「在留特別許可取得一斉行動」 (速報) No.5



 10月12日、遠藤千代子板橋区区議会議員の案内で、民主党、社民党、数名の国会議員とAPFSのスタッフ、出頭当事者のシャーロックさんが会い、懇談 の場をもつことができました。その懇談の結果、10月18日、13時より在特一斉行動弁護団による申し入れ書と、110団体より集められた団体署名を法務省 に手渡し、東京入国管理局に出頭している超過滞在外国人21名が1日も早く、在留特別許可を取得できるよう陳情を行うこととなりました。 陳情後、以下 の通りで、「21名の未登録外国人に在留特別許可を求める集い」を開催し、合わせて出頭者全員参加による記者会見を行います。

 ●当日のスケジュール
    □「法務省への陳情」
      13時に法務省正門にお集まりください。(当事者21名全員が参加します)
    □「21名の未登録外国人に在留特別許可を求める集い」
      14時から衆議院 第二議員会館 第三会議室にて開催いたします。
    当日は、出頭者21名の記者会見を予定しております。

 当速報にて、何度もお伝えしておりますように、今回の出頭に関しましては、入国管理局側の動きが、こちらの想像を超えるスピードで進んでおります。10月12日には全員の仮放免申請が終わりました。このまま、早期解決、全員不許可を急いでいるのではないかと懸念しており、私たちも緊張を強めています。  周知のように今回の出頭者の中には2歳から16歳までの子どもたち8人が含まれています。全員、幼い頃に両親に連れられ入国していたり、日本で生まれているため、日本の文化、生活習慣を身につけ、日本の子どもと何ら変わらず成長しています。本国の言葉や生活習慣を学ぶ機会のないまま成長してしまったこの子どもたちは、日本で教育を受けつづけ、日本社会の一員として暮らしていくことを強く望んでいます。しかし、その一方で、自分たちが合法的な在留資格を持っていない存在であること、いつ強制退去処分になるかもわからないこと、そして、もし強制退去になってしまったらこれまで身につけてきたすべてが根本から崩れ去ることも、充分に理解しております。その不安な気持ちの中で毎日を送っているのです。

 この子どもたちのためにも、なんとしてでも在留特別許可を認めてもらいたく、今回の陳情を行う次第です。もしご都合がつきましたら、皆様には、ぜひとも、法務省への陳情及び、引き続いて行います「21名の未登録外国人に在留特別許可を求める集い」にご出 席いただき、21名の声に耳を傾けていただけますよう心よりお願い申し上げます。



1999年10月


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ASIAN PEOPLE'S FRIENDSHIP SOCIETY (APFS)