貧困・不安定雇用・排除の現場から G8サミットに反対する連続行動へ!
【ワーキンググループ参加の呼びかけ】
貧困・労働WGは、「G8サミットを問う連絡会」の枠組みの中で、後述の東京行動と全国行動(札幌)を主催します。貧困・不安定雇用・社会的排除と闘う様々な団体・個人に、このWGへの参加を広く呼びかけます。
貧困と不安定雇用と社会的排除を押し付けるG8に反対!
7/7-9の日程で北海道・洞爺湖にてG8サミットの開催が予定されています。このサミットは、何ら法的根拠を持たない「先進8カ国首脳」の勝手な談合であるにもかかわらず、WTO(世界貿易機構)やFTA(自由貿易協定)等を用いて世界経済を牛耳り、弱肉強食の自由競争を前提とした新自由主義を各国に押し付けてきました。
途上国に対しては、債務やODAを背景に貿易の自由化、公共部門の民営化、労働・雇用の柔軟化、規制緩和、警察国家化を強要してきました。先進国においても、雇用は一層不安定化し、格差と貧困が深刻化し、福祉施策は切り捨てられ、社会的弱者は排除され、基本的人権が脅かされています。働いても生活保護以下の収入しか得られず日本社会の底辺で苦しむ私たち・仲間たちも、特に小泉政権以降に加速した新自由主義政策の犠牲者です。一部の特権的な者たちのために、「先進8カ国」の利害を調整しながらこの新自由主義政策を推進してきたのが、G8サミットです。
このヤクザの談合に等しいG8サミットに反対するため、世界中の様々な社会運動体が日本にやってきます。彼・彼女らと連帯し、ともにG8に反対の声を上げましょう。
私たちの利益と未来を取り返そう!
社会底辺の連帯でサミット(頂上)を撃て!
私たちの取り組みは、G8サミットの開催を実力で阻止するというよりも、このG8サミットと新自由主義政策の非人間性を告発し、広範な連帯運動を作る契機としたいと考えています。G8サミットのような非民主的システムではなく、「持たざる者」自身の声が反映される民主的プロセスを要求し、新自由主義的政策を転換させる必要があります。そのために、サミットやWTOに反対する大衆的な運動が当然のように沸き上がる社会へと成長することを、今回のG8サミット反対行動を通じた当面の目標としたいと考えます。
■取り組みの素案(いずれも具体的内容は今後の会議で決めます)
・「貧困と不安定雇用と社会的排除に抗議する反G8東京行動(仮称)」
日時:2008年6月28日(土)〜29日(日)
場所:東京、内容:集会とデモ
・「貧困と不安定雇用と社会的排除に抗議する反G8全国行動(仮称)」
日時:2008年7月4日(金)〜6日(日)
場所:札幌、内容:集会とデモ
・様々な運動現場からG8を問う取り組み
日時:2008年5月〜6月
■第1回貧困・労働WG会議
日時:2008年5月13日(火) 午後6時半
場所:ピープルズ・プラン研究所
東京都文京区関口1-44-3信生堂ビル2F
http://www.peoples-plan.org/jp/modules/tinyd1/index.php?id=5
※なお、会議への参加の意志をあらかじめ末尾の連絡先までご連絡頂けると幸いです。
<呼びかけ団体・呼びかけ人>(2008.5.10現在)
「持たざる者」の国際連帯行動実行委員会、APFS労働組合、釜ヶ崎パトロールの会、荒木剛(日雇全協山谷争議団)、井形和正(一橋大学大学院)、生田あい(未来政策研究機構)、稲葉奈々子(茨城大)、木下茅(NO! G8 Action)、白川真澄(ピープルズ・プラン研究所)、攝津正(フリーター全般労組)、津村洋、高幣真公(レイバーネット日本)、なすび(山谷労働者福祉会館)、西山直洋(連帯労組関西地区生コン支部)、noiz(フリーター全般労組)、平井玄(編集・執筆フリーター)、柳田真(都労連交流会)、れいな・るせんこ
<連絡先>
「G8サミットを問う連絡会」貧困・労働WG
電話:090−1429—9485(荒木)
e-mail:nasubi@jca.apc.org(なすび)
ブログ:http://www.jca.apc.org/alt-g8/blog/11