ファーレ立川パブリックアートプロジェクト
基地の街をアートが変えた
北川フラム/著
2017年3月刊行
定価2200円+税
A5並製・200頁
ISBN978-4-7738-1704-1 C0070
パブリックアートの原点がここに! 市民・事業者・行政がアートを守りはぐくんだ、20年を超えるファーレ立川の軌跡と展望。
1994年、立川米軍基地跡地の再開発により誕生したファーレ立川。「世界を映しこむ街」として、世界36カ国92人のアーティストによる109点の作品を設置したファーレ立川アートプロジェクトは、パブリックアートの概念を刷新し、大きな話題となりました。そして今、越後妻有・大地の芸術祭、瀬戸内国際芸術祭等、日本各地で展開される「アートによる地域づくり」の嚆矢として、またパブリックアートのモデルとして国内外から再び注目を集めています。それを受けて、本プロジェクトのディレクター・北川フラムが、構想から実現までの全過程、そして住民・行政・事業者が一体となってアートを守り活かすメンテナンス活動がまちづくりへとつながっていく20 年の軌跡を書き下ろしました。
本書は、安斎重男撮影による全作品写真、新たに新津保建秀が撮り下ろしたファーレ立川の現在を収録、さらに世界各国のユニークなパブリックアートの事例も紹介しています。アートによる地域づくり、パブリックアートのガイダンスとして、必携の一冊です。
1994年、立川米軍基地跡地の再開発により誕生したファーレ立川。「世界を映しこむ街」として、世界36カ国92人のアーティストによる109点の作品を設置したファーレ立川アートプロジェクトは、パブリックアートの概念を刷新し、大きな話題となりました。そして今、越後妻有・大地の芸術祭、瀬戸内国際芸術祭等、日本各地で展開される「アートによる地域づくり」の嚆矢として、またパブリックアートのモデルとして国内外から再び注目を集めています。それを受けて、本プロジェクトのディレクター・北川フラムが、構想から実現までの全過程、そして住民・行政・事業者が一体となってアートを守り活かすメンテナンス活動がまちづくりへとつながっていく20 年の軌跡を書き下ろしました。
本書は、安斎重男撮影による全作品写真、新たに新津保建秀が撮り下ろしたファーレ立川の現在を収録、さらに世界各国のユニークなパブリックアートの事例も紹介しています。アートによる地域づくり、パブリックアートのガイダンスとして、必携の一冊です。
【著者紹介】北川フラム(キタガワフラム)
アートフロントギャラリー代表、公益財団法人福武財団常任理事、大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ総合ディレクター、瀬戸内国際芸術祭総合ディレクター。
1946年新潟県生まれ。東京藝術大学美術学部卒業。「アントニオ・ガウディ展」(1978-79)、「子どものための版画展」(1980-82)、「アパルトヘイト否!国際美術展」(1988-90)などの展覧会をプロデュース。「ファーレ立川」(1994年竣工)のアートプランナーを務める。「大地の芸術祭」、「瀬戸内国際芸術祭」をはじめ、「奥能登国際芸術祭」(石川県珠洲市)、「北アルプス国際芸術祭」(長野県大町市)などの地域づくりプロジェクトのディレクションを手がける。主な著書に『希望の美術・協働の夢 北川フラムの40年』(角川書店、2005年)、『美術は地域をひらく 大地の芸術祭10の思想』(現代企画室、2014年)、『ひらく美術』(筑摩書房、2015年)、『直島から瀬戸内国際芸術祭へ 美術が地域を変えた』(福武總一郎との共著、現代企画室、2016年)などがある。