被害者の会に出席している方々に一言
エホバの証人救出カウンセラー 草刈定男
1999年から2011年の今まで、日本での証人の数はほぼ横ばい状態です。
1960年代から(76年以降には一時ダウンしましたが)ずっと右肩上がりの成長を遂げてきたものみの塔、エホバの証人でした。この12年の間、日本での成長は完全に止まったと言えます。最近私は、北陸に出かける機会があり、そこで出会った自力脱会60代のエホバの証人と話し合いました。20代、30代の若手の証人を3カ月ほどの語学訓練をして中国に送り出しているというのです。しかも派遣地において何があっても自己責任の念書を書かせて送り出しているということでした。私が知っている岐阜で伝道していた30代のご夫妻も一昨年送り出された一組です。組織は遣わすだけで彼らに対する責任を負いません。
田舎の地域では聞いてくれる人がいないので伝道する証人の士気は落ちています。そして時間を入れるだけの伝道をしているとのことです。長年証人として働いている年配者の証人はこのまま事故で死んでしまった方が楽だとの声を漏らしているのです。ある長老夫婦も最近は組織の教え一辺倒に傾いているとの声をきいたとのことでした。また、5月に間違いに気付いた方のところに長老たちは定期的に訪問しています。
背教者の書いた文書、情報は絶対読まないように、読んだら崩れる、危ないからというのです。これらの事柄は私が直接ではなく、また聞きであり、確かである確認が取れないのですが、12年もの間、伸び悩んでいるものみの塔の内部を想像する時、うなずける情報ではないかと思います。もはやこの組織には真理を伝えようとする意思はなく、ただ現在の証人を縄目にとどめて、組織の安定を維持しようとする意図があるように思います。
このようなものみの塔の虜になっている人々こそ犠牲者で(あり)、被害者です。
イエス様は「群衆を見て、羊飼いのない羊のように弱り果てて倒れている彼らをかわいそうに思われた。」
私達の力は微力ですが、力を合わせて救出の機会を積極的に作って彼らの救出のために労していこうではありませんか。