こんな弾圧、 許せるか!京都府警・京都地裁の不当なサミット弾圧を糾弾する

 6月10日に洛南ユニオンの組合員が不当逮捕され、洛南ユニオンの組合事務所、自立労連の組合事務所にがさ入れが入りました。

 今後、逮捕者の奪還、不当逮捕、不当捜索に対する抗議行動を取り組んでいきますのでご協力お願いします。

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│    こ ん な 弾 圧 、 許 せ る か !    
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│  京都府警・京都地裁の不当なサミット弾圧を糾弾する  
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   ■ 京都府警による組合事務所の不当捜索に抗議する ■
 
 6月10日(火)朝9時前、自立労働組合連合や洛南ユニオン、洛南労組連、アジア共同行動などが入っている組合事務所に、京都府警警備三課(いわゆる公安)19名が、洛南ユニオンの組合員Aさんの「詐欺被疑事件」(捜査令状)で家宅捜索を行った。しかし、後に述べるように、それはサミット反対闘争つぶしのために、無理やり理由をこじつけて闘う労働組合を捜索するという、極めて不当なものである。

     ■ ビックリするようなこじつけの容疑内容 ■
 
 京都府警(責任者・堀)は、A組合員が2004年に「失業保険を不正受給」したことを、家宅捜索の被疑事実としている(そもそもA組合員は事実を否認している)。今から4年前も前のことであり、もし仮に事実だとしても、ハローワークが対応すべきことではないのか?なぜ京都府警がやるのか?という私たちの追及に対し、責任者・堀は「第三課で独自にやらせてもらった」と、政治的な狙
い撃ち捜査であることを自ら明らかにした。また、百歩譲ったとして、個人の被疑事件でなぜ組合事務所を捜索するのか、という追及に対しては、「アジア共同行動の連絡先は自立労連だろう」と言うだけで、いっさい納得できる理由を」示さなかった。 

    ■ 京都府警による恐るべきネツ造のストーリー ■
 
 京都府警は、組合事務所を家宅捜索する根拠を、「A組合員がアジア共同行動にカンパするために不正受給を行った」との憶測に基づき〝A組合員とアジア共同行動の関係を見つけ出すため〟という、勝手にデッチ上げたストーリーの証拠を作り出すための無茶苦茶な不当捜索を行った。

 3時間近くも、組合事務所を占拠し、捏造したストーリの裏づけ探しをしたが、そもそも有りもしない、「アジア共同行動に金を流した」証拠など見つかるはずもなく、A組合員の名前のある洛南ユニオンの執行委立候補名簿や組合費納入リストなどを持ち帰った。これが「詐欺罪」の証拠だと言うつもりなのだろうか?

 まさに前代未聞の不当不法捜索である。

 こんなことを許していたら、どんな理由ででも、労働組合や平和団体に国家権力が介入し、その活動をシラミつぶしにして破壊することが許される世の中になってしまう。こんなメチャクチャが許されるはずがない。私たちは、断固としてこの不当捜索に抗議する。

 ■ マスコミの反サミット運動弾圧キャンペーンを許さない ■
 
 こんな不法・不当の逮捕・拘束と捜査を行った京都府警を、断じて許さない。同時に、不当捜査令状を出した向健志・京都地裁裁判長は、法治国家にあるまじき行いを撤回するよう、私たちは強く要請する。

 また新聞各紙は、事実調査もせず、悪意に満ちた府警情報をたれ流した。これ自体マスコミを利用した大きな人権侵害である。本人は、そもそも容疑事実を否認している。

 今、全国各地で、サミット運動に反対する活動家や平和団体、市民団体などに対し、微罪による逮捕・拘束・不当捜索などが相次いでいる。警察・検察・裁判所やマスコミなどによる、反サミット運動弾圧を糾弾する。京都地裁・京都府警・京都新聞に、断固として抗議していこう。弾圧に抗し、〝戦争と貧困・格差〟を引き起こしている張本人G8に対する反サミット闘争の勝利を闘いとっていこ
う。

2008.6.11
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