2010年
2010年1月
27
アメリカの反戦運動の活動家の歴史家、ハワード・ジン(Howard
Zinn, August 24, 1922 〜 January 27, 2010)さんが、米カリフォルニア州サンタモニカで水泳中、心臓発作で逝去。87歳
。ハワード・ジンさんについては、ハワード・ジンさんをクリック。
? ベ平連の発足の時から参加し活動していた川村正則さんが1月中に急逝されたとのこと。まだ60歳代のはず。1965年5月22日の第2回デモのときの「共同宣言」にもお名前が入ってい
る。
2010年2月
7 元「大泉市民の集い」の中心活動家の一人
、清水知久さん〈元日本女子大学教授、アメリカ歴史学)が逝去。77歳。おそらく、この秋ごろに清水さんを偲ぶ集まりが準備されることになりそう。(左の写真)
2010年3月
13 憲法学者の星野安三郎さん(東京学芸大名誉教授、立正大名誉教授・憲法学)が 逝去。88歳。星野さんは,ベ平連の発足から加わり、1966年夏の「ベトナムに平和を!日米市民会議」でも、日本代表の一人として参加しとほか、さまざまなベ平連活動に熱心 で、護憲運動、自衛隊の存在否定、市民的権利の主張などが中心で活動された。
13 元藤沢市長、元衆議院議員の葉山峻さんが、肺炎で死去。76歳。葉山さんは、1974年7月に、小田実、桑原武夫、宇井純、中嶋正昭さんらの呼びかけ人となった「アジア人会議」が開催されたとき、これに協力し、藤沢での集会では、参加者を招待してレセプションを催された。
25 元毎日新聞記者で、1966年には週刊の『東京オブザーバー』紙を発行(3年間で廃刊)した国際ジャーナリストの大森実さんが、米カリフォルニア州ミッションビエホの病院で死去 。88歳。大森さんが1965年1月4日から38回にわたって連載したルポ、毎日新聞の『泥と炎のインドシナ』は、ベトナム戦争の実態をリアルに伝えたものとして大きな反響を巻き起こした。
25 鶴見俊輔さんへの3時間を越えるロングインタビューで記録されたDVD『鶴見俊輔 みずからを語る』が完成
。2008年9月から12月に かけて、語り続ける鶴見俊輔の日々の記録が収録されている。
その一部は、ETV特集「鶴見俊輔戦後日本人民の記憶」として2009年4月にNHKで放送され話題となった。内容:■8月15日から ■原爆を知るとき ■鶴見俊輔とアメリカ ■戦争体験は語れるか ■みずからの内にある永遠 ■二重被爆 ■「思想の科学」創刊 ■偶然から広がる学問 ■もうろく帳 ■人民の記憶 ■不良少年の学風 ■放蕩的人生 ■ハンセン病と向き合う ■ジャワ島で下った命令 ■敵に敬意を持つ ■姉 鶴見和子 ■日米交換船 ■ベ平連と小田実 ■脱走兵援助 ■150年以上前の日本に未来をみる
。 出演:鶴見俊輔、、聞き手:黒川創、演出:長澤智美、撮影:後藤修、プロデュース: 坂元良江、協力:旧ベ平連・編集グループSURE・思想科学研究会・清水澄子・吉川勇一
、企画協力:NHK・NHKエンタープライズ、制作・著作:テレビマンユニオン
2010年4月
9 ばば
こういちさんが、腎不全で死去。77歳。1965年8月、ベ平連は赤坂プリンスホテルで「8・15記念徹夜討論集会(ティーチ・イン)」を開催し、この全討論が『東京12チャンネル』から中継放映されることになったが、中継は途中で中止された。その放映を担当していた『東京12チャンネル』のディレクターが、ばばこういちさんで、ばばさんは、当局に強く抗議し、放映続行を要求したのですが、取り上げられず、結局、この問題で局を退職させられることになった。この件については、「ばばこういちさん死去」をクリック。
「ばばこういちを送る会」は6月4日夜、上記の徹夜討論集会があったグランドプリンスホテル赤坂 別館で開催され、数百名の知人が参加した。
2010年5月
26「原爆の図 丸木美術館」(埼玉県東松山市)の館長である美術評論家、針生一郎さんが、急性心不全で逝去。84歳。針生さんは、ベ平連の活動にはその発足から参加し、さまざまな分野で、積極的な活動をされました。お通夜は31日午後6時、葬儀は6月1日午前10時30分から川崎市の春秋苑で。 いずれも、知人ら数百人の方が参加。
2010年6月
26 「小田実全集」が全82巻で以後順次に刊行。講談社発行、「復刊ドットコム」刊行。
2010年9月
2 ベ平連の発足の呼びかけ人の一人だった文芸評論家、武井昭夫さんが尿管がんで逝去。83歳。
2010年10月
19 ベ平連のごく初期のことから 運動に参加されていた坪井隆良さんが逝去。64歳。坪井さんについてはここをクリック。
23 横須賀ピースフェスティバル25年誌『ピースフェスの作り方』が刊行(第25回横須賀ピースフェスティバル実行委員会の発行)。その中の「13 ベトナム反戦と兵士運動」の項では、1970年の「YOKOSUKA
DAVID」の創刊、71年の反戦兵士支援組織「PCS」組織、74年のミッドウェイ乗員60人の「乗艦拒否闘争」の活動も載せられてある。
1986年10月19日のスタート以来、25年もの間続いてきていた横須賀の「平
31 「清水知久氏を偲んで 写真集『市民がベトナム戦争と闘った』出版記念会の集会が東京・練馬勤労福祉会館大ホールで、200人ほどの参加で盛会に開催。この日、大泉市民の集いの写真記録制作委員会が編集したB5版80ページの写真集『市民がベトナム戦争と闘った』(同委員会発行、(有)梨の木舎発売、1,300円+税)が発売され、全参加者に配られた。