「在留特別許可取得一斉行動」(速報)No.27



ミンスイさんの仮放免更新認められる

 2月15日に東京地裁で訴えを棄却され再度の収容が心配されていたビルマ国籍のマウンミンスイさん家族の仮放免更新が3月11日に認められました。東京地裁の不当判決についてはすでに東京高裁に控訴をしていますが、地裁判決によって退去強制がいつでもできる状態になっています。3月11日には支援者20名のほかに児玉浩一弁護士、土井香苗弁護士が付き添い、更新の手続きを終了しました。これによって、ミンスイさん家族は4月25日までの仮放免が認められました。更新に先立って、東京入国管理局の執行部門の鈴木和人主席入国警備官との話し合いを行いました。話し合いには、児玉、土井両弁護士と吉成勝男代表が出席しました。入国管理局側は、当面収容の意思はないことを告げましたが、明確な回答を避けていました。ミンスイさんの控訴審の期日はまだ決められていませんが、ビルマ軍政の状況は相変わらず改善されておらず、また子どもの最善の利益のためにも、日本での在留をかち取りたいと決意も新たにしています。一層のご支援をお願い致します。

 

第3次グループに続々と裁決、4家族17名に在留特別許可認められる

 ミンスイさん家族の仮放免更新と同じ日にイラン国籍のジャラリさん家族5人について法務大臣の裁決が出されました。結果は全員に「定住」の在留資格が認められました。門前に集まっていた20名近くの支援者は肩を抱き合って喜び合いました。子どもたちも学校の先生に連絡をしたりと、体いっぱいで喜びを表していました。3月11日にはペルー国籍のファラファンさん家族4人に在留特別許可が認められ、3月29日にはイラン国籍のビジャンさん家族・5人に、また同じ日にビルマ国籍のアウンリンさん家族3人に在留特別許可がそれぞれ認められ「定住」の在留資格を得ました。日本人と婚姻をしていたアウンリンさんの次女にもこの日に裁決が出され、在留特別許可が認められ「日本人の配偶者等」の在留資格を得ました。

 2000年7月12日に、7家族、1個人26名(後にフィリピンのアルべルトさんの祖母が出頭して27名)が出頭した第三次一斉出頭者に対して2月中旬から順次裁決が出されています。コロンビア国籍の母子だけは不許可となりましたが、これまでに4家族・17名に在留特別許可が認められたことになります。残る2家族、1個人・7名の在特取得のために全力をあげます。

→→→ 4月24日(水)午後1時15分 バンビ・ナシルさん家族判決公判 ←←←

 

2002年3月30日

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