470. 『毎日新聞』5月5日号、『MSN毎日インタラクティブ』などの小田さんの記事について2007/05/06掲載)

 5月5日の『MSN毎日インタラクティブ』「今日の話題」に「小田実さん:胃がんで入院へ 自らの病名や手紙を公表』という記事が掲載されました( http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070505k0000m040121000c.html )。まだ確かめていませんが、『毎日新聞』本紙にも、この記事は出たのだと思います。その内容には、不正確なところがあるので、ここで指摘しておきます。
 この記事には、「……
小田さんは今月に入り、自ら発起人となった「市民の意見30の会」や旧ベ平連関連のホームページ上で自らの病名や手紙を公表。 ……」とあります。これですと、ホームページに掲載したのが、小田さん自身のように受け取れますがそうではありません。掲載することにしたのは、各ホームページの管理者 の判断によるものです。
 小田さんの手紙は、親しい人びと約200人ほどに送られたようです。それには「公表してもさしつかえない」ということも付けられておりましたが、本ホームページでは、病気の報道はしましたが、手紙の全文はすぐには公表しませんでした。ところが、5月2日の『東京新聞』に、本ホームページの「ベ平連についての最近文献」欄で報じましたように、瀬戸内寂聴さんの文が載り、それに小田さんの病気のことが書かれていました。おそらくこれが、マスコミの上で小田さんの病気が報じられた最初だと思います。その瀬戸内さんの文を読まれた人たちから、多くの問い合わせが、本サイトや、市民の意見30の会・東京のサイトあてに寄せられました。それで、本ホームページの管理者の判断で、この小田さんの手紙を公表することにし、全文を掲載したのです。小田さん自身が公開したのでも、公開を依頼されたのでもありませんので、その点を明らかにしておきたいと思います。『毎日新聞』にも、この趣旨の注意を送信しておきました。 (文責=吉川勇一)

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