反安保実も賛同団体として一端を担っている「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」の行動。
辺野古への基地建設を許さない実行委員会は、
9月12日の「沖縄に基地はいらない ジュゴンの行進!」デモ行進の決議文を
9月29日と30日に外務省・環境省・防衛省に提出し、
辺野古基地建設中止・環境アセス中止かやり直し・普天間閉鎖を強く訴えた。
○外務省面談交渉記録(2009年9月29日午後3時〜)
外務省北米局日米地位協定室は、「日米合意は非常に重い」ことを強調しながらも、「環境を破壊するような基地をシンボリックな意味で日米合作として造るなんてことは、日米関係上も国際関係上も好ましくない訳ですから、十分な環境面の配慮をした上でこの事業を進めていくべきだ」と環境アセスの動向に注目している。更に、トップの方針が変わり指示があれば、喜んでそれに従うと殊勝な応答。既に岡田外相から何らかの指示が出ている模様。
○環境省面談交渉記録(2009年9月30日午後1時半〜)
環境省にはがっかりさせられた。環境影響審査室は、「現在国が被告として大変重要な案件として、司法の場で争われている訳ですから、一つ一つについて細かいコメントは差し控えたい。」といきなり口を閉ざし、省の説明責任を果たさない。何の裁判かの質問に「辺野古・違法アセス訴訟」(本年8月19日提訴)とアセス準備書作成にかかわる専門家氏名の公開を求める提訴だという。ジュゴンの個体識別頭数が環境省調査で5頭であったのにアセス準備書で3頭とされ、希少種ジュゴンの減少が危惧されることに対して、野生生物課は答えに窮し、環境影響審査室は動こうとしない。かろうじて同審査室は「しかるべき時に環境省として意見を言う」と答えたが、小沢環境相からは具体的な指示がまだ出ていない。環境省が普天間アセスのやり直しを指示すれば、日米政府も内心喜んで基地建設見直しに応じると思われるのに。
○防衛省面談交渉記録(2009年9月30日午後5時〜)
防衛省は、3つの実行委要請に応じられないと従来と変わらない回答。それでも「世論調査などで県民の約80%が反対していることを認識している」と答え、また、環境省の調査でジュゴンが5頭いたことについても認識していた。また、同行した山内徳信参議院議員は、普天間見直しの方向で米政府と交渉に臨むことを強く求めた。
連絡先
新しい反安保行動をつくる実行委員会
東京都干代田区三崎町3-1-18 近江ピル4階 市民のひろば気付
FAX:03-5275-5989
e-mail:hananpojitsu@jca.apc.org
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