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アーシアンショップって?

商品紹介
 
 
  ちばの事務所
 





JR常磐線北柏駅下車
 バス北柏 ライフタウン循環 
 松葉中下車 徒歩1分

 柏市松葉町3−15−1 ウェルシティ2F
 TEL/FAX 04‐7133‐3930

営業時間
 11:00〜18:00
 日曜日、祝日お休み


営業時間
 13:00〜16:00
 月・火・木・金
(水・土・日曜・祝日休み)




 
 

 


 
 アルカイールアカデミーとの協働作業は、アジュラックのエプロン、手織り教室の男子生徒が織った布を使ったバンダナ、手織布のギャルソンエプロンに続き、第四弾として手織布のパジャマプロジェクトが進行中です。
今回第四弾の商品を企画するにあたり、

・工房の閑散期に作りためてもらえるような継続的に売れる商品(年間を通して工房に仕事があれば、縫製科を卒業した女の子たちの仕事先の一つとなりうる)
・手織り生地を使う(現在手織の訓練を受けている男の子たちの職業の選択肢の一つになるように)
・パキスタンらしさがある

 この三点をテーマに考えました。
 2月中に生地は織りあがり、3月中にはサンプルがアーシアンの元に来て、実際に着て、洗濯機で洗濯を繰り返し、納得できる製品になったら商品として販売開始する予定です。肌触り抜群で、風通しも良好な手織生地でできたパジャマです。進行具合は随時レターで報告いたします。

パジャマプロジェクト/進捗状況報告(2019年11月)

 JFSA、アルカイールアカデミーの縫製工房との協働作業であるパジャマプロジェクトは、来年5月からのセンター展示会での販売を目指し、順調に進んでいます。
 現在は、緑の生地が織りあがり、青の生地ももうすぐ織りあがります(2色展開です)。
 工房では仮の生地で、形の最終確認を行っています。

パジャマプロジェクト/「外でも着られるパジャマ」販売間近(2020年3月)

 パジャマプロジェクトは、いよいよ最終段階。製品は日本に届き、これからアーシアン内部で検品や値付け作業が行われます。
 「外でも着られるパジャマ」?どういうこと?と思われる方も多いかもしれません。このプロジェクトの始まりは、アルカイールアカデミーの高学年の男子生徒が手織りを学んでいると聞いたときに始まりました。縫製工房とはアジュラックのエプロンで既に協働済み。では、手織り布を使って、縫製工房で仕立ててもらう商品を開発しようとなり、昨年はギャルソンエプロンに取り組みました。さて次は?と考えていた時、「この布のパジャマがあったらいいよね。着心地抜群だよね」とJFSA(日本ファイバーリサイクル連帯協議会)の田邊さんと意気投合。パジャマを開発しようと決まりました。
 昨年の総会時に、手織り布を使って縫製工房が作成したコートとサンプルで出来上がっていたパジャマを披露すると……「それ(コート)がいい」「せっかくの手織り布、人に見せられないのはもったいない」等々、色々な意見をいただきました。
 アーシアン内の話し合いで、パジャマの路線は変わらず、「外でも着られるデザイン」にし、部屋着にもなるようにしようとなりました。パキスタンの手織り生地は薄手なので春夏向けの明るい色でと決まりました。
 
 アーシアンから型紙を送り、サンプルを作成してもらい、使用感を確かめる(この時5着のサンプルが来たのですが、何故かサイズがバラバラ。シミや汚れもところどころについていました)。再度、型とサイズを指定してサンプルを作成してもらう(この時点では型は決まっていてサイズのみの検討になりました)。アーシアンで縫製工房と直接やり取りすることができないので、間にJFSAに入ってもらい、試行錯誤を続けました。
 そんなこんなで、出来上がった「外でも着られるパジャマ」ラベンダーがかった水色と萌黄色の2色展開。
 
 サイズはフリーサイズ、上着のサイドにはウルドゥー語で「アルカイールアカデミー」、「MADE IN KARACHI」のタグと縫製科の女子生徒が作成した花の刺繍タグがついています。多くの皆さんに見て触って購入してもらえたらいいなと思います。販売はセンター展示会やアーシアンショップ柏等で5月より予定しています。アーシアンと縫製工房との共同作業はこれからも続きます。アーシアンからの発注が工房の年間を通じての仕事となり、スタッフの技術の向上と縫製工房での仕事が縫製科で働く女生徒たちの将来の職業選択の一つになると良いと思います。


  
 アーシアンは様々な外部イベントに参加し、多くの志を同じくする団体と出会っています。
 そんな中から今年度、商品の取り扱いを開始した2団体をご紹介します。

 
シリア紛争被災者支援プロジェクト「イブラ・ワ・ハイト」


イブラワハイト ボタンイブラ・ワ・ハイト

 シリア内戦は丸9年になろうとしている今も続き、およそ670万人(総人口の4分の1以上)が国内外で難民となっています。生まれたのがシリアであったばかりに、戦火で母国を追われ(または生まれ育った場所を奪われ)、避難した先では仕事にも就けず差別を受け貧困生活を送る。そして、それぞれが心に大きな傷を負って生きています。
 
 イブラ・ワ・ハイト発起人の山崎さんは、考古学者で元アレッポ大学講師。2013年5月より、シリア国内外のシリア人女性に刺繍製作資材を提供、適正価格での買取、日本での販売を行っています。
 主な製作者は、トルコ(くるみボタン)・エジプト(バッグチャーム・ピアス)・ヨルダン(バッグチャーム・ヘアゴム)に避難している女性たちです。山崎さんは、昨年末もご自身でトルコに避難している女性たちを訪ね、話を聞き、製品を発注し、出来上がったものを日本に持ち帰っています。山崎さんと出会えた難民の方々はほんの一握りですが、私たちはその方々の製品を買えます。購入することで女性たちが自分の力で生活費を得られるだけでなく、自身の尊厳を回復し、忘れられた存在ではないと感じられるのではないでしょうか。多くの難民(シリアに限らず)の方々が口にするのが「私たちは忘れられてしまった。なぜ国際社会はなにもしてくれないんだ」という言葉です。
 
 製品を取り扱うことで、「人と人とはつながっている。決して忘れてはいない」というメッセージが伝わればと思います。
 
 
バングラデシュのフェアトレード製品「PRIYO handicrafts(プリヨ ハンディクラフツ)」

さくらコースター

 「ネパリバザーロで働いた経験のある女性が夫の転勤でバングラデシュに住んだら……」そんな千葉に住む女性が1人で運営しています。フェアトレードフェスタちばで知り合い、個性的な製品と行動力溢れる人柄に、すぐにその場で生活クラブの千葉カタログで取扱いたいと提案しました。
 
 アーシアンでも取り扱いのあるバングラデシュのジュート製品ですが、PRIYOはオリジナルのデザイン・色で製作しています。ジュートに色を付け(毎回色が変わってしまうそう)、バッグにはインナーバッグを日本で取り付けています(バッグはフェアトレードフェスタで販売)。2月の千葉カタログで取り扱った「クイリングお花のミニカード」は、バングラデシュの目の不自由な女子学生たちが、先生と共同で製作しています。女生徒たちが手に職をつけ自立することを目指しています。
 
 「世界中、ここでしか販売していないものばかり」というオリジナル商品、是非、一度ご覧になって下さい。