この件は、朝日新聞4月12日朝刊にも詳しく取り上げられています。以下はその概略です
2001.4.12(朝日新聞朝刊・7段抜き地図つきの大きな記事)
【見出し】ハワイ島のリゾート工事・日航に一部中止命令──先住民の遺跡破壊
【概略】JALは、沿岸は海洋生物保護区にも指定されているハワイ先住民の聖地に、高級ゴルフリゾート施設を開発中。造成地から大規模な土砂流出が起きてサンゴ礁などに被害が及んだり、ブルドーザーが溶岩洞の中の埋葬遺跡と遺骨を破損するなどのトラブルが続いたため、現地の裁判所が工事の一部中止命令を出している。
今年3月、先住民が計画の撤回を求めて来日し、「JALは先住民文化を理解していない。裁判所の命令を守るには工事の全面中止しかない」と訴えた。JAL側は謝罪したが、中止命令が出た部分以外の工事は続行するとし、「今秋からゴルフ場の営業を始めたい」(JAL広報部)としている。
毎日新聞にも取り上げられました。
http://www.mainichi.co.jp/life/family/syuppan/sunday/01/0408/hunter2.html
裁判の状況を伝えるホノルルアドバタイザー紙
JALのパートナー、ライルアンダーソンは、ホクリア開発の他に、隣接する660エーカーのケオプカ開発もおこなっていますが、これも裁判中です。
今回は、その土地利用に関して、「農地地目の土地にリゾート開発は認められない」という裁判所の決定が下りました。この決定は当然ホクリア開発にも当てはまるわけですから、原告側(ハワイ人側)には大変有利な状況になりました。詳しくは現地の新聞記事(あるいは日本語訳)をご覧下さい。
週刊金曜日 http://www1.jca.ax.apc.org/kinyobi/ 第359号(2001年4月13日)にもきくちゆみさんのレポートが載りました。
「JALのゴルフリゾートはハワイ先住民の墓の上!」きくちゆみ
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最終更新 2001/05/11