NewsLetter 13 Cover
CPR News Letter Vol 13
1997年2月
5月17日、97年CPR総会、ベント・ソレンセンさん記念講演会!!
法務省による12月20日の死刑執行に抗議します。
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- 来る5月17日(土)午後1時〜、東京・お茶の水の明治大学父母センター(予定)でCPR第3回総会、午後2時から記念講演会開催を決定。
記念講演は、ベント・ソレンセンさんに、アムネスティ・インターナショナル日本支部(予定)とCPRの共催、拷問禁止条約の批准を求める会と入管問題調査会の協賛で、「拷問禁止条約批准を求めて」というテーマでお話ししていただきます。
ソレンセンさんは、国連拷問禁止委員会とヨーロッパ拷問禁止委員会の委員を兼任されている監獄問題のエキスパートです。そこで、プレ企画として4月5日(土)午後2時〜東京・お茶の水の明治大学大学院(予定)で、今井直さん(宇都宮大学)を講師に、第5回監獄人権セミナー「拷問禁止条約の意義、その運用の実際、ヨーロッパ拷問禁止条約との異同」を開催します。
ぜひみなさんの参加をお願いします(2ページ)。
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- 96年12月20日、東京拘置所で3名の死刑が執行された。監獄人権センターはこれに強く抗議し、死刑廃止、死刑執行停止と死刑確定者の処遇の抜本的改善を求めて抗議文を提出しました(3ページ)。
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- 96年11月30日、「拘置所訪問ボランティア(VVD)」メンバーとして活動しているアントニオ・ローリーさんと、明治大学の菊田幸一さんを講師に、第4回監獄人権セミナーが開催されました(4ページ)。
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- すでにお伝えしたとおり、法務省は東京拘置所建て替え計画をほぼ固めました。窓を全面すりガラスにという点は変更されたとはいえ、多くの人権上の問題が残されました。今後とも改善に向けねばり強く要請していきましょう(5ページ)。
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- 96年7月25日、島根県・浜田拘置支所で保護房収容中の受刑者が死亡する事件が起きました。8月8日に証拠保全、10月30日には国家賠償請求訴訟を提起した原告代理人の水野彰子さんに報告していただきました(6ページ〜)。
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- News Letter 6号でお知らせしたXさんが本人訴訟で提起していた、府中刑務所での革手錠・保護房暴行事件の国賠訴訟を、新たに弁護団が受任して、96年11月11日に東京地裁に提訴しました。訴訟までの経緯もふくめて、福島武司さんと田鎖麻衣子さんに報告していただきました(8ページ〜)。
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- 横浜刑務所、Hさん暴行事件の国賠訴訟で、国側代理人は暴行看守の氏名を「国家秘密」だとして証言拒否を通告してきました。原告代理人の海渡雄一さんに報告してもらいました(10ページ)。
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- 東京拘置所在監の益永利明さんが国連人権委員会宛て人権救済申立の発信と読売新聞への投稿を所長が不許可としたのは違法として訴えていた国賠訴訟で、東京高裁は96年10月30日、一部勝訴判決を下しました。益永美幸さんに報告していただきました(11ページ)。
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- 91年11月の娘宛手紙の発信不許可について熊本刑務所受刑者が提起していた国賠訴訟で、熊本地裁は96年9月13日、「刑務所長の合理的裁量権を逸脱し、違法」とする判決を下しました。News Letter 11号で同原告の別訴判決を解説してくださった水谷規男さんに解説していただきました(12ページ)。
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- 96年12月末、宇都宮拘置支所で差入物から覚せい剤が発見され、福岡拘置所では収容者の逃走未遂事件が発覚しました。これらの事件の報道は法務当局の秘密主義を象徴していました。刑務官部会の坂本敏夫さんに報告していただきました(13ページ)。
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- 96年11月16日、70人もの弁護士・市民が参加し、日弁連人権擁護委主催の「刑事被拘禁者処遇に関する国賠事件シンポジウム」が開催されました。被拘禁者の処遇に関して日弁連がシンポを開催するのは画期的。各弁護団の報告を事務局からお伝えします(14ページ)。
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- 96年11月23〜24日、大阪で国際人権法学会が開催されました。1日目には、近年重大な人権問題となっている「外国人犯罪とその処遇」をテーマにセッションが行われました。熊本大学の北村泰三さんに報告していただきました(15ページ)。
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