■モノレール延伸等の問題
1、延伸問題
@熊谷俊人市長は平成21年6月、「財政が好転するまで、長期的に延伸は凍結する」と表明した。
A前鶴岡市長の時は助言委員会の答申を採用せず延伸計画を進めてきた。
「別の判断がある」とし、助言委員会の答申を採用せずに鶴岡市長は延伸計画を進めてきた。しかし「別の判断」の根拠等具体的な説明がなされてこなかった。
モノレールの公共性に鑑み、相応に公的負担して延伸を行うべきであるという考えもあるが、千葉市の債務が1兆円を超える財政逼迫の中、教育、医療、福祉・介護等へのしわ寄せが問題となっている状況下で、且つ公共交通であるバス交通の活用という代替手段があるにも関わらず、延伸計画を進めるのは如何なものであろうか?
B延伸計画費用の概要
延伸に伴う費用は約176億円。内、インフラ外建設費が会社負担、それ以外は公的資金によるものと思われる。
延伸建設費(単位:億円) |
インフラ部建設費 |
92 |
インフラ外建設費 |
41 |
県庁前駅改築費 |
14 |
用地・補償費、関連街路事業 |
29 |
計 |
176 |
出典:千葉都市モノレールの概要 千葉市都市局都市部都市交通課 平成18年6月4日
C需要予測の問題 社会現象で最も予測精度が高いとされる厚生労働省の日本の将来人口予測すら度々修正されるように、交通量予測は難しいものである。延伸による利用者数は約8800人/日増加するとされている。パーソントリップ調査、アンケート調査等により交通量予測をコンサルタントが行ったがその詳細は公開されていないので妥当性の判断はできない。しかし平成14年度に検討委員会が同じコンサルタントに発注して行った調査では、アンケート調査のサンプル数が極めて少なく社会統計分析上、その確度には疑問があった。
千葉大学南側ルート(平成20年開業想定時
単位:人/日) |
千葉大学付属病院 |
約3、200人 |
青葉病院・看護学校 |
約1、200人 |
県立図書館、文化会館、千葉市郷土館、千葉大学医学部等 |
約1、400人 |
その他沿線居住者等 |
約3、000人 |
合計 |
約8、800人 |
出典:千葉都市モノレールの概要 千葉市都市局都市部都市交通課 平成18年6月4日
D費用対効果(B/C)分析について
市は、延伸により開業40年間の費用便益比を路線全体で1.54、延伸区間で3.57であると分析評価しており、延伸実施の根拠の一つとしている。この計算の詳細が公開されていないので妥当な数字であるかどうかは判断できない。公共事業の評価の物差しとして費用対効果(B/C)の手法が使われるが、需要予測、コスト見積、効果の評価項目等の如何により数字は異なってくる。しかも評価期間が40年間と超長期なのである。
2、更新、維持管理費用問題
@市は、約90億円のインフラ外設備を引き取ったことで、インフラ部に加えて更に更新費用、維持管理費用を毎年負担しなければならなくなった。
平成15年度から平成43年度迄25年間の設備更新及び塗装・修理費用見積のうち104億円(4.2億円/年)が市の負担と見込まれている。
A延伸計画部分も上乗せ
上記費用の中に、延伸部分の費用が含まれているか不分明であるが、もし含まれていないとするなら、その費用も追加負担となる。
設備更新及び塗装・修理費用計画(単位:億円 )
負担区分 |
費目 |
H19-H25(7年間) |
年平均 |
H26-H43(18年間) |
年平均 |
計25年間 |
年平均 |
市の負担 |
設備更新費 |
5.1 |
|
41.3 |
|
46.4 |
|
エレベータ |
8.0 |
|
|
|
8.0 |
|
塗装・修理(年間2億円) |
14.0 |
|
36.0 |
|
50.0 |
|
計 |
27.1 |
3.9 |
77.3 |
4.3 |
104.4
|
4.2 |
会社負担 |
新型車両 |
76.0 |
|
|
|
76.0 |
|
修理費(年間最低6億円) |
42.0 |
|
108.0
|
|
150.0
|
|
パスモ |
10.0 |
|
|
|
10.0 |
|
償還金 |
10.5 |
|
48.5 |
|
59.0 |
|
計 |
138.5
|
19.8 |
156.5
|
8.7 |
295.0
|
11.8 |
出典:千葉市都市局都市部都市交通課
3、 都市計画法に基づく開発行為等の許可の基準に関する条例の制定問題
コンパクトシティを目指して市街化調整区域の開発抑制に立っていたが、市はモノレール利用者を増やす為に、駅から1kmの範囲に於ける宅地開発を認めるべく「開発行為等の許可基準に関する条例」を制定した。本来、都市のあるべき姿から考えるべきであり、これは本末転倒の政策であるといわざるを得ない。
4、情報公開の必要性と説明責任
助言委員会の提言は「学者さんの意見、別の判断もある」として、延伸することが政策判断として市民の付託に応えることになると鶴岡市長はいうが、その根拠は説明されてこなかった。
延伸にかかる費用だけでなく設備更新費、修繕費も多額の支出になる。検討委員会資料では詳細の費目費用が公開された。同様に市はこの費用計画の詳細を市民にも情報公開すべきである。平成14年の検討委員会、平成15年の助言委員会では市民も委員会を傍聴でき、委員とほぼ同等の資料も受け取れた。しかし平成18年4月以降市の単独事業に移行してからは、情報公開は少なくなり、市民が情報を入手することは困難である。
今までに事業に投入された約2600億円の費用の内訳、特に税金がどれだけ投入されたのか、、また平成17年、18年度の抜本的支援の258億円も含めて多額の公的資金投入の実態を市民にわかりやすく説明し、理解を得る必要がある。(参考:「市民参加について事例検討」)
参照ホームページ
千葉市都市局都市部都市モノレールのページ:
http://www.city.chiba.jp/toshi/toshi/kotsu/Monorail_portal.html
千葉都市モノレール(株):
http://www.chiba-monorail.co.jp/
千葉都市モノレール検討委員会資料:http://www.city.chiba.jp/toshi/toshi/kotsu/kentochosacommittee.html
千葉都市モノレール評価・助言委員会資料: http://www.city.chiba.jp/toshi/toshi/kotsu/hyokajogen.html
■モノレール経営問題の概要
1、建設の推移
@年表
・昭和46年度、新交通システム導入のための調査に着手。昭和53年11月に特許申請(1号線千葉みなと−星久喜、2号線千城台−千葉駅 17.5km)
・昭和54年3月 千葉都市モノレール株式会社(第三セクター)を設立する。昭和55年4月、千葉県と千葉市が千葉都市モノレール建設事業に関する基本協定を締結。
・昭和56年10月に事業認可・施行認可(分割申請:千城台−千葉駅、千葉みなと−県庁)がおり、同時にスポーツセンター〜千城台駅間(8.1km)の事業に着手。
・昭和63年3月スポーツセンター〜千城台駅間開業、平成3年6月スポーツセンター〜仮設千葉駅間開業、平成7年8月千葉みなと〜千葉駅間開業、平成11年3月千葉〜県庁前駅間開業。
・平成14年7月、千葉都市モノレール検討調査委員会設置。このままでは累積赤字が膨張する。公的資金の投入を示唆。延伸についても再検討すべきとの提言書が提出された。
・平成15年8月 千葉都市モノレール評価・助言委員会設置。延伸を中止し、県庁路線を撤去。バス交通を活用すべきとの提言書が提出された。これに対し平成16年3月、鶴岡市長は「あれは学者さんのご意見」として、別の判断もあり得ることを示唆した。
・平成17年11月、 千葉都市モノレール褐o営再建案を発表。会社に対し公的資金の支援がなされる。
・平成18年3月公表の千葉市第2次5カ年計画にて「南側ルート」延伸が盛り込まれた。
・平成18年3月、千葉都市モノレール梶A千葉県、千葉市の和解が成立し、4月から千葉都市モノレール事業が千葉市単独事業となった。
・平成20年10月、鶴岡市長は2016年度開業予定の延伸路線工事を2、3年後を目処に始めると発表した。
平成21年6月、 千葉市の第3セクター「千葉都市モノレール」の延伸問題で、熊谷俊人市長は20日、「財政が好転するまで、長期的に延伸は凍結する」と表明した。
A路線計画の推移
昭和46年度に新交通システム導入の為の調査に着手し、昭和51年度にモノレールネットワークのマスタープランがつくられた。昭和53年度特許申請(1号線千葉みなと−星久喜、2号線千城台−千葉駅 17.5km)。しかし用地確保の為の千葉大学との協議が不調となり、県庁前から星久喜間の計画が棚上げになる。
平成3年には千葉大学医学部ルートを断念し、県庁前からの延伸は千葉寺ルートに変更され、平成12年度には特許取得、都市計画を変更(区間延伸19.0km:内延伸部3.6km)した。
この間、県庁前からの延伸ルートの建設事業見通しがないまま、先行して平成4年に千葉駅〜葭川公園駅間の事業が着手(1.0km)された。
千葉寺ルートは平成13年3月 に事業認可・工事施行認可を取得した。
鶴岡千葉市長は延伸を中止する考えはないとし、延伸ルートが再検討され3案のルートのうち、「南側ルート」案が平成18年公表された。
B需要予測の推移
昭和56年にモノレール事業特許取得時の利用者予測は昭和61年で一日8.6万人、平成2年で14.5万人であった。平成13年度実績値は一日約4.5万人であり、この乖離は余りにも大きい。
平成10年の特許申請時に改めて需要予測を行っているが、モノレールが延伸されれば平成20年には県庁前までで6.3万人、青葉病院までは8万人の利用者を見込んでいた。
2、経営状況の推移
平成14年度検討委員会での時点で、千葉都市モノレール株式会社の経営状況について、平成13 年度決算を見ると営業損益で13
億円の赤字が出ている。減価償却費21 億円を賄えていない。バランスシートを見ると、欠損金が173 億円ある。これは73億円の債務超過になっているということである。また長期借入金が283
億円、短期借入金が23 億円ある。借入金の償還等、年19 億円支払っている。従って資金繰りも県・市からのつなぎ資金、ちなみに平成13
年度では10 億円支出されているが、このつなぎ資金でなんとか倒産を免れているという状態である。これは総括して言えば、この会社が破産状態にあるということであった。
3、H17、18年度支援の概要
1)平成17、18年度の抜本的経営再建前に、千葉都市モノレール鰍ヨの税金の投入状況は、利子補給金、インフラ塗装費補助等、返ってこないお金としてH13年度までの間に約79億円の税金が投入された。また出資金52億円、長期貸付金191億円、運転資金79億円、合計約322億円が税金から使われており不良債権化していた。
2)平成17、18年度において、県市の出資金52億円の放棄、貸付金206億円の債権放棄、千葉都市モノレール(株)の電路設備等の固定資産90億円を
市に無償譲渡等による支援により296億円の繰越損失を清算した。
且つ政策投資銀行からの借入金58億円を市が肩代わりし会社に無利子融資を実行することで借入金利子の負担を解消した。
(資料1) 建設の推移
1、年表
昭和46年度 新交通システム導入のための調査に着手
昭和51年度 モノレールマスタープランの作成千葉都市圏交通計画調査委員会(昭和50年度設置)
昭和51年9月 策定された「千葉県総合5ケ年計画」で「特に千葉地区において新交通システムの導入を積極的に推進する」と明記
昭和52年度 国の予算編成にあたって、事業化されるよう要望し、採択
昭和52年5月 千葉都市モノレール対策協議会が設置され、ルートやバス路線との関係などについて調査され、9月にルートが答申された(1号線は都川ルート。その後建設が困難と判断し、近接する街路上に変更)
昭和53年11月 特許申請(1号線千葉みなと−星久喜、2号線千城台−千葉駅 17.5km)
千葉大学との協議不調により県庁前〜星久喜間(2.2km)が棚上げ。
昭和54年3月 千葉都市モノレール株式会社(第三セクター)を設立
昭和55年4月 千葉県と千葉市が千葉都市モノレール建設事業に関する基本協定締結
昭和56年10月 事業認可・施行認可(分割申請:千城台−千葉駅、千葉みなと−県庁)
〃 スポーツセンター〜千城台駅間の事業着手(8.1km)
昭和56年以降 県・市・千葉大学による三者協議会を開催
昭和61年9月 スポーツセンター〜千葉駅間の事業着手(4.0km)
昭和63年3月 開業(スポーツセンター〜千城台駅間)
平成元年11月 千葉みなと〜千葉駅間の事業着手(1.6km)
平成3年 千葉大学医学部を通るルート断念
平成3年 千葉都市モノレール路線計画検討委員会が設置され、平成7年現延伸ルートが提案
〜平成7年
平成3年6月 開業(スポーツセンター〜仮設千葉駅間)
平成4年1月 千葉〜葭川公園駅間の事業着手(1.0km)
平成5年3月 都市計画を変更(県庁前駅位置変更15.4km)
平成6年2月 葭川公園〜県庁前駅間の事業着手(0.7km)
平成7年8月 開業(千葉みなと〜千葉駅間)
平成9年9月 千葉県財政改革指針策定
平成11年3月 開業(千葉〜県庁前駅間)
平成11年12月 千葉県財政健全プログラム策定
平成12年1月 運輸審議会答申書
平成12年2月 特許取得、都市計画を変更(区間延伸19.0km:内延伸部3.6km)
平成13年3月 事業認可・工事施行認可取得
平成13年3月 千葉県知事選挙で堂本知事が初当選
平成13年10月 千葉県行政改革推進委員会の設置
平成14年3月 千葉県行財政システム改革指針策定
平成14年7月 千葉都市モノレール検討調査委員会第1回〜11月第6回開催。提言書提出(このままでは累積赤字が膨張。公的資金の投入を示唆。延伸についても再検討すべき)
平成14年11月 鶴岡市長:延伸を中止する考えはないと表明
平成14年12月 千葉県、千葉市が「確認書」締結(平成15年度は延伸区間に関する調査を実施する等)
平成15年8月 千葉都市モノレール評価・助言委員会第1回〜平成16年3月第4回開催。提言書提出(延伸中止し、県庁路線を撤去。バス交通の活用)
平成16年3月 鶴岡市長:「あれは学者さんのご意見」として、別の判断もあり得ることを示唆。
平成17年3月 千葉県知事選挙で現職堂本知事が再選
平成17年3月 千葉都市モノレール調査報告書(延伸計画調査編)パシフィックコンサルタント(株)
平成17年6月 千葉市長選挙で現職鶴岡市長が再選
平成17年10月 都市モノレールの経営支援策としての「都市計画法に基づく開発行為等の許可の基準に関する条例制定」についてパブリックコメント実施
平成17年11月 千葉都市モノレール褐o営再建案を発表
平成18年3月 千葉市第2次5カ年計画にて「南側ルート」延伸が盛り込まれる
平成18年3月 千葉都市モノレール梶A千葉県、千葉市の和解が成立
平成18年4月 千葉都市モノレール事業が千葉市単独事業となる
平成18年5月 市政だより:延伸計画の説明
平成18年10月 「都市計画法に基づく開発行為等の許可の基準に関する条例」施行
平成19年1月 千葉都市モノレール延伸部分の開業予定を2014年度から16年度に延期
平成19年11月 千葉市総合交通ビジョン策定
平成20年10月 鶴岡市長:2016年度開業予定の延伸路線工事を2、3年後を目処に始めると発表
平成21年6月 延伸問題で、熊谷俊人市長は20日、「財政が好転するまで、長期的に延伸は凍結する」と表明した。
出典:千葉都市モノレール検討委員会資料等
2、千葉都市モノレール路線計画の推移
|
|
モノレールネットワークのマスタープラン
(昭和51 年度)
|
ルート及び駅位置(昭和52
年9月答申) |
|
|
平成12年2月都市計画変更路線 |
平成18年5月1日市民だより発表 |
出典:千葉都市モノレール検討委員会資料及び千葉市市民だより
3、千葉都市モノレール利用者予測
1)昭和56年特許取得時の需要予測
予測に用いた千葉市夜間人口フレーム(単位:千人)
千葉市長期計画(昭和48年策定)
|
年次 |
昭和
50年
|
昭和
55年
|
昭和
60年
|
平成
2年
|
平成
7年
|
平成
12年
|
平成
17年
|
平成
22年 |
人口 |
予測値 |
|
740 |
960 |
1,050 |
1,109 |
1,172 |
1,213 |
1,250 |
|
年次 |
昭和
50年
|
昭和
55年
|
昭和
60年
|
平成
2年
|
平成
7年
|
平成
12年
|
平成
17年
|
平成
21年 |
人口 |
実績値 |
659 |
745 |
789 |
824 |
857 |
887 |
924 |
950 |
昭和56年特許取得時の需要予測 (単位:人/日)
年次 |
昭和61年 |
昭和62年 |
平成2年 |
平成22年 |
予測値 |
86,540 |
140,437 |
144,907 |
174,653 |
実績値 |
約45,000(平成13年度) |
2)平成10年特許申請時の需要予測
(単位:人/日)
予測年 |
区間 |
予測値 |
実績値 |
平成9年 |
千葉駅まで |
45,137 |
45,110 |
平成11年 |
千葉駅まで |
45,812 |
|
県庁前まで |
51,620 |
45,503 |
平成20年 |
県庁前まで |
63,251 |
|
中央博物館・市民病院 |
80,326 |
|
年度 |
S63 |
H1 |
H2 |
H3 |
H4 |
H5 |
H6 |
H7 |
H8 |
H9 |
H10 |
H11 |
H12 |
H13 |
H14 |
H15 |
H16 |
H17 |
H18 |
H19 |
利用者数(年間・万人) |
426 |
495 |
555 |
1,042 |
1,245 |
1,328 |
1,327 |
1,545 |
1,669 |
1,647 |
1,606 |
1,665 |
1,643 |
1,618 |
1,606 |
1,595 |
1,558 |
1,580 |
1,624 |
1,664 |
1日当たり利用者数 |
11,500 |
13,600 |
15,200 |
28,500 |
34,000 |
36,400 |
36,400 |
42,200 |
45,700 |
45,100 |
44,001 |
45,502 |
45,020 |
44,317 |
43,997 |
43,699 |
42,685 |
43,288 |
44,493 |
45,589 |
減価償却前損益(億円) |
-9.7 |
-9.9 |
-10 |
0.8 |
5.4 |
6.3 |
3.9 |
8 |
10.1 |
9.3 |
12.5 |
13.3 |
13.9 |
11.5 |
9.73 |
11.19 |
9.47 |
8.7 |
9.42 |
12.13 |
減価償却後経常損益(億円) |
-19.6 |
-19.9 |
-19.5 |
-12.4 |
-8.5 |
-7.5 |
-9.9 |
-14.8 |
-8.4 |
-11.3 |
-9.4 |
-9.8 |
-8.5 |
-9.8 |
-10 |
-7.6 |
-5.87 |
-6.26 |
2.43 |
5.57 |
減価償却額(億円) |
9.9 |
10 |
9.5 |
13.2 |
13.9 |
13.8 |
13.8 |
22.8 |
18.5 |
20.6 |
21.9 |
23.1 |
22.4 |
21.3 |
19.73 |
18.85 |
15.44 |
14.14 |
6.99 |
6.64 |
減価償却額累計(億円) |
9.9 |
19.9 |
29.4 |
42.6 |
56.5 |
70.3 |
84.1 |
106.9 |
125.4 |
146 |
167.9 |
191 |
213.4 |
234.7 |
254.43 |
273.28 |
288.72 |
302.86 |
309.85 |
316.49 |
繰越損失(億円) |
23 |
43 |
63 |
75 |
83 |
91 |
100 |
115 |
124 |
135 |
145 |
155 |
163 |
173 |
183 |
193 |
199 |
296 |
0 |
0 |
|
平成12年度まで実績 |
平成13年度 実績 |
平成14年度予算(見込み) |
計 |
貸付金 |
26,030 |
1,000 |
1,186 |
28,216 |
内訳 |
1.インフラ外建設資金 |
17,820 |
0 |
0 |
17,820 |
2.仮千葉駅建設資金 |
1,300 |
0 |
0 |
1,300 |
3.運営資金 |
6,910 |
1,000 |
1,186 |
9,096 |
4.出資金 |
5,200 |
0 |
0 |
5,200 |
5.利子補給金 |
5,303 |
427 |
367 |
6,097 |
6.転貸債無利子化による相当額 |
1,038 |
314 |
296 |
1,648 |
7.インフラ塗装費補助 |
600 |
200 |
0 |
800 |
合計 |
38,171 |
1,941 |
1,849 |
41,961 |
1).インフラ外建設資金貸付 都市高速鉄道事業債(転貸債)起債による貸付
起債条件:償還期限30年以内(3年掘置7年償還×3回)
2).仮千葉駅建設資金貸付 現千葉駅開業まで設置した仮千葉駅インフラ外建設資金貸付
3).運営資金貸付 モノレール事業の運営にあたり不足する会社運営資金の無利子貸付
4).出資金 資本金100億円のうち52億円を、県市各26億円を負担
5).利子補給金 インフラ外建設資金償還に係る金利相当額の補助
@昭和61年度から平成2年度 金利の5%を超える分
A平成3.年度から平成9年度 金利の3%を超える分
B平成10年度から 日本政策投資銀行からの借入金金利の全額
6).転貸債無利子化 平成10年度から転貸債起債による貸付金を無利子化(県市が金利を肩代わり)
7).インフラ塗装費補助 道路管理者1/3、会杜2/3負担のところ、会杜負担分を県市が補助
出典:千葉都市モノレール検討委員会資料
2、平成17、18年度の抜本的会社再建計画(単位:億円)
出典:千葉市都市局都市部都市交通課資料
(ボーンセンター会員 家永尚志)
|