本日、私たちはものみの塔聖書冊子協会の被害者、またそれらの人々を支援するメンパー、また他のカルト教団の被告者救済団体が神戸市勤労者会館に結集し、第6回エホパの証人=ものみの塔被害者全国集会を大成功に開催しました。
この全国集会はものみの塔協会による被害と危険性を世間に知らせ、その運動を更に広げるためのものです。
ものみの塔聖書冊子協会は「家庭聖書研究」という美名で実施されるマインドコントロールの手法を用いる独特の研究会を通して、多くの人たちの人権と生活生命の尊厳を奪ってきました。
またこれまで幾度となく繰り返されてきた偽予言により、エホバの証人と家族の多くの人たちが財産を、仕事を、人間関係を奪われてきました。更に彼らだけに適用する独特の聖書解釈による輸血拒否の教理により多くの人命が奪われ、今年の5月にも一人の女性が交通事故で輸血拒否を行い貴重な命が奪われたのです。
子供たちはエホバの証人である親たちから強いられる独善的な聖書教育により、人生を選択する自由を奪われ、 一部の学校行事を受ける自由を奪われてきました。無理失理打しつけられる教理によって児童虐待にあい、イジメにあったり仲間はずれにされ、多感では純真な幼い気持ちが踏みにじられてきました。集会参加や奉仕活動を最優先させるため家族や生活が破壊され、離婚が後を断ちません。
これらはものみの塔が、自分たちの独自の聖書解釈を絶対的なものとして、繰り返し教え込み、教義に忠実な者だけが「地上の楽園に生き残れる」と、マインドコントロールをかけ続けているからにほかなりません。
ここ数年、ものみの塔の被害にたまりかね、立ち上がった人々に対して、金に糸目をつけずに信者のは献金をそそぎ込みながら、脅迫的に裁判闘争を仕掛けてきています。多大な費用のかかる裁判闘争に持ち込み、批判者たちに財政的な困難を与え疲弊させ、裁判闘争を勝利させようという狡猾きわまりない企みです。
また今年、ものみ塔協会日本支部は「ホロコースト展」を各地で開催しました。これはものみの塔協会の名前を隠すことにより、イメージアップ、及び新たと信者獲得を狙ったものです。その成功のために多くの教育委員会やマスコミを欺き、信者たちにも嘘をつくように指示を与えてきました。これらの行為は宗教組織というよりもカルト教団そのものであり、ものみの塔協会はこれまで以上にカルト色を強めたことを社会に示したのです。
私たちは、長野県松川町増野の住民運動を敵視する松川町裁判、また救出力ウンセラーを罪に陥れようとして訴えた神戸の草刈裁判にものみの塔の本質を知ることが出来ます。これらの裁判闘争と通して、社会に真実を知らせ、狡猾で欺瞞に満ちたものみの塔の体質を世間に広め.裁判支援が一人でも多くの国民に支持され、広がるように裁判闘争支援の運動を続けていきます。
社会が、行政が、司法が、政治が一人一人の生活と人生と人権を破壊するカルト教団であるものみの塔聖書冊子協会の危険な体質を見極め、家族が犯されている人権を守るために立ち上がることを強く求めるものです。
私たちは子供たちのかけがえのない未来と誰もが幸せに生きる権利とを守るために、他のカルト集団に苦しんでいる人々とも一致協力して、ものみの塔の被害を社会にアピールし、闘い続けることをこの集会の名においてここに宣言します。
以上。
2000年9月9日
第6回エホパの証人=ものみの塔被害者全国集会