被害者切り捨てでつながる「水俣」と「福島」〜水俣病患者説明会「マイク切り事件」で見えた環境行政の冷酷非道/黒鉄好

2 months ago
5月1日、熊本県水俣市で開催された伊藤信太郎環境相と水俣病の被害者団体などとの懇談会で、水俣病患者が発言中にもかかわらず、制限時間3分が経過したことを理由に環境省側がマイクの電源を切った問題は、被害者のみならず世論の広範な怒りを引き起こしている。この「マイク切り事件」をめぐって驚くべき事実が判明した。 当日、説明会で進行役を務めたのは、環境省大臣官房環境保健部企画課特殊疾病対策室の木内哲平室長である。環境省組織規則によると、特殊疾病対策室は公害健康被害の認定・補償給付、予防、公害保健福祉事業の他、水俣病に対する業務を担当する部門である。木内室長は、懇談会終了後に来場者から上がった「マイクの電源を切ったのか」との質問には直接答えず「事務局の不手際」としたが、このことも環境省への反発をさらに拡大することになった。この木内氏、一体どういう人物なのか。

レイバーネットTV 第200回放送を終えて

2 months 1 week ago
レイバーネット第200回特集「日本の空は大丈夫か?−羽田衝突事故とJAL解雇争議」の放送を無事終えホッとしています。私にとっては第187回「どうする?どうなる?今世紀最悪の国策事業「リニア」を斬る」(2023.6.28放送)以来、約11か月ぶりの出演でした。司会もそのとき以来ですが、1度や2度の経験で慣れるほど司会業は簡単ではありません。放送後のスタジオは熱気に包まれ、全身に汗をかいていたのも前回と同じでした。 司会に当たって心がけたのは主に以下の3点でした。
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2 hours 2 minutes ago
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