顧問のことば
今年の集会は20回目です。私は発足の時からやってきました。各カルト宗教の被害者の集会はほかにもありますが大々的に催しているのは唯一、この集会だけです。オウム真理教の事件もあり、最初の頃はマスコミも集会に駆けつけ、大々的に催しました。当時、中澤牧師はいずれマスコミが引き、教会も引くでしょうと仰いました。そのときから、ものみの塔の輸血拒否の死亡者がいた事実を言い続けなければならない、百年続けようと、2001年からこの追悼式を始めました。輸血拒否死亡者の追悼式は今年で14回目です。こういう歴史があったことをものみの塔に突きつけます。今年は終戦から70年です。あっと言う間に過ぎました。100年はあっと言う間です。しかしこの式は100年、続けます、続けさせます。追悼式は教会形式で催します。異なる信仰をお持ちの方もおつき合いをお願いします。
メッセージ(知識富雄牧師)
今日は十分、素晴らしいメッセージをお聞きしたと思います。ここでもう一度聖句を読みます。ヨハネ8:32です。「……あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします」。これは真理のみことば伝道教会に与えられた御言葉です。これによりウィリアム・ウッドが米国から来日し、エホバの証人の働きを予防する働きをしてきました。この御言葉に支えられて、日本でも、世界中でもこの働きが進められています。
最近、葬式の司会をしました。亡くなられたのは東大工学部教授でした。遺族から依頼があり、話し合ううちに受ける気になりました。博士の書斎にはあらゆる宗教の書物がありました。教授はいつもそれらを読んでいた方だと分かりました。私もいろんな宗教を研究しています。比較宗教で真理が分かります。故人は光ファイバー開発の教授でした。研究している中で「真理とは何か」を追求されていました。故人は「本物は何か」をつかんだと分かりました。
輸血拒否して死亡した妊婦の記事を読むと、輸血は悪だと考えていることが分かります。マインドコントロールのため、胎児のためにも本人はその選択をしました。エホバの証人は輸血が悪だと言います。そういう人たちが世界中にいます。輸血拒否をした子どもたちの載ったものみの塔の冊子を読みますと、子どもたちは神を第一にして輸血を拒否して死んでいきました。組織は信者を鼓舞し、エホバを伝える材料にします。しかし、ものみの塔の信者でない者にすれば、「なんて悲しい写真だ」と思います。子どもが犠牲になりました。
「真理とは何か」を追求していて良かったと思いますのは、最終的には本物をつかんでくれる人が出てきます。常に比較します。イスラム教、ものみの塔、仏教、キリスト教を比較しても結構です、無神論、不可知論で終わらず、本物が世界を支配していることを見い出していただきたい。
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