“ウカマウ集団:観客との対話” 2000年10月7日[土]
会場:カンダパンセホール(水道橋)入場料:前売2,000円(当日2,300円) |
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14:00
第一の敵 Jatun Auk'a(74)*ニュープリント
ホルヘ・サンヒネス監督/16mm/110min
●農民のための一つの媒介となるという目的から、農民が集団的主人公として登場し、事態の推移そのものに観客が参加できるように作られている。農民たちの農園主への反乱、ゲリラ部隊と農民の共闘、人民裁判、既成の秩序の打破により現われる第一の敵・ヤンキー帝国主義。最後には農民たちの政治的自覚が象徴される。 |
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16:00
地下の民 La Nacion Clandestina(89)
ホルヘ・サンヒネス監督/35mm/125min
●街に暮らしていた先住民セバスチャンは生まれ故郷の村に戻る決意を固める。彼はかつて、理由あって村を追放され、そこに戻ることは死を意味していた。「死の踊り」を象徴する大きな仮面を背負って彼は帰郷への旅を急ぐが…。現実と虚構、過去と現在が大胆に入り混じり、世界を驚愕させた伝説的作品である。
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18:30―20:30 監督ホルヘ・サンヒネス講演と観客との対話(ティーチ・イン)
進行:太田昌国
●1943年生。ラテンアメリカ滞在時、ウカマウ集団と出会い、シネマテーク・インディアスの前身である「第一の敵」上映委員会メンバーとして日本での自主上映運動を開始する。以後も全作品の上映を手がけ、現在は、共同製作も行う。
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あああ |
“ウカマウ集団に聞く” 2000年10月14日[土]
会場:アテネ・フランセ文化センター(お茶の水)
入場料:前売2,000円(当日2,300円)/
アテネ・フランセ文化センター会員、映画美学校受講生は当日2,000円 |
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13:00 コンドルの血 Yawar Mallku(69)
ホルヘ・サンヒネス監督/16mm/85min
●北米人によって組織された援助組織「平和部隊」の婦人科施設が、アンデス地域の農村女性に対して、本人の承諾を得ないまま不妊手術を施していたという犯罪的行動を告発している。発表当時、J.L.ゴダールは「人々を革命的行動に動員する映画」と評した。 |
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14:40 鳥の歌 Para Recibir el Canto de los Pajaros(95)
ホルヘ・サンヒネス監督/35mm/104 min
●ボリビアのある映画集団が、16世紀スペインによる「征服」という歴史的過去を批判的に捉える映画を製作しようとするのだが、撮影地である先住民の村に到着した一行の振る舞いは、思いに反して村人との軋轢を生んでゆく。『コンドルの血』撮影時に彼らが実際に体験したことを下敷きに、新たな境地を見せた最近作。 |
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16:45―18:00 ウカマウ集団:監督ホルヘ・サンヒネスに聞く
聞き手:鵜飼哲
●1955年生。一橋大学助教授。大学在学中、関西ラテンアメリカ研究会でウカマウ集団の上映運動に携わる。アクチュアルな知識人としてフランス文学、思想の翻訳にとどまらない、幅広い活動を展開する。
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