの証人が回ってますので、同じようなまねをして話をしてます。エホバの証人 は反応しなければなりません。「どちらの教会ですか」「私はエホバの証人です」と反応があって少しずつ入っていきます。エホバの証人の問題にはどんな問題があるのか学ぶつもりで各地に行かけています。